VNI鈴凛 過去ログ 06/02/01-3/31

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2006/03/29 老いて死せず、是を賊となす
2006/03/25 鍛えつらぬく雛鳥が♪
2006/03/07 人を見て法を説け
2006/02/27 買い出動ってマジですか?
2006/02/16 BREAKING NEWS:サダム・フセインのテープ入手=米ABC
2006/02/13 わざとではなくってよ
2006/02/11 愛と追憶の日々
2006/02/05 ♪偶然もチャンスに換える生き方が好きよ

ニュースクリップ

(03/27 02:20更新)
★イラク治安部隊、バクバ近郊で斬首された死体30体を発見。バグダッドでは、警察が少なくとも10体の死体を発見、うちいくつかは手錠をかけられ射殺されていた、と発表【BBC・国際標準時16:37(日本時間01:37)
(03/17 01:10更新)
★米軍、イラクで最大規模の空爆。50機の航空機、200台の軍用車両と1500人の米軍・イラク軍を動員、サマラで。【ロイター=バグダッド発・米国東部時間10:58(日本時間00:58)
(03/15 01:00更新)
★パレスチナ武装組織、ヨルダン川西岸のジェニンでアメリカ人教師を誘拐。イスラエル軍の刑務所攻撃に反発か【ロイター=ジェニン発・米国東部時間10:55(日本時間00:55)
(03/14 04:00更新)
★ブッシュ大統領、「イラクの爆弾のいくつかはイランで製造」とイランを非難【ロイター=ワシントン発・米国東部時間13:54(日本時間03:54)
(03/12 01:15更新)
★旧ユーゴ元大統領のミロシェビッチ被告死去。虐殺と戦犯を裁く国際戦犯法廷は閉廷へ。「独房で死亡しているのを発見した」=国連戦犯法廷【ロイター=ハーグ発・米国東部時間09:40(日本時間23:40)
(03/04 02:05更新)
★米大手自動車部品メーカーのダナ社、連邦破産法11条による破産手続を申請。シティグループやバンカメ、JPモルガンの各金融機関から総額14億5000万ドルの破産手続下の事業継続と再構築資金得たと発表。本体と40社の米国内子会社が破産の範囲で、ヨーロッパやアジアなどの子会社は正常に機能しており対象外と発表。先月ウォール・ストリート・ジャーナル紙などが破綻の可能性伝えた。アメリカの自動車部品メーカの破綻、過去2年に相次ぐ【ロイター=シカゴ発・米国東部時間11:57(日本時間01:57)
(02/28 01:50更新)
★イラク軍、ザルカウィ容疑者の副官を逮捕=イラク国営テレビ【ロイター=バグダッド発・米国東部時間10:02(日本時間00:02)
(02/26 18:00更新)
★コメディ俳優のドン・ノッツさん死去、81歳。1960年代のテレビドラマ「アンディ・グリフィス・ショー」で人気、エミー賞で助演男優賞も受賞【ロイター=ロスアンゼルス発・米国東部時間20:43(日本時間10:43)
(02/25 02:20更新)
★「テロ事件、原油と天然ガスの供給に影響ない」=サウジアラビア石油相。サウジアラビアの石油施設への爆弾テロ攻撃で、テロリストはサウジ国有石油会社「アラムコ」社の自動車を使用か=アル・アラビアTV報道【ロイター=リヤド発・米国東部時間12:09(日本時間02:09)
★サウジアラビアの爆弾テロ未遂事件受け、ニューヨーク市場で原油急騰、株式はエネルギーコスト上昇とインフレ懸念嫌気して下げる。「1バレル62ドルの原油価格は株価への影響出始める水準」=市場関係者【ロイター=ニューヨーク発・米国東部時間11:03(日本時間01:03)
(02/25 00:15更新)
★サウジアラビア治安当局、3台の自動車による石油施設への攻撃を銃撃で阻止。石油施設のゲートで警備員が発砲、自動車が爆発。「攻撃は第一段階の非常線で阻止され、精製所に近づくことはなかった」=治安当局筋【ロイター=ロンドン発・米国東部時間10:05(日本時間00:05)
★ニューヨーク市場、株式指数先物急落のあとも影響少なく始まる。ダウは1.44ポイント上昇、S&P500株価は0.12ポイント上昇【ロイター=ニューヨーク発・米国東部時間09:43(日本時間23:43)
(02/24 23:10更新)
★サウジアラビアの石油精製施設で爆発と銃撃。「2台の自動車爆弾によるテロ計画を阻止した」=政府当局がアル・アラビアTVで。【BBC・国際標準時13:48(日本時間22:48)
(02/18 05:00更新)
★ラムズフェルド国防長官「アメリカはメディア戦に遅れをとっている」=アルカイダなどがディジタルメディア駆使していることにアメリカが対応できていないと憂慮を表明。「『eBay』の世界で、『Five and dime』の店を開いているようなものだ」と、アメリカを旧来の小売店になぞらえる。ニューズウィーク誌が後に撤回したグアンタナモ基地でのコーランの扱いについての報道が、ウェブサイトに投稿され、撤回まで繰り返し衛星テレビ局で取り上げられた事態も例に出す【ロイター=ワシントン発・米国東部時間14:39(日本時間04:39)
(02/15 04:00更新)
★狩猟でチェイニー副大統領に誤って撃たれたチェイニー副大統領の友人が、心臓発作を起こし集中治療室に搬送。短くとも7日間の観察必要=入院先の病院の報道官。不整脈に対し心臓カテーテル術を実行。「患者の強い心臓に私たちは非常に楽観的で、順調に回復する見込み」=同病院救急治療室チーフ医師【ロイター=ヒューストン発・米国東部時間13:51(日本時間03:51)
(02/14 21:45更新)
★サダム・フセインを裁くイラク特別法廷、2月28日まで審理延期【ロイター=バグダッド発・米国東部時間07:37(日本時間21:37)
(02/06 18:40更新)
★紅海のフェリー沈没事故で、遺族数百人が船会社のオフィスに乱入し暴徒化=AP通信伝える【BBC・国際標準時08:14(日本時間17:14)
(02/03 00:50更新)
★米証券取引委員会(SEC)、米大手保険会社ゼネラル・リー社の前役員3人とアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)社の前役員1人を告訴。共謀、不正行為、虚偽の陳述など13の訴因で。【ロイター=ワシントン発・米国東部時間10:23(日本時間00:23)
(02/01 04:55更新)
★米FRB(連邦準備制度理事会)は金利政策決めるFOMC(連邦公開市場委員会)を開き、0.25%の利上げを全会一致で決定。14回連続の利上げ。利上げ後のFF金利4.5%は2001年4月以来の水準。より高い借入コストが依然必要と。今回のFOMCでグリーンスパン議長は退任、バーナンキ新議長へ。【ロイター=ワシントン発・米国東部時間14:43(日本時間04:43)
★米上院、次期FRB(連邦準備制度理事会)議長にバーナンキ氏を承認=退任するグリーンスパン議長の後任に【ロイター=ワシントン発・米国東部時間14:36(日本時間04:36)
(02/01 01:30更新)
★米上院、最高裁判事にアリト氏を承認。賛成58対42、党派くっきり分かれる【ロイター=ワシントン発・米国東部時間11:12(日本時間01:12)
(02/01 00:10更新)
★イスラエル、ヨルダン川西岸地区で「イスラム聖戦機構」2人を殺害。「イスラム聖戦」は殺害された1人がヨルダン川西岸地区司令官だと発表。イスラエル側にも死傷者か=パレスチナ人目撃者。イスラエル、対パレスチナ強硬策強める。2月1日予定の関税引き渡し5500万ドルの支払いを留保【ロイター=ジェニン発・米国東部時間09:58(日本時間23:58)



