VNI鈴凛 過去ログ 03/05/06-15
◆今日の視点◆
2003/05/15 世も末だ
いつでも終焉とともに希望と再生があるのです(某美少女戦士あたりの挨拶)
こんばんは、鈴凛です。
これ、単行本10巻に収録されているかと思いますが、掲載は「なかよし」1995年3月号だったはず。……つまり、1995年2月上旬の発売ですから、阪神大震災の直後。講談社的には大丈夫だったんかいな、と余計な心配をした記憶が(笑)。
現代の「ワザウタ」、とくに予言予知というわけではないんだけど、変なフレーズが流行った後に何かが起きる、という例かなあ、とも思いました。
従来言われていたのは、♪俺は河原の枯れすすき という「船頭小唄」が、関東大震災のあとに流行するんですが、よくよく調べてみると歌が作られたのは震災の前だった、とか、♪さらばラバウルよ〜また来るまでは〜の「ラバウル小唄」(作者未詳)の流行直後にラバウルが陥ちた、とかですね。
もっとも実験心理学のほうでは、「感覚で1分間を当ててください」という実験で、実は「どこでボタンを押しても必ず1分になる」時計を使って、被験者に「いまのは自信があった」と言わせてしまうというのもあります。
つまり、数多くの言葉が氾濫していれば、何か大きな事態が起きたときに、その多くの言葉の中から「予知してたんじゃないか」と思われるものだけが抜き出される、というわけです。
地震の直前に「地震が来る」という電報を気象台に打った精神病者の例もありますが、この場合は「異常に鋭敏な感覚」で説明ができなくもない、と言われます。
地震はなんとか予知しようと、地震学者が科学技術の粋を尽くして努力しているところですが、そういった計測機に引っかかるような信号があるとすれば、異常に鋭敏な感覚の持ち主はその信号を捕らえるのかもしれない、と。
ただしこれも、地震予知の技術がまだ確立されていない、つまり「どの信号で地震を予知できるか」が分かっていないので、人間の予知のほうにもはっきりしたことは言えません。たとえば「地面に何ボルトの電位差が生じればそれは地震が起きる前兆である」ということが分かれば、「どうも予知のできる異常者は電位差を感じ取ったらしい」と言えるようになるんですが、地震予知のほうが未確立なためにどうしようもないんです。
もっとも、まともな?予知の事例では、「なんとなく起きるような気がする」「なんか嫌な感じがする」(「タイタニック沈没」や「劇場火災」の例)といった漠然としたものや、「訳の分からない映像を夢に見たが、後日そのとおりであると分かった」(列車事故の例)というもので、年月日までピタリ当ててみせる、というのはありません。
「ピタリ当たるから……」という場合は、「から」の後ろにカルト教団の臭いがすることが多いです。「地震が来るからどこそこの施設に集まれ、お布施しろ」とか、「地震を防ぐためには血のいけにえをささげなくては」とか、こっちの例は山のようにある(苦笑)。
ヨーロッパのキリスト教でも、日本の仏教でも、「末法思想」が流行して、「もうこの世はあかんよ」という風潮になった歴史はあるんですが、現世現世現世!みたいなイスラムと儒教はそれぞれの理由で趣味に合わなかったみたいですね。
イスラムの場合は、「すべてアラーに委ねる」というのが「イスラム」のもともとの意味ですから、「いつ世界が終わるか」「最後の審判がいつ来るか」は全部アラーが決めることで、人間の知ったことではないぞ、ということになります。
そうそう、いきなり話外れますけど、向こうの(一神教の)「ヨゲンシャ」は、「預言者」であって、「予言者」ではありません。「予め言う」のではなくて、「神様から言葉を預かってくる」んです。
で、新しい預言者が出てきて、「もう終わるよ」と言い出したら、終末だ! という騒ぎになりそうですが……イスラムは「ムハンマドで預言者は打ち止めです」とコーランで断定しちゃいました。つまり、ムハンマド(マホメット)以降、「最後の審判」まで預言者は二度と出てこない。「さあ最後の審判ですよ」というのは、天使ガブリエルがラッパを鳴らして初めて分かるし、そのときにはもう遅い、というんです。
何と言うか、分かりやすいというか、余計なこと言われないように、あらかじめ排除しちゃったという感じがしますね(笑)。
では最後の審判の後のことは……というと、現世での行いで全部決まるんだから、いま生きてるこの世界で頑張れ、余計なこと考える暇があったら働け、みたいな感覚。