2006/03/29 老いて死せず、是を賊となす

 第二音楽室に幽霊が出る……(こっちの幽霊は出る場所決まってるし、何よりも悪さしないからいいような気がするちょっと前のギャルゲーあたりの挨拶)

 個人的な「ベストセラー嫌い」は毎度のことですが、昨今あまりにも酷いような……。
 『国家の品格』なんてこけおどしのタイトルと酔っ払いの戯言みたいな煽り文句の本がミリオンセラーだっていうんですから、また100万人も騙されちゃったのか、そんなに騙されやすい人が多けりゃ、道理で振り込め詐欺が繁盛するわけだ、とまで思ってしまいます。
 白痴の本が売れるのは、末期的症状でしょうね。
(注記:通常であれば、購入可能な書籍にはリンクを貼りますが、書籍と呼ぶに値しないゴミをお勧めする気にはとうていなれないので、今回は問題の本についてはリンクを貼らないことにしました)

 儒学は、学問によって人間は常に前進しうるものである、として、先天的な素質や出自よりも本人の向上への努力を重視します。「舜も人なり、我もまた人なり」 (『孟子』)はその典型です。
 ですが、限界も認めていて、『論語』には

 子曰く、ただ上知と下愚はうつらず。

(宮崎市定訳) 子曰く、天才はどんな壁をも突き破ってその天才を発揮し、馬鹿にはつける薬がない。
(『論語』「陽貨第十七」)

とあります。
 100万人を超える「下愚」が生じてしまった現代ニッポン、教育がどうのこうのと論じて処置を施したところでもはや手遅れで、一度行き着くところまで行って焼け野原、三族までも皆殺しにしたうえで、生き残ったわずかな人々に将来を託すほうが、まだ希望が持てるのかもしれません。

 ところで、宮崎市定訳『論語』(岩波現代文庫)で、なんだかつい昨日書かれたんじゃないかとさえ思える一節がありました。

 子曰く、群居すること終日、言、義に及ばず、好んで小慧を行う。難いかな。

(宮崎訳) 子曰く、寄り集って一日中、がやがやと暇をつぶし、言うことに一言も取り柄がなく、やることと言えばつまらぬ人気取りばかり。こんな政府ならばない方がましだ。
(『論語』「衛霊公第十五」)

 まったく同感で、付け加えるべきこともありません。

 そうそう、今回の挨拶のために、今は賛否以前に読まれてもいないんじゃないかとさえ思える『マルクス・エンゲルス 共産党宣言』(大内兵衛・向坂逸郎訳)を読み直してみましたが、結論や方向性の是非は別として、現実の観察について現代を予言しているような一節に気づきました。

 ブルジョア階級は、世界市場の搾取を通して、あらゆる国々の生活と消費とを世界主義的なものに作りあげた。反動家にとってはなはだお気の毒であるが、かれらは、産業の足もとから、民族的な土台を切りくずした。遠い昔からの民族的な産業は破壊されてしまい、またなおも毎日破壊されている。これを押しのけるものはあたらしい産業であり、それを採用するかどうかはすべての文明国民の死活問題となる。しかもそれはもはや国内の原料ではなく、もっとも遠く離れた地帯から出る原料にも加工する産業であり、そしてまたその産業の製品は、国内自身において消費されるばかりでなく、同時にあらゆる大陸においても消費されるのである。国内の生産物で満足していた昔の欲望の代りに、あたらしい欲望があらわれる。このあたらしい欲望を満足させるためには、もっとも遠く離れた国や気候の生産物が必要となる。昔は地方的、民族的に自足し、まとまっていたのに対して、それに代ってあらゆる方面との交易、民族相互のあらゆる面にわたる依存関係があらわれる。物質的生産におけると同じことが、精神的な生産にも起る。個々の国々の精神的な生産物は共有財産となる。民族的一面性や偏狭は、ますます不可能となり、多数の民族的および地方的文学から、一つの世界文学が形成される。

 ブルジョアだとか搾取だとかの独特の用語を除けて抜き出すと、「食糧自給率!」とか「固有の文化を守れ」とか言ってる人と、中身変わらないように思えます。
 最後の「世界文学」云々は、現代のハリウッド映画をイメージすればよさそうです。
 是非は別として、と前置きしましたが、何しろウチはアメリカABCニュースをチェックし、「CSIマイアミ」を見て、4月からの海外ドラマ「FBI 失踪者を追え」も楽しみにしつつ、ミネラルウォーターの「コントレックス」を飲んでいます。「コントレックス」なんかはまさに「もっとも遠く離れた国や気候の生産物」です。……この描写に対しては、どうやっても否定できません(笑)。
 アメリカが嫌いで、日本の武士道精神を守るべきだ、と言っている自称保守主義の人には、マルクスをコピペしてるのとどう違うのか聞きたくなりますが、まあそこまでの知能を期待するほうが無理というものでしょうね。
 極右は極左に通じる、「陰極まって陽に転ず」だと言ってしまえばそれまで、なのでしょうか。

 なお、「老いて死せず、是を賊となす」は、『論語』「憲問第十四」の強烈な台詞ですが、これは無礼な相手に対して言った言葉で、しかも孔子先生、言葉だけでは済まずに杖で叩いた、とまであります(笑)。
 もっとも、吉川幸次郎博士は、『論語〈下〉』で、

ただし、杖で足を叩いたというのは、強くぶんなぐったのではなく、おい、その足を引っこめないか、と軽くたしなめたのだと、朱子の新注はいい、徂徠もそれを強調する。

と注記しています。
 再起不能になるまでコテンパンに殴ったりはしないのは、やっぱり中庸を重んじるからでしょうか(おい)


 ここまでの流れを無視して、久々の私信(笑)。

>春歌ちゃん(3月28日(1) )
>ちなみに生天目さんは03年に『真月譚 月姫』に抜擢されたのがブレイクのきっかけですわね

 あれ? 「まぶらほ」が先じゃなかったっけ?
 ……資料検索中、少々お待ちください……

 ええっと、「月刊声優グランプリ」(2003年10月号)にインタビュー記事が出ていますが、その記事のリードによると、
 10月スタートのテレビアニメ「まぶらほ」のヒロイン宮間夕菜役を演じるのは、アニメレギュラーが今回で初めてという生天目仁美さん。同じく10月放送の「真月譚 月姫」にも吸血鬼アルクェイド役で出演が決定している彼女の登場は、まさに“彗星の如く”である。いきなり2作品のメインキャラクターを射止めた生天目さんって、一体どんな人なの?その姿に直撃!

だそうです。結論、まったく同時期でした。
 「まぶらほ」には、ついに終わってしまった「どらごんデンタルクリニック」で相方となった猪口有佳さんも出てましたね。
 この当時、現在のそれぞれ別方向にぶっ飛んだ個性を存分に発揮することになるとは、誰が予想していたでしょうか。
 ……いきなり話違いますが、こないだウチの本棚が見事に壊れたんですけど、「声優グランプリ」のバックナンバーやら、アスクルやカウネットのカタログやら(棚に並べると高さ一緒なので(笑))『新薬創製への招待』もあれば『ニュースタンダード 脳神経外科学』もあり、最近届いたところでは『マジキュー vol.25』『新しい会社法の知識』、あ、忘れないうちに今週発売の「週刊東洋経済」買わなきゃ、なんてやって片っ端から積んでれば壊れるのも道理ですね(苦笑)。
 「hm3 SPECIAL Vol.1」が同じ棚にあって、表紙の「豪華20ページ大特集 Prits」には、ちょっと物悲しい気分が……(苦笑)。
 気を取り直して、せっかく見つけた2003年10月号「月刊声優グランプリ」の水樹奈々さんのコラムから、時代をしのばせる一文を引用して締めます。

(夏のツアー前半戦を振り返って)
 そして翌日、福岡に旅立ったんですが、やけに声の調子がいい! 2日連続ライブはツライかな?って心配していたのに、逆にものすごく調子がよくて、「これは昨夜の運動と、小麦粉をいっぱい食べたからかな?」なんて(笑)。あ、大阪で、阪神の星野監督が飲んでる“勝ちたいんや”ドリンクを見つけて、飲んだおかげもあるかも!?

 ありましたねえ、そんなの(笑)。
 ……NHK BSでやってるミニ番組「そう言えば あの時このうた」のA&G版になっても困るので、ここから話広げるのはやめときます(笑)。

2006/03/25 鍛えつらぬく雛鳥が♪

 見た目こんなにキレイ系なのにさあ、喋るとなんで(笑)……黙ってれば、って声優さんなのにさ(笑)(1月配信のラジオで、小島めぐみさんに対する小暮英麻さんあたりの挨拶)

 なんかWBCがどうとかってひとしきり言われてたみたいですけど、そっちは圏外です。
 しばらく何の略語だか分かんなかったですよ。ABCとかBBCとかで系列局でもできたのかと(おい)。
 ……と思っていたら、今週の米ABCテレビ「This Week」でその話題が。

ジョージ・ステファノポロス:「ワールド・ベースボール・クラシック」で、アメリカはメキシコに負けました。
ジョージ・ウィル:メキシコにも、韓国にも、カナダにも負けました。強豪とは当たってもいません。プエルトリコ、ドミニカ共和国、キューバ、ベネズエラなどです。うまく組み合わせをして、決勝ラウンドに進むようにしたのに、そうはいきませんでした。スポーツもグローバル化したってことでしょう。ギリシャの2004年のオリンピックを思い出してください。バスケットボールでは金メダルも銀メダルも逃がし、銅メダルに終わりました。プエルトリコ、アルゼンチン、そして、リトアニアに負けたんですよ!(笑)
一同:(笑)
サム・ドナルドソン:イラクと戦わなくてよかったですね(笑)

 同時通訳ではさらりと流していますが、原文を聞くと「リトアニアにも」の部分はものすごく強い調子で「オチ」に使っています。
 スポーツの強弱は分からないんですが、リトアニアって弱いイメージなんですか? ……まあ、米ソ超大国の時代には、「バルト三国」でしたから、小国のイメージは分からないではないですけれど。

ジョージ・ステファノポロス:キューバが勝った場合の政治への影響は?
ジョージ・ウィル:サンディエゴで恐れられていたのは、表彰式にカストロがやって来ることです。天皇が独裁者に勝てるように、みんなで日本を応援することになるでしょうね

 ……おいおい(笑)。
 「This Week」名物のラウンドテーブルのコーナーで、今回はABCテレビのコメンテーターだけだったせいもあるんでしょうけど、ずいぶん肩の凝らない雰囲気でした。

2006/03/07 人を見て法を説け

 定款自治の拡大(とりあえずこう言っとけば「新しい会社法に詳しい」と誤解してもらえそうな挨拶)

 ……石投げないでください(笑)。

 先日、『模範六法〈2006〉』という新しい武器が届いたんですが……

 クリッスンベリー判事は表情の乏しい厳格な男だったが、その無表情のせいで、興奮しやすい性格であることが一見したところではわからなかった。その何年も前、私が弁護士をしていたころ、私は彼の裁判所内事務所で彼からほんの数フィート離れたところに立っていたことがあった。クリッスンベリーは、彼が陪審を非難したことに抗議した私の仲間の弁護士に、大きな本を投げつけたものだ。デスクの上にもう一冊本があったら、彼は私にも投げつけたことだろうと思う。
(ジム・ギャリソン『JFK―ケネディ暗殺犯を追え』)