死後についても、遺体がどうとかは全くではないものの、あまり気にしない。細かいことはアラーがどうにでもしてくれるから、アラーに歯向かいさえしなければ万事OK、という点で、「絶対にすべてを任せる」特徴が出ています。自爆で木っ端微塵になっても、アラーのために戦うなら天国行き確実、と信じるのは(いま自爆テロやってる過激派はイスラムの本流ではありませんが、それは別として)、細かいことはアラーが何とかしてくれる、という絶対の信頼があるんですね。
イスラムというと、断食だとかの「戒律が厳しい」イメージが強いと思いますが、戒律よりも大事なのが、アラーに全部を任せる信念を貫くこと、だといいます。信じる心が大事で、表面上の行いはあまり意味がない、うわべだけ繕ったってアラーはお見通しだぞ、と。ですから、断食の期間(断食月=ラマダン)に「断食してるかい?」と聞いて、「いや、してない」と答えても、「そうか、残念だな、アラーを恨むなよ、来年はできるさ」という返事が返ってくる。決して「なぜしないんだ」と怒るようなことはしないんです。
ムハンマドが商人の出身で、しかも初期のイスラムが商人の集団で普及したこともあって、「コーラン」の記述には、会計の世界に近いものがよく出てきます。現世での行いや信仰などが最後の審判でどう裁かれるか、というのを、「アラーが全部まとめて勘定してくれる」と書いてある。なんだか「期末決算」みたいなイメージです(笑)。
シーア派密教などはまた別の考えもあるんですが、基本的に「何事もアラーの気持ち次第」というイスラムでは、「いついつが終末です」というのは人間は分からないので、生命ある限り最善を尽くせ、ということになっています。
一方、中国の儒教のほうは、これはもう現世利益一本槍というか、いつになるか分からん来世よりもいまが大事だという現実的な見方をします。終末という「打ち切り」があるという見方はどうも出てこない。論語の「百世知るべきや」もそうですが、移り変わりはあっても人間の世界はどこまでも続くんだという考えがあります。
陰陽五行論なんかは、もうこれは完全な循環論でぐるぐる回っていますから、終わるというのが出てきません(笑)。
「不老不死」も、「終末が来ても自分は死にたくない」というのではなくて、自然の世界はずーっと続くのに、なんで人間の自分だけは死ななきゃならんのだ、自分も自然と同じように永遠に生き続けたい、というのがメインです。終わらないのが当たり前だというんで、「自分だけは死にたくない」のと、「自分だけ終わるのは納得できない」の差は大きい(笑)。
だからこそ、あの始皇帝陵や馬王堆でも、「死んじゃったけど、来世でも同じ生活を」という欲望のかたまりみたいなやり方になるんです。天国に行ければ、あとは神様が全部取り仕切ってくれる、というのとは正反対で、あの世についても自力でどうにかしておかなければならない、食事から召使に至るまで全部持参する。現地調達ということは考えないんですね(笑)。
「終末」に近い感覚、閉塞感のようなものはあるんですが、これは「この世が終わる」ほうではなくて、「どうも現世がうまく行ってない」「政治がおかしいんじゃないのか」といきなりきな臭い話になります。打ち止めになるのは「この世」ではなくて、「この政治」「この王朝」というわけで、「天が今の政治はダメだと言っている」というところから「革命」につながっていきます。
具体的には、飢饉や河川の氾濫、疫病などが起きると、天がいまの皇帝を見放しているんじゃないかと疑い始める。天が現政権を承認する限り、民衆が苦しむことはないはず式のユートピア観がありますから、民衆の苦しみが頂点に達すると、「天が見捨てた政権は消えろ」と革命が正当化される。
と、かなり単純な図式にしてしまいましたが、そういう現状打開の「世も末」はあっても、「全部滅びる」式の終末というのは見られないんですね。
いま、「日本再生」なんちゃらとかがたくさん出てきますが、いっそ一度「終焉」を迎えちゃったほうが、ゼロリセットしてからやり直したほうが良いのでは、と考えてしまう今日この頃です。デタラメな法案が次々通るし……。
2003/05/14 ライフライン
神秘を軽蔑するためには、自ら神秘を征服せねばならない。科学に対する他力信心は、迷信をへだたること遠くない。(
高木貞治先生の魔方陣作り方解説あたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です。
先日、「やみくもなカタカナ語の氾濫に言い換え」という記事がありました。国語の先生もレベルが落ちた、というのが第一印象で……「氾濫するものはさせておけばいいよ、使いにくい言葉は自然に廃れるんだ」なんていう意見は見られなかった模様。それだけ