 そういう「武器」に使うわけではありません(笑)。

 まあ、商法の大改正どころか、商法会社編まるごと削り取って「会社法」(平成17年法律第86号)と新しい法律を作った上に、最低資本金制度(旧商法では平成2年改正で導入)廃止、有限会社法廃止(現行の有限会社は株式会社に一本化、ただし既存の有限会社は特例で存続可能)、と思い切ったことやっている割には、「施行は公布から1年6ヶ月以内」となっていて、まだ施行期日が決まっていない、という状態ですが……法務省では「5月頃を予定」って説明していますが、もうあんまり時間ないですよ(苦笑)。
 同じくさまざまな問題が指摘されて久しいものに、民法親族編があります。非嫡出子の相続における差別や、夫婦別姓などが時代に合わなくなっています。が、いまだに頭の老化した人たち(実年齢とは関係ないですね)から、「民法出デテ家滅ブ」といわんばかりの抵抗にあってまったく進展していません。
 この2つを比べてみると、家庭だなんだといっても、所詮世の中はゼニ優先、という結論ですかね。

 あ、そうそう、「1円からでも会社が作れる、これも構造改革です!」とか言ってる政府広報テレビCMがあるらしいですが、正確にはJAROモノじゃないかと思います(苦笑)。
 というのは、確かに最低資本金制度は廃止されたので「1円」はできるんですが(資本金制度は残っているので「0円」はできません)、「公証人への手数料」「登録免許税」などなどの諸経費で、最低24万円はかかる(『一問一答 新・会社法』による)からです。
 ……だいたい、いまの「構造改革!」とかの掛け声そのものが、JARO言うところの「ウソや大げさ、誤解をまねく」表現じゃないか、って疑えばキリがないですけどね(笑)。

 ついでで思い出したんですけれど、「Chapter 11 連邦破産法 翻訳」とかで検索来られても困ります(苦笑)。
 あれは、そんな簡単に訳せるシロモノではありません。というか、日本語→日本語だって、法律となると面倒ですよ。口語体になってれば分かりやすい、とは限りません。
 例を挙げると……。

証券取引法 第二十一条の二
 第二十五条第一項各号に掲げる書類(以下この条において「書類」という。)のうちに、重要な事項について虚偽の記載があり、又は記載すべき重要な事項若しくは誤解を生じさせないために必要な重要な事実の記載が欠けているときは、当該書類の提出者は、当該書類が同項の規定により公衆の縦覧に供されている間に当該書類(同項第八号に掲げる書類を除く。)の提出者又は当該書類(同号に掲げる書類に限る。)の提出者を親会社等(第二十四条の七第一項に規定する親会社等をいう。)とする者が発行者である有価証券を募集又は売出しによらないで取得した者に対し、第十九条第一項の規定の例により算出した額を超えない限度において、記載が虚偽であり、又は欠けていること(以下この条において「虚偽記載等」という。)により生じた損害を賠償する責めに任ずる。ただし、当該有価証券を取得した者がその取得の際虚偽記載等を知つていたときは、この限りでない。
2 前項本文の場合において、当該書類の虚偽記載等の事実の公表がされたときは、当該虚偽記載等の事実の公表がされた日(以下この項において「公表日」という。)前一年以内に当該有価証券を取得し、当該公表日において引き続き当該有価証券を所有する者は、当該公表日前一月間の当該有価証券の市場価額(市場価額がないときは、処分推定価額。以下この項において同じ。)の平均額から当該公表日後一月間の当該有価証券の市場価額の平均額を控除した額を、当該書類の虚偽記載等により生じた損害の額とすることができる。
3 前項の「虚偽記載等の事実の公表」とは、当該書類の提出者又は当該提出者の業務若しくは財産に関し法令に基づく権限を有する者により、当該書類の虚偽記載等に係る記載すべき重要な事項又は誤解を生じさせないために必要な重要な事実について、第二十五条第一項の規定による公衆の縦覧その他の手段により、多数の者の知り得る状態に置く措置がとられたことをいう。

   ↓

<ライブドア>損害賠償請求、証取法の規定で株主に明暗 【毎日新聞 / Yahoo 】
 ライブドア株で損失を受けた株主からの損害賠償請求の動きが強まる中、証取法規定をめぐり、株主によって訴訟の起こしやすさで明暗が分かれる可能性が出ている。粉飾決算の「事実の公表日」に株を持っていた株主は賠償請求できるが、ライブドアはまだ粉飾決算を認めておらず、会社として「事実の公表」をしていないため。
(毎日新聞) - 2月28日19時38分更新

 これ、日本語から日本語ですけど、即座につながります?(苦笑)

 話を戻すと、さらに「Chapter11」は、日本語訳の慣習では「連邦破産法第11条」と言っていますが、正確には「Chapter」ですから、普通の読み物にもあるように「第11章」となります。
 いえ、ここで言いたいのは、「条」と「章」の違いとか、アメリカ法の条項の仕組みと日本の法の条項の仕組みが違うとか、そういうことではなくって、「章」だから1行や2行じゃない、ってことです(笑)。ぶっちゃけていうと、量が多いのですよ(笑)。
 日本語で書かれた日本語の証券取引法を日本語で説明するのだって、ご覧のとおりタイヘンな手間になるのに、あまりムチャ言わないでください(笑)。

2006/02/27 買い出動ってマジですか?

 訴えてやる!(なんだか松来未祐さんがゲストで叫んだらしいアニメあたりの挨拶)

 ……チェックしてない作品から持ってくるのは問題ですね(苦笑)。
 訴えると一口に言っても、仮処分もやるのか、いきなり訴状で通告するのかそれとも事前に内容証明で催告しておくのか、簡裁にするか地裁にするか、訴状でどこまで求めるのか、主張に対する立証の見込みがあるのか……検討しとかなければならないことはたくさんあります。
 州?連邦?どっち? ……あ、違うとこのが混ざった(笑)。

<ライブドア>香港の投資ファンドが株を6.89%大量保有【毎日新聞 / Yahoo】
 香港に拠点のある投資ファンド「ガンダーラ・マスターファンド」が、ライブドアの発行済み株式総数の6.89%に当たる7227万株(24日現在)を保有していることが27日、同ファンドが関東財務局に提出した大量保有報告書で分かった。
 同ファンドは東京地検の強制捜査翌日の1月17日から2月24日まで断続的にライブドア株を買い進めた。保有目的は「純投資」としており、取得資金は自己資金で125億円。
 ライブドア株は、米投資ファンド「シオン・ファンズ・エルエルシー」のグループも5.52%を保有していることが分かっており、事件後の大量取得が判明したのは2例目。【上田宏明】
(毎日新聞) - 2月27日19時17分更新

 またすごいのが来ちゃいましたね。
 「シオン」の次に「香港」というのが、「文明の衝突」というか、「さすが世界に名だたる商人魂」と思いますが、上場廃止が間近いとされるなかで、チキンレースに参戦してくる根性には思わず感心させられます。
 ドライに割り切れば、安く買って高く売るのがマネーゲームの鉄則で、そこに人情など入り込む余地はありません。
 この点、マネーゲームを肯定するんだか否定するんだか曖昧な態度のままで、その割には「勝ち組」「負け組」と些細な差を競いたがる日本人は、みんなまとめて「負け組」です。
 よくトラック競技(?)にたとえて、「日本は周回遅れ」という表現がありますが、そんな生易しいものだとは思えません。予選参加資格を得るために、必死でルールブック見ながら競技に参加しているような、それぐらい遅れをとっているように見えます。
 なぜそんなに遅れているのか。それは、ルールブックをいまだに読み終えていない、覚えきれていないから、ではないでしょうか。
 私はスポーツには疎いんですけれど、ルールを覚えないままで、辞書と首っ引きよろしく競技中にルールブック見る選手って存在するでしょうか? 草野球はどうか知りませんが、世界のステージに立つとなれば、例外の部分はともかく、ルールの基本は覚えてくるのが普通だと思います。「バッターボックスから見て右が一塁で、打ったらそっちに走るんだっけ?」といちいち確認するようでは、とても試合にならないでしょう。
 ところが、市場経済・自由経済を標榜して、戦後この方やってきた割には、このルールの部分が抜け落ちています。
 一つは、これはよくフランス料理のテーブルマナーなんかで言うんですが、「困ったときには隣のテーブルの様子を見て真似すればいい」というのがあります。確かに楽しむのが目的の食事で、マナーブック丸暗記して疲労困憊する必要性はありませんが、それはやはり「楽しみ」の世界のお話。同じフランス料理の機会でも、国賓と同席するとなれば、そう気楽にはできないでしょう。
 それを、「とにかく隣に合わせておけばカドは立たない」で、ルールを勉強する必要さえ感じずに「見よう見まね」だけで突っ走ってきたのが、現代の日本の姿ではないでしょうか。
 ルールはどうなっているのか、このルールはずっと同じままでいいのか、そういうことを考えもせずに、「寄らば大樹の陰」でやってきたツケが、ここに来て噴出しているように見えます。
 マネーゲームを子どもに教えることに対する反発は、理解できなくはありません。しかし、昨今「ライブドアショックの揺り戻し」で言われるような、マネーゲームを悪とする価値観で語るのには疑問を感じます。そうではなくて、マネーゲームというものは無情なもので、こちらの思い込みや思い入れで動くものではないんだ、一定のルールの中で勝敗を決する世界なんだ、という感覚を身に付けるためなら、とくに否定してかかる必要はないでしょう。
 「根性があればできるんだ!」式の無理を通す体育会系のすりこみに比べれば、「いくら根性があっても、歯を食いしばったとしても、市場では負けるときは負けるんです」というほうが、将来には有益でしょう。
 マネーゲームを子どもの頃から教えることの問題は、そんな瑣末な話ではなくて、有限の時間の中で、もっと他に学ぶことがあるだろう、小手先の技術に時間をとられてよいのか、という視点で考えるべきです。マネーゲームは「ダメ、ゼッタイ」ではなくて、あくまで優先順位の問題として論議されれば良さそうなものです。
 しかし、付和雷同と大政翼賛のこの国では、わずか数ヶ月前までの絶賛を忘れて、感情的バッシングに終始してしまっているのは、中長期「投資」であるべき教育と、相も変らぬ集団主義の護送船団方式を続ける経済界の、それぞれお寒い現状を端的に物語っています。
 ……政界ですか? あんなIQの低い猿芝居は論外です(苦笑)。

2006/02/16 BREAKING NEWS:サダム・フセインのテープ入手=米ABC


EXCLUSIVE: The Secret Tapes -- Inside Saddam's Palace 【米ABCテレビ】
ABC News Obtains 12 Hours of Recordings of Saddam Hussein Meeting With Top Aides

By BRIAN ROSS and RHONDA SCHWARTZ
Feb. 15, 2006 - ABC News has obtained 12 hours of tape recordings of Saddam Hussein meeting with top aides during the 1990s, tapes apparently recorded in Baghdad's version of the Oval Office.
ABC News obtained the tapes from Bill Tierney, a former member of a United Nations inspection team who translated them for the FBI. "Because of my experience being in the inspections and being in the military, I knew the significance of these tapes when I heard them," says Tierney. U.S. officials have confirmed the tapes are authentic, and that they are among hundreds of hours of tapes Saddam recorded in his palace office.

EXCLUSIVE: Saddam Transcript -- 'Terrorism Is Coming'【米ABCテレビ】
Ruler Said Anti-U.S. Terror Attacks Inevitable, But That Iraq Would Not Be Behind Them

Feb. 15, 2006 - The following is a translation of portions of an undated conversation between Saddam Hussein and Tariq Aziz, his deputy prime minister, that occurred some time in the years before the dictator was removed from power.
TARIQ AZIZ: There is nothing left except the Americans casting doubt that Iraq may produce biological weapons and use them for terrorism…
The serial number of every missile is known, because our suppliers were the Russians, the Soviets. Our missiles are the Russian missiles that we bought. The Russian invoices are clear, sometimes there are discrepancies, but they are checked and they were checked and it was over. This many, 100 missiles. This is the evidence and they cannot …
SADDAM HUSSEIN: The situation is a pity. Had I known that the war would end, we would have found them on Israel's head.
AZIZ: With respect to the issue of biological weapons which lingers. If the French and Russians help us, we could find a solution. I don't think it's farfetched that we could find a solution. All this talk that Iraq can produce it and use it for terrorism is nonsense. One can say that any country can use it.
HUSSEIN: Terrorism is coming. I told the Americans a long time before August 2 and told the British as well, I think Hamed was there keeping the meeting minutes with one of them, that in the future there will be terrorism with weapons of mass destruction. What prevents this technology from developing and people from smuggling it? All of this, before the stories of smuggling, before that, in 1989. I told them, "In the future, what would prevent that we see a booby-trapped car causing a nuclear explosion in Washington or a germ or a chemical one?"
UNIDENTIFIED MAN: Sir, the germ, any biologists can make a bottle at home.
SADDAM: This is coming, this story is coming but not from Iraq.
AZIZ: Sir, the biological is very easy to make. It's so simple that any biologist can make a germ bottle and drop it into a septic tank and kill 100,000. This is not done by a state, no need to accuse a state, an individual can do it. Even an American in a house, close to the White House, I mean, they don't have a logical argument.