「国語」の側に自信がなくなってるんでしょうね。
しかも、ここで「国語イコール日本語」でない、という批判をハッキリ書けない「識者」も似たようなお粗末さ。「国語死すとも日本語死せず」ぐらいの言葉を吐ける人はいないのかなあ。
もともと、「国語」というのは教育の立場からの表現です。語源まで追うのはパスしておきますが、世界各国で「国語」の授業があるように、公用語を教えるのが「国語教育」ですね。ここで、
公用語イコール母語であるとは限らない、ということも言っておかないといけない。これを言わないといけないだけでも、母語=公用語=国語=日本語と一直線につながる島国の感覚は特殊だと言えるんですが……。
国語は教わっていないけれど公用語はちゃんと話せる、という人も世界には数多くいます。東アジア(儒教文化圏の特徴ですが、それは別の話)のように、教育は最低限必要だという考え方は世界的にはそう多くはないので、教育を受けていないので生活に必要な公用語は知ってるだけ、という人も多いのです。それだけに、会話はよくても、読み書きをやらせたら壊滅的な結果になることもある。会話レベルでも怪しい英語しゃべってしまって、敵国の情報相から「自分は彼よりはきれいな英語を話す」と言われてしまう大統領は例外としても(苦笑)。
日本語には、かな漢字交じりという柔軟性があるので、なんでも受け入れてしまう強さと、それだけに下手するとカタカナ語があふれる危険があるのは事実です。しかし、そこで問題になるのは、「日本語」なのか、「公用語」あるいは「国語」なのか、その辺の区別が明確ではありません。
「公用語」として、市民に分からないような言葉を使うのはやめよう、という議論なら、
その前に「前向きに善処検討いたします」を廃絶してから言えというのは別としても、分からないではない。あらゆる日本語を教えることは不可能だから、
国語教育でどれを優先的に教えていくか、という議論なら、それも分からないではない。問題は、
どの議論をしているかも明瞭でないままに「ルール」ができてしまうことと、しかもそれに唯々諾々、右にならえで一斉に表記を改めてしまうという「言論」の貧困さということにあります。
……新聞に「ジョルダン」なんて馬鹿丸出しの表現が出る日が来ないことを祈ります。
と思いながら、
はるかさんとこの
過去ログ(02/19)を読んでいたら、「ライフライン=生命線」について取り上げていましたね。
手相のような、か……昭和は遠くなりにけり、という感傷を持ってしまうのは、
「満州は日本の生命線!」と勝手に他国の領土切り取っておいてそこが確保できなきゃ戦争だ、という無法がまかり通った時代を思い浮かべるからで……。
戦後になって、一分一秒でも止まると生活に支障を来たす、電気・水道・ガス・電話・報道などを「ライフライン」と呼び出したのは、災害対策の方面から、こういったものをどう確保するか、破壊されたときにどうやって早く復旧させるか、という話の中で出てきたはずだけど、
「生命線」という訳よりも横文字の「ライフライン」が使われてきたのは、「満州は〜」を知る世代が潜在的に嫌ったのかも、とさえ思います。
手相の生命線が切れてたって、即死はしないと思うんですが(笑)、できもしない「シーレーン確保」のような妄想を抱くタカ派保守反動の人には、「ライフライン=生命線」としておけば、「電気が止まったら困るでしょう、同じように……」という論法に持ち込みやすいのでは、と疑いたくなります。
「シーレーン確保」、つまり日本は海上輸送で資源を輸入しているから、そこを塞がれたら終わりだよ、という言い方をして問題になったのは、かの中曽根内閣ですが、反対勢力以上に、内閣の要の後藤田官房長官が「あんなのできっこないんだ、日本海軍だってできなかった」と言っています。ところがそれから20年、
後藤田氏のほうは引退しても、タカ派はしっかり生き延びて後継者まで増えている。
吉田茂はかなりムチャをした人ですが、「とにかく経済、食えなきゃ終わりだ」という政策をとったことは評価できます。吉田茂自身が、戦争末期に憲兵に捕まった経験も反映されているんでしょう、のちの岸が目指したような中央集権タイプをとろうとはしなかった。「何はさておきまず経済」で突っ走ってみた、というのは、GHQでさえ路線転換をして再軍備を要求していた時期には賢明な判断だったと思います。
「ミニ岸信介」はあふれるようにいますが、マイクロサイズでも吉田茂の路線は見当たらないのは、現代日本の不幸ではないでしょうか。
ところで、
「中東はアメリカの生命線!」みたいな掛け声が聞こえてきそうな昨今。
FBI、サウジに捜査班派遣へ【朝日】
マラー米連邦捜査局(FBI)長官は13日、サウジアラビアでの連続爆弾テロを調べるためリヤドに捜査班を派遣する方針を明らかにした。訪問先のニューヨーク州で記者団に「サウジの捜査当局と連携して犯人を特定するため、(捜査)チームがまもなく向かう」と語った。
捜査班は10人前後で、テロ対策部門の高官を責任者に、捜査員や爆発物専門の技術者で構成。目撃者の聴取や使用された火薬、爆破装置などの分析などにあたるという。 (05/14 11:42)
FBI(アメリカ連邦捜査局)は、各州の州警察の捜査にやたらと介入できないシステムになっています。州ごとに法令が違うアメリカの特徴もあるんですが、犯罪が起こったとき、最初の捜査は現地の州警察がとるのが基本で、
その犯罪が州にまたがるときや、法で定めた重大犯罪の場合にのみ、FBIが介入できるようになっています。
日本の都道府県警察制度は、もともとは終戦後、アメリカの制度を真似たものでした。だから中央の警察庁でも、個別の犯罪捜査に直接指揮することはできない「タテマエ」になっています。重大で各県にまたがる犯罪の場合にだけ「広域指定」がなされるのも、その基本に沿ってのことです。
いまでは泣く子も黙る東京地検特捜部の誕生にも、この辺の事情が絡んでいます。旧刑事訴訟法では「検察官が捜査に当たる、警察官は検察官の下っ端で手伝うだけ」ということになっていて、しかも警察のほうは内務省が中央で握っていた。これが中央集権で民主化の障害になるということで、内務省解体、検察も捜査はするな(「検察官は法廷のドアから外に出てはならない」)という方針になります。検察は雑多な捜査はともかく、知能犯など限定したものだけでも捜査できるようにしたいと「日本式FBI構想」まで持ち出しますが、これも却下される。
ところが、GHQ高官を巻き込んだ疑獄事件が起きて、GHQでも検察の捜査力を再評価した結果、
基本的な犯罪捜査は警察一本、ただし検察官が必要と認めるときは例外的に捜査できるという現在の刑事訴訟法が生まれます。
このように、捜査に介入できる権限、あるいは最初にどこが犯罪捜査を行うかという問題は、
「捜査権」(一次捜査権)の問題として絶えずあるわけです。レーガン大統領暗殺未遂事件のときに、現行犯逮捕された容疑者の自宅がワシントンDCだったために、捜査権が込み合っているから下手にバラバラに踏み込むと、あとで「捜査権がないのに違法に集めた証拠」となって裁判で使えなくなる、起訴さえ危なくなる、という場面がありますが、このように、大統領狙撃でしかも犯人が現場で押さえられていても、まだ捜査権の問題は微妙なものとしてあるんです。
……ということになってるんですが、
FBIの捜査権が州どころか他国にまで及ぶとは思わなかった(苦笑)。サウジアラビアは王制ですから、
政権がウンと言えばそれだけ、なのかもしれませんし、分析などで協力を要請するというのならまだ分かることですが、しかしほとんど一次捜査権に近いタイミングで介入してゆく、というのは、
州よりも気楽にやっているような気がします。
そうそう、満州鉄道を自分で爆破しておいて、それをきっかけに「事変」として戦争に突っ走っていった歴史も思い出しておきたいところですね。「住んでいる日本人の安全確保」のために兵を送り込んだら、感情を逆撫でして、かえって日本人虐殺と緊張悪化を招いた尼港(ニコライエフスク)事件、山東出兵などもあわせて、
「事件」をきっかけに介入してゆくという常套手段があるということを、ここで思い出しておく必要があるでしょう。
白ずくめ団体の5都県12カ所を家宅捜索【朝日】
「パナウェーブ研究所」を名乗る白ずくめの団体が、別人名義で虚偽の自動車登録をしていたとして、警視庁などは14日、電磁的公正証書原本不実記録・供用の疑いで、東京、福井、山梨、岡山、福岡の5都県にある団体の関連施設12カ所とキャラバン用自動車の家宅捜索を始めた。団体の上部組織「千乃正法」の千乃裕子(本名・増山英美)代表(69)からも話を聴いている。団体の実態を解明し、住民の不安を取り除く狙いがあるとみられる。
「千乃正法」所属の男性が虚偽登録に関与したとして捜索令状をとった。警察当局は「外見や行動は変わっているが、オウム真理教のような事件を起こす兆候はない」としている。 (05/14 12:07)
ちょっと待った、いつから「電磁的公正証書原本不実記録」に「住民の不安を取り除く」っていう条項が入ったんですか?