 内容を見る限り、特別重大発言と見るべきものはなさそうですが、むしろアメリカがこの膨大なテープの存在を公表せずにきたことのほうが重要でしょう。  この発言の中でもっとも象徴的な一言は、まさにABCがリードで書いている「This is coming, this story is coming but not from Iraq.」 でしょう。
 全部ではないでしょうし、翻訳の問題もありえますが、アジズ副首相(当時)の発言は、何を言いたいのか趣旨がはっきりしていない印象を受けます。「生物兵器はすごいんですよ」と強調しているのは分かりますが、彼がそれで何を言いたかったのか、後に続く「だから……」の部分が見えません。
 この部分だけを読むと、サダム・フセインの発言に追従して、おべっか的に、「そうです、化学兵器というのは……」と、結論を言うことなく、単に「化学兵器についての薀蓄」を語っただけでは、とも推測できます。

 なお、サダム・フセインの肉声を含むこのニュースは、調査にあたったブライアン・ロスさんのコメントや発言内容の英訳つきで、米ABCのサイトABCNEWS.COMで(「In secret tapes recorded in the 1990s, Saddam predicts a terror strike.」)見ることができます。

 ……
 ふだんなら、毎日放送されているNHK BS1の「ABC World NEWS Tonight」や「NIGHTLINE」で放送されて、否応なしに日本のメディアも注目していたのでしょうが、現在NHK BSはオリンピックでワールドニュースをほとんど飛ばしてしまっていて、ABCの放送もありません。
 日本国内でとっくに報道されているのでは?と思いながらの「臨時ニュース」は、精神衛生上あまりよくないです(苦笑)。

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2006/02/13 わざとではなくってよ

 私は「友軍砲火」という言葉が嫌いだ。一度銃口を離れた弾丸、一度飛行機から飛び出したロケットは誰の「友」でもない。遺憾ながら同士討ちは、戦争の歴史始まって以来ずっと存在している。(1991年の湾岸戦争を指揮した司令官 『シュワーツコフ回想録』あたりの挨拶)

 この湾岸戦争のとき、先代のブッシュのもとで国防長官だったチェイニー・現副大統領が、友人を「誤爆」。

チェイニー米副大統領、狩猟中に誤って仲間を撃つ【ロイター / goo】
2006年 2月13日 (月) 12:09
 [ワシントン 12日 ロイター] チェイニー米副大統領が週末、テキサス州でウズラ狩りに出かけた際、誤って狩猟仲間を散弾銃で撃ってしまっていたことが分かった。副大統領室が12日、明らかにした。
 撃たれたのはオースチンの弁護士ハリー・ホイッティングトン氏。病院のスポークスマンによると、11日夜に病院に運び込まれた。容体は安定しているという。
 この出来事は、最初、地元紙で報道された。副大統領室が発表したのは発生から1日たった後になってからだった。
 現場を目撃した人物によると、チェイニー副大統領は、ホイッティングトン氏が狩猟グループに再参加したことを知らなかった。ホイッティングトン氏も、ハンターの作法とされる、再参加の知らせをしていなかったという。

 米民主党や銃規制支持派だったら、もう「次に撃たれるのはあなただ!」みたいな政治コマーシャル作りはじめてそうな気がするんですけれど、いくらなんでも考えすぎでしょうか。
 思考訓練問題:あなたが全米ライフル協会(NRA)の広報担当だとして、この事件のダメージを食い止めるには、どういった広報戦略があるか、考えなさい。
 ……自分で作っといてあれですけど、これは結構厳しいかも。
 事件そのものには触れようがありませんから、極力「銃規制」派の広告を流させないように、とにかく無難なCMを流して時間枠を買い占める、というのはあるでしょう。  「論点のすりかえ」戦術としては、銃規制反対派と中絶禁止推進派の合作で「それなら妊娠中絶は銃による殺害とは違うのか?」というのもありそうです。  積極策はあまり思いつきませんが、「友人を誤って撃つのは怖いが、強盗に対して無防備なのはなお怖い」といったフレーズはあるでしょうか。
 どちらの立場を支持するにせよ、敵がどういう広報戦略を使ってくるか、どういう手に出るかを、敵の立場になって想像してみる、そしてそれをあらかじめ封じるように作戦を考えてゆく、という訓練は、何も選挙参謀を目指さなくても様々な場面で役に立つと思いますが、こういった幅広い政戦略の思考法は日本ではまだまだ縁遠いようです。
 まあ、そういう思考訓練したところで、アメリカみたいに広報担当に高額のオファーがあるわけでもないですから、目下の日本ではこの種の「頭のいい」人間を必要としてない、といってしまえばそれまで、ですが。
 ドラマ「ザ・ホワイトハウス」では、それまで民間企業で55万ドルの年収があった人が、「週600ドル」の条件で報道官候補として選挙戦に参加する、という筋書きになっていました。ここには、報道官に抜擢されるほどの人物なら、民間でも55万ドルの給料をもらえるはず、それだけの能力があるのが当然、という前提があります。

(大統領狙撃についての会見でC・J・クレッグ報道官)
 話はそれますが、これは昨夜から5回目の会見になります。しばらくは当然このニュースが全世界のメディアを独占することになるでしょうし、たぶんそうなると、昨夜は、大統領と、ジョシュ・ライマンと、ステファニー・アボットさんだけが銃犯罪の被害に遭ったように見えるでしょうが、そうじゃないんです。
 マーク・デービスさんとシーラ・エバンスさんはフィラデルフィアで撃たれて亡くなりました。お二人は生物の教師と看護学生でした。
 ティンダ・ビショップさんとデリンダ・ラーキンさんも12歳の若さで犠牲に。
 昨夜は殺人が36件、性的暴行が480件、強盗が3411件、暴行が3685件、すべてで銃が使われています。
 被害者達が銃を持っていれば犠牲にならずにすんだのではないか、という人は思い出してください。
 昨夜大統領は世界でも最高の訓練を受けた護衛に守られていたにも関わらず、撃たれたのです。
(ドラマ「ザ・ホワイトハウス」第2シーズン)