電磁的公正証書原本不実記録罪、これは公正証書原本不実記載罪の電子版ですが、嘘の届け出をして、本来正確な内容を反映させておくべき公的な記録に嘘を書かせたときに罰する刑法の罪(157条)です。公的な記録のうちでも、権利・義務に関することだけがここに入ります。
確かに自動車登録のときに、虚偽の届け出をすればそれは犯罪として成立します。自動車登録がきちんとなされないと、ナンバープレートの記録と実際の持ち主が一致しないということになって、ひき逃げ事件などで困りますから。
しかし、虚偽の自動車登録についての証拠を押さえるのに、12ヶ所の家宅捜索が本当に必要なのか、と考えると非常に疑問です。ほとんど
別件捜査だと言っていいのではないか。
もし、今回の騒動について、筋を通すのであれば、あの訳の分からない「放浪」について、道路交通法違反の現行犯でやればよかった話です。
刑法157条の公正証書原本不実記載というのは、公文書偽造や私文書偽造、さらには通貨偽造もそうですが、
「信用に対する罪」に分類されます。信用を危険にさらすことを犯罪としますから、通貨偽造で言えば「偽札が出回っているのでは」と信用を傷つければそれで罪になり、実際に偽札掴まされて被害が出たかどうかは問題にしません。「もしかしたらこの記録も真実かどうかわからない」と皆が疑わなきゃならないようなことをしてはダメだよ、という理屈です。
ですから、公正証書原本不実記載は、ニセの内容を届け出て、ニセの記録が作られた瞬間に既遂になります。
自動車登録に嘘の届け出というと「確かに性質の悪い犯罪だ」と思われるでしょうが、
「出生日が縁起が悪いなどの理由で、実際の出生日ではない日にずらして届け出る」という古くからある風習もこの罪になります。「戸籍では何日生まれだけど、実際には誕生日は違うんです」なんて平気で言ったりしますが、その場合その届出をした親は本来なら戸籍について「虚偽の届け出」をしてウソの記録を作ったわけですから、公正証書原本不実記載になります。
刑事摘発ということであれば、事件の証拠を集め、必要な証拠が消されないために「家宅捜索・押収」が行われるはずです。この罪の容疑を裏付けるために必要なのは、「ウソの届け出をした事実」の証拠です。12ヶ所もの施設を調べる必要があるのかという疑問はここに出てきます。
「どうも気味が悪いからなんでもいいから片付けちゃってよ」という風潮に、司直までが安易に乗っているのではないかと思います。教団の味方をするつもりはありませんし、実際何考えているんだか分からんと思いますが、しかし法は法であって、法の手続き(デュー・プロセス)を安易に捻じ曲げてしまってよいわけではありません。
明治の初期、帝国憲法を含めて法体系はそれなりにしっかり作ったはずでしたが、安直に濫用を重ねた結果が、あの軍国主義、ファシズムへの転落につながったわけです。
人権なんて言葉を持ち出す以前の問題です。というのは、大津事件で問題になったのは「人権」ではなく、法の精神、法の尊厳そのものだったからです。
大津事件では、帝政ロシアの皇太子を暗殺しようとした事件について、外国君主に対して危害を加えたときの既定が刑法にないので、皇室に対して危害を加えた罪を無理にでも適用せよ、と時の政府は無理を承知で裁判所に要求しましたが、司法としてはそれはできないとして退けています。
どうも見ていると、保守反動勢力としては、反戦のようなときは世論をこき下ろし、今回のような「異端」を叩くときには世論に迎合する、非常に都合のよい利用の仕方をしているように思えてなりません。
戦後への評価がどうこうという以前のレベルで、まず明治時代の先人に学ぶ必要があるように思います。
電磁波を扱う、科学の側からすれば、意味不明なことを主張し実践する、「得体の知れない」団体ではあります。ですから教団については何ら共感はありませんし、擁護もしません。むしろスカラー波についてそんなに自信があるなら物理系の雑誌に論文を出せ、と揶揄したいくらいです。しかし、
その異様さに対して抱く感覚と、ワイドショー的にネタにし、そのネタのために警察までが“ご奉仕”するという状況への異論は別問題です。どんなに不気味に見えるとしても、法の手続きをショートカットして何やってもいいという結論にはなりません。この点は、教団の不気味さ・異様さに惑わされずに、それとは切り離して明確に異議を唱えておかないと、戦前どころか明治も通り越して、近代以前に逆戻りしかねない懸念を持ちます。
05/14
19時追記:上記記事、更新されてます。
白ずくめ団体の5都県12カ所を家宅捜索 【朝日】
「パナウェーブ研究所」を名乗る白ずくめの団体が、別人名義で虚偽の自動車登録をしていたとして、警視庁などは14日、電磁的公正証書原本不実記録・供用の疑いで、東京、福井、山梨、岡山、福岡の5都県にある団体の関連施設12カ所とキャラバン用自動車の家宅捜索をした。会員名簿や通帳、ノート、パソコンなど約200点を押収したが、団体の危険性を示すものはなかったという。
約250人態勢で捜索したのは、福井市の拠点3カ所▽東京都渋谷区の出版会社「エルアール出版」▽山梨県大泉村の同出版代表所有のドーム形施設など。
団体の上部組織「千乃正法」の千乃裕子(本名・増山英美)代表(69)の車の捜索時に、団体側が捜査員に「病気が悪くならないよう白い服を着てほしい」と要求。約30分の交渉後、捜査員は団体の白い服を着たという。
警視庁公安部の調べでは、98年6月から9月にかけ、岡山県に住む男性(55)に貨物自動車3台を購入させ、実際は団体で使うのに、使用者を男性名義にして岡山運輸支局(旧陸運支局)に虚偽の自動車登録をした疑い。男性は団体の元メンバーで、事情聴取に「知人に名義を貸した。『消滅』という処分を受けて団体から離れた」と話しているという。
警察当局は「外見や行動は変わっているが、オウム真理教のような事件を起こす兆候はない」としている。今回の捜索は、団体の実態を解明し、住民の不安を取り除く狙いがあるとみられる。 (05/14 18:43)
捜査員が相手の要求に応じるっていうのも異例では??
本当に「危険」があるなら、相手の用意した服なんか着たら、何塗ってあるか分からないはずだけど……。強制捜査という割には交渉に応じたり(本当に犯罪があるなら、その30分間に証拠隠滅するんじゃない?)、万事が不徹底。
「不気味だから片付けて」という声に乗じて、警察が「あんまり派手なことするなよ」とお灸をすえた、別件で口実作って中を見せてもらった、という印象が強まるばかりです。
>詩子さん(05/13)
>世間で一大ブームを起こしたダイオキシンですが(ぉぃ)、「そんなモン全然怖くなぁ〜い」(丹波哲郎風味)という新説をとった本が出版されるとのコト。
>私的に知っている限りでは、確かに危険は危険風味なんですけど、危険性自体は、実はそれほど高くない(実際に摂取する量とかのコトを考えると……と言うコト)と思う風味です。
>実際、モノを燃やすとダイオキシンが発生するとか市民団体の方々は神経を尖らせている風味ですけど、ごみを燃やして廃棄なんて昔っからやってる風味です。
>ただ、近代に入ってからは確かに量が半端ではない風味ですけど、だからって焚き火で芋焼くのまで目くじら立てて怒らないで欲しい風味です。
うーん、
この手の本は……「暖かくなってくると出るんだよね」というのがあるんですが(苦笑)。
少なくともダイオキシンに発がん性がない、みたいな紹介を読むとデタラメっぽいです。内容を読まないとどうこう言えないんですが、危機感煽るだけ煽っておいて、飽きた頃にそれを真っ向から否定してみせる本を出すのは出版の
常套手段ですし。
催奇形性だけは否定のしようがなかった(ベトナム戦争の枯葉剤)ので、そこだけ避けて通ったかな、という印象も受けます。
「急性毒性で死ぬことはない」なんて、問題のすり替えもいいところで、急性毒性というのは「吸ったら即死」のような、目の前で見える毒性ですから、ダイオキシンについてそんなのを懸念する声は聞いたこともありません
(ダイオキシンによる毒殺なんて、小説でも見たことあります?)。
何が恐いかというと、その場でコロっといかないからこそ、長期間低濃度のものを吸ったときの影響を問題にしているわけです。ダイオキシンでなかったら、たとえば「死の灰」の放射性物質で、「急性毒性」の議論をするか、と聞いてみたい(笑)。放射性コバルトを身体に塗っちゃって死にました、なんて事故は
ないわけではないけど、そういう事故とは違うものを恐れているわけで……。
この先生方が問題なのか紹介文の問題なのかは分かりませんが、
こんな記述だと、看護学校の「薬理学」の単位も落ちると思います。
それから、意地の悪い「ネタをネタとして」の見方からすると、さてダイオキシンについてこうやってウヤムヤにする