 最高の訓練を受けた護衛に守られていたにも関わらず……狩猟で友だち撃っちゃうのとはどうやっても結びつきそうにありません(苦笑)。

2006/02/11 愛と追憶の日々

 新聞って、日食のたびにいつも「今世紀最大級」って書いてませんか?(一昔前の天文ファンの落語家さんあたりの挨拶)

 今日はこんな話題から。

女のコと一緒に観たい、この作品!【オリコン / Yahoo】
 「ORICON STYLE」(http://www.oricon.co.jp/)では、エンタテインメント・ウィークリー『oricon style』誌2月10日発売号掲載の「男のコに聞いた、女のコといっしょに観たいDVD、映画、テレビドラマ」ランキングを発表した。
 年に一度の恋のイベント、バレンタインデーが目前に迫り恋愛気分が高まるなか、世の男のコたちが女のコと一緒に観たいとするDVDの1位には、あの『タイタニック』がランクインした。ちょうど1か月ほど前に"アルティメット・エディション"がリリースされたばかりということも影響してか、定番の恋愛映画が高い支持を得た。
 「恋愛映画でこの映画の右にでるものはいない」(東京都/26歳)、「ふたりであの物語の中に浸りたい」(岐阜県/19歳)など、実はロマンティストが多い男のコには人気が高い作品なのだ。
 そして映画で1位になったのは、現在大ヒット公開中の『THE 有頂天ホテル』。恋愛映画の上位ランクインを予想しがちだが、意外にもコメディやアクションなど、幅広いジャンルからランクインする結果になった。そのなかでもトップは圧倒的な支持を得てのランクインとなった。
 「観た後の会話に絶対花が咲く」(埼玉県/18歳)、「やっぱりおもしろいほうがよい!」(神奈川県/21歳)。付き合い始めは、ラブストーリーよりコメディのほうが盛り上がれるためか、"楽しく"がキーワードとなった。
 一方、テレビドラマで1位に立ったのは、山田孝之、綾瀬はるかが出演する『白夜行』。迷宮入り事件の関係者の少年と少女の成長と、周辺で起こる不可解な事件を描くストーリー。
 「恋人の大切さを実感できそう」(東京都/19歳)、「お互いの愛の価値観を再確認できる」(神奈川県/29歳)など、恋人、そして恋愛に対して真剣に考えさせられる点が支持につながっているようだ。
 現在、高視聴率の大人気ドラマ『西遊記』は僅差で2位にランクインしている。
 「女のコといっしょに観たいDVD、映画、テレビドラマ」ランキングのそれぞれTOP10など、詳細はORICON STYLE(http://news.oricon.co.jp/omr/11921.html)で。
(『エンタテインメント・ウィークリー「oricon style」誌2月10日発売号より』

 ペリー・メイスン先生風に、「異議あり!」 ……「年に一度の」って、1年に何回書いたら気が済むんでしょうか(笑)。
 それはそれとして、テレビドラマ部門でも「ザ・ホワイトハウス」とか「CSI科学捜査班」「ER緊急救命室」とか、こっち系は不人気なようです(笑)。
 「24」がランクインしてますけど、まさか24時間リアルタイムで1シーズンぶっ通しで見つづけるわけじゃないですよね(笑)。
 ところで、こういう場合の「見たい」というのは、「話の筋を知っていて(一度見たことがあって)見たい」のか、「初見で見たい」のか、によっても違ってくるような気もします。
 このコメントを読む限りでは、どうも「すでに見たことがある作品を『あのコと見る』こと」に重点があるようですが、「初公開を一緒にはじめて見に行く」映画デートとは違うようで、映画の恋愛における役割が変わってきているんでしょうか。
 初めて見るホラー映画で、二人仲良く震え上がっちゃったセラヴィー&どろしーin『赤ずきんチャチャ』じゃないですが、そういう想定外の体験もあってもよさそうですけれどね。
 とはいえ、この調査だけ見ても、「楽しく」と「恋愛に対して真剣に」とでは、ずいぶん開きがあるようです。これは単にM1層に聞いたらこれだけ数出ました、という調査手法よりも、クラスタ別調査というんですか、「共通の話題探したいグループ」「価値観の再確認したいグループ」といった分析が必要かもしれません。年齢見ても、18歳と29歳では10年以上違っているわけで、経験の差もあれば認識の差もあるでしょう。細分化すれば見えると決まってもいないでしょうから、とくにこっちの市場は不案内でよく分かりませんが……。

 ウチのお勧めとしては……後半「政府を監視することは大事だ!」って大演説会になってしまう「JFK」とか、昨年「大告白」で話題になった「大統領の陰謀」なんかいかがでしょうか。そういや、マーク・フェルト氏の回顧録を映画にするって話はどうなったのかしら……。
(注意:「ザ・ホワイトハウス」がダメな時点で無理です)

 それはさておき、さんざん「萌え大国ニッポン」とか言っておいて、こういうときには絶対にそっち系がリストに入ってこないのは、どこか屈折したものを感じます。
 確かちょっと前に、精神科医の香山リカさんが、「日本人は自動車大国だと誇る割には、金持ちのステイタスとしてはベンツだとか言っている。“レクサス”が誇りにならないんだったら、もう諦めてしまって、『うちは萌えとオタク文化の国です』と開き直るしかないんじゃないか」といったことを書いてましたが、どうも似たような屈折を感じてしまいます。
 まあ、『ハウル』がランクに入ってはいますけれど、「アニメ文化!」と言う割には、こういうときに堂々と入ってこないあたり、ホンネとタテマエというよりは文化の二重構造というか、裏表の使い分けみたいな感じを受けますね。

>春歌ちゃん(2月7日付)
>このサイトが出来上がってから続いているシスプリ以外の話題がオースミハルカ(競馬)と西武ライオンズと山下智久(NEWS)であるってどんなサイトやねん