水掛け論に持ち込んだときに、誰が得をするかということを考えておいたほうが良さそうです。イタイイタイ病を「風土病」と言い張ったり、サリドマイドの危険性指摘に「動物実験の方法に疑問」を出してみたり……。薬害の歴史、とくにそのたびに「水掛け論」にしようとする学者が少なくないという歴史を見ると、さて
今度は裏には誰がいるのかしら、と意地悪く見ちゃう。……「書いた者勝ち」の出版社のネタ勝負にすぎないかもしれませんけどね。
ただ、ダイオキシンの危険性について、行き過ぎた「恐怖」だけが先走っているのは事実です。定性的な理解として「ダイオキシンは催奇形性、発がん性、胎児毒性がある」というのは常識でも、「どれぐらいの量で?」という定量的な話は出てこない。そこにはトピックスだけ教える科学教育の……
やめときます(笑)。
急性毒性でみると、
ダイオキシンは青酸カリの1万倍で、暗殺事件で知られた「リシン」と同じ程度とされます。化学合成された毒物では最強ですが、自然のほうが上で、現在私たちが知っている毒物でもっとも強い毒物は、ボツリヌス毒素(ダイオキシンの100倍)です。もっとも、ボツリヌス毒素を長期にわたって死なない程度に投与するというのは、動物実験でも難しすぎる(即死するから)ので、その慢性毒性は分かっていません。
まあ、ヒステリックな対応というのは確かにあるんで……というのは、この本に対して「猛反発」というのはどうかなあ、という印象は私も受けました。内容についてわざわざ反発してあげる義理もないんで、
アスカ風に「あんたバカぁ〜?」と返しておけば十分ではないかと(笑)。
……浮世の義理で相手しなきゃいけないこともあるのかもしれませんが(苦笑)。
ところで、焚き火は……住宅街でやると煙い、っていう
マナーの問題を、携帯電話同様に科学っぽい話を持ち出して言ってるだけではないかと個人的には思っています(笑)。
実際、ウチでも
恥ずかしい機密書類の処分は、前は庭で焚き火してたんですが、いまではそうもいかず困っています。生産性ゼロのシュレッダー買う気にもならないし(場所取るし)、かといってあんな半透明どころかサランラップ並みに透明なゴミ袋に入れて出すわけにも行かず、仕方なく適当に積んだままになってるんですが……。
洗濯機に入れて洗濯しちゃえば粉みじんになるのは実験済ですが、ゴミ取りネットを浮かせておいても洗濯ドラムに回り込んでその後の洗濯物に被害が及ぶので、自粛中。目に見えて明らかに「焼却」できると安心なんですけどね(笑)。
……詩子さんでも騙されるなら、この本かなり売れそうだなあ、とか思ってしまったり(←ちょっと待て)
少なくとも将来「トンデモ本」的なネタを書きたいなら持っておいてもいいかもしれない(笑)。
>はるかさん (05/13)
> これは、イエスの死後復活譚にも言えるお話なのですけれど…
> 30歳のイエスさんは、ゴルゴダの丘で十字架に貼り付けられたあと、死刑執行の責任者ロンギヌスさんの命令で、えいやっと槍で突かれ、とどめを刺されてしまいます。(この槍がいわゆる「ロンギヌスの槍」)
イスラムについては後日として、
こまいツッコミ(笑)。
新約聖書では、意外とこの処刑のシーンはあっさり流してしまっています。
そのとき、イエスはもう1度大声で叫んで、息を引き取られた。(マタイ27章50節)
それから、イエスは大声をあげて息を引き取られた。(マルコ15章37節)
イエスは大声で叫んで、言われた。「父よ、わが霊を御手にゆだねます。」こう言って、息を引き取られた。(ルカ23章46節)
ヨハネ伝(19章30節〜)だけに「槍」が出てきますが……
しかし、イエスのところに来ると、イエスがすでに死んでおられるのを認めたので、そのすねを折らなかった。
しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。
とどめではなくて、
死亡確認で突いてみた、しかも血と水が出てきたので驚いた、という書き方ですね。
ある種「復活の
前フリとしての奇跡の一つ」みたいです。
いえ、エヴァンゲリオン以来、「ロンギヌスの槍」が急にメジャーになってしまって……。
> ただ、これは向こうの文化圏で出来上がった構図なので、予備知識がないと、このカードから「最後の審判」なんてイメージなどが膨らまないのも事実。
という実例のひとつかな、と(笑)。
日本の時代劇で出てくる処刑シーンみたいに、
処刑人がぶすっと刺す、「ぎゃー」で絶命、というわけではない、というお話で(笑)。