 ウチはその点、パレスチナからイラクまで……って、これじゃ「南は南千住から北は北千住まで」と同じぐらい狭いか(笑)。

 そうね、岩波文庫で出た阿部知二訳のシェイクスピア『お気に召すまま』が好きでした。あれについては変な話があります。"From the east to western Ind, / No jewel is like Rosalind."という小唄の文句が「東インドや西インド/その名も高きロザリンド」と訳してあるんだけど、僕はいまでも地下鉄の東銀座の駅に降りると、頭のなかで、「東銀座や西銀座」という文句が浮ぶ。「銀座」と韻を踏む女名前がないのが残念だな(笑)。
(丸谷才一『思考のレッスン』)

 東銀座と西銀座よりはちょっとは範囲が広いかもしれませんが。
 ……何の話でしたっけ(こらこら)
 この数年でA&G界隈もいろいろありましたね……。松来未祐さんと桑谷夏子さんのラジオ「TLSS」でさえ2003年、「電撃G's Radio」の最終回が2004年、「ラジオ・でこぴんないと」も2004年、という記録を見ると、「うわー」としか言えなくなります。
 目の前にVHSのテープも積みあがってるんですが、「食卓Show」(テレビ東京)の終了が2004年、「ひとりでできるもん どこでもクッキング」(NHK教育)がその後すぐに始まってますね(〜現在に続く)。「ななみちゃんSP」(NHK衛星第2)が2004年末ですか。……ちょっと待った、このつながりは見えにくいかも(笑)
 BS「きょうの世界」が何かで時間が押して、tvkの「月は東に日は西に」とかぶって泣いたのも2004年のはずで、2004年って豊作だったような気もします。おっと、同年スタートの「どらごんデンタルクリニック」は現在も放送してます(笑)。

2006/02/05 ♪偶然もチャンスに換える生き方が好きよ

 エウレカ!(喜ぶ気持ちは分かるけど今だったら捕まっちゃう数学者あたりの挨拶)

 ウチの検索ワードがメチャメチャなのはもとからですけど、ここ最近「ジャニーズ NEWS」がやたらと来るんで、なんのことだかサッパリ分かんなかったのですよ。

>春歌ちゃん(2月1日付)
> かくしてNEWSがまたNEWSになってしまったわけで

 なるほど、それでか!(笑)
 ……顔と名前が一致しないので、言われたところでどうにもなりませんけど(笑)。
 というか、「NEWS」というのが一般名詞の「ニュース」ではなくて、団体名(って言うの?)だって今知りましたよ(笑)。
 そういえば、「ドイツ 柳沢」でも検索来るんですけど、それ、ウチで扱っているのとは違う人じゃないかしら(笑)。
 ミーハーなのは同じだとは思うんですけれど、先日の「ブッシュ大統領一般教書演説」で、チャールズ・ギブソンさん(米ABCアンカー)を久々に見たなぁ、とか言っているあたりで、ミーハー根性でもベクトル違っちゃってますからね(笑)。

 ところで、アンカーが重傷を負った米ABCは、「同僚が……」の感傷トークで終わらずに、この機会にと医学知識のページを作っています。

Answers to Your Questions About Brain Injury 【米ABC】

 昨年の看板アンカーの肺ガンによる死から始まった、「Quit to Live」(生きるための禁煙)キャンペーン(参考:キャンペーン映像)でもそうですが、転んでもただでは起きないというか、どんなチャンスも知的レベル向上に活かそうとする気概が感じられます。
 いきなり話違いますが……。

(「はにラジ」第32回放送で、バレンタインデーについて……)
猪口有佳:お世話になってる方たちには、今年は「世話チョコ」というらしいんですよ。
岩居由希子:世話チョコ?義理チョコじゃなくて?
猪口有佳:いろいろ、お友だちにあげるのは「友チョコ?」とか、なんかこういろいろ分けるんですって。
岩居由希子:それって一見すごく「義理」よりソフトな感じに聞こえるけど、こう細分化されちゃってて、なんだか格付けみたいに……(笑)

 うーん、「安心確実トリプルA」とか言い出したら確かにイヤかもしれません(笑)。
 もっとも、バブルの最中でしたか、エビで鯛を釣る「エビタイチョコ」とか言われたこともありましたから、「B+投機的チョコ」とかあってもおかしくないかもしれません(こらこら)
 まあ、短期的な投機と、中長期の投資を区別する必要があるのは、株式もバレンタインチョコレートも似たようなものですかね(笑)。さすがにデイトレはおすすめしませんけど(笑)。

ライブドア株暴落 子供投資家も想定外 授業の合間、一喜一憂 【産経 / goo】

 まったくお話になりませんね。
 せっかくの好機、「だからマーケットに対してウソをついてはいけないんです」と教えればいいものを、またも「やめとけばよかった」の繰り返し、これでは教育と呼ぶに値しません。
 株の売買で儲ける「キャピタルゲイン」と、長期投資で配当を得て利益を上げる「インカムゲイン」の区別もできない「経済ジャーナリスト」も、低脳としかいいようがありません。
 だいたい、ライブドア問題に関連してこれを言うなら、不祥事以前から指摘されていた「ライブドアは株主に配当をしていない」ことに触れるべきです。
 粉飾決算ではまるっきり問題外ですが、仮にそういう法的問題がなかったとしても、「時価総額」を誇る割には株主への配当を怠っていたことを言わなければなりません。
 売り買いの差で儲けない限り、株主がもらえるのは配当だけです。利益を出しておいて株主に配当をしない、というのは、投資してもらっておいて何も払わない、ことに他なりません。
 「タダでお金を出す人はいない」が市場原理の原則ですから、株主に配当をせずに株を買ってもらおうなどは無理な話です。逆にいえば、配当に満足できないのに株を買うのは、出資ではなくて将来の値上がり、つまり売買で儲けるキャピタルゲインを期待しているからです。
 こういうことをちゃんと教えれば、今回の「ショック」のヤケドよりも、将来への大きな教訓を得られるはずですが……教える側が理解してもいないし、理解するつもりもなさそうなので、望み薄ですね。
 人間に対しても「即戦力!」と叫ぶところを見ると、「安く買って高く売る」ことばかりで、長期投資などは視野の外のようですから、そういう使い捨て社会の構図として理解すればいいのでしょうか。
 結局は感傷トークで終わってしまって、後に何かを残そうとは考えもしないあたり、すでに国ごと「負け組」に入ってますね。

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