ローマの処刑法としての「十字架刑」は、一思いに突き刺しておしまい、という日本人的な?即死の刑罰ではなくて、じわじわと死に至らしめる残虐な刑罰です。手足を十字架に釘で打ち付けて、そこに全体重がかかるので、傷の痛みと出血で死に追い込む。新約聖書に、一緒に処刑された罪人について「すねを折った」とあるのは、いつまでも死なない場合にとどめとして足の骨を折ってしまい、支えられないようにする、ということだといいます。
……えっと、私はイスラムはちょっと勉強しましたが、キリスト教やローマ帝国史の知識は乏しいんで、間違ってたらごめんなさい、なんですが……。ホントに予備知識がないとイメージが大間違いしちゃうなあ、という例ですね(笑)。
2003/05/13 時代モノ
古本屋ではない。しかしちょっとした古本屋さんくらいの本は持っている。(
中国史の先生あたりの挨拶)
こんばんは、鈴凛です。
京大人文研の膨大な本を「さすがに全部読んだことはないが、触ったことはある」と言った吉川幸次郎先生もそうですが、学者やトップクラスの作家なら、商売道具の本は山のように持ってますね。
さすがにウチは足元にも及びません、というか
2桁ぐらい違って比較にもならないんですが……。今日は
ネタもないのでヒマつぶしに書棚を見ていたら、雑誌のバックナンバーのタイトルに驚いたのでご紹介。
いきなりどこかに喧嘩売ってるみたいですが……そういうわけではなくて(笑)。
『占い・おまじないブームと子どもたち』(「子どものしあわせ」1988年11月臨時増刊号)
「子どもたちの非合理志向をアンケート調査」という冒頭は、歴史的に面白いと思いますが、つづいて「核兵器・戦争問題が子どもたちの一番の不安項目になっている」「日常生活での不満が強いと、やはり、非合理的なものへ魅かれる傾向が強い」「自信の有無も非合理志向に関係」と、見出しを並べてみるだけで
「わー、時代だー」と叫びたくなります(笑)。子どもたちが「核兵器・戦争」に問題意識持つだけまだマシだったんでは、と思っちゃうんですが……。
しかしこの本の見所はその後で、なんと
「『マイ・バースデイ』のおまじないコーナー『魔女入門』を担当しているマーク・矢崎氏を訪ねインタビュー」。もうほとんど
やりたい放題やっちゃってます(笑)。
もっとも、矢崎氏の「生育歴と重ねて語ってもらいました」という内容は、最近ではあまりお目にかかれない記事かもしれません。「まだ二十代の青年」って(笑)。
最後に安斎育郎・立命館大教授(当時)の「超能力のからくりと実演授業」と題した文章で締めくくっていますが、そこで科学技術のブラックボックス化を指摘して「考えたって、どうせ分からないという心情」があるとして、教育に切り返すあたりはさすがに教育雑誌です。この辺は同意ですね。……先日のくり返しになりそうなのでやめときますが(笑)。
編集後記、「生活科などが登場する時代、“道徳”に非合理志向がプラスされると、恐い気がします」。このあたりも時代が(笑)。
1988年というと……すでにゴルバチョフ改革はかなり実を上げてきていたはずですが、一方では昭和が終わる直前、
中曽根内閣から竹下内閣のところですね。8月、イラン・イラク戦争が停戦。翌年には
ソ連がアフガニスタンから撤退する一方で、中国で天安門事件が起きます。この1988年には台湾で李登輝政権がスタート、経済路線へ。前年の1987年には、大韓航空爆破事件や、先日時効が成立した
朝日新聞襲撃事件も起きています。
と、時代背景を考えてみると、この「教師が危機感を抱いていた」のは理解できるような気がします。もっとも、最近の先生は……
現状に危機感抱くような人は最初から採用されないのかも、とさえ思っちゃいますけど(苦笑)。
……年齢を考えると、この本で調査対象となった「小中学生」が、いまは新任どころか中堅クラスの教師になっているかもしれないのか、と計算してみて改めて驚いたり。
もっとも、
科学の側もあんまり大きなことは言えないんで……(笑)。ちょっと前になりますが、1984年の『日経テクニカル バイオテクノロジー最前線』では、「ヒト成長ホルモンを大腸菌で大量生産」「劇的な抗がん剤シスプラチン」などが並んでますが、この辺はあっけなく日常化してしまいました。「サトウキビのしぼりかすからエタノールと飼料を作り出すベンチャービジネス」に「アントニオ猪木氏」が出てきますが……あれってどうなりましたっけ?(笑)
>詩子さん(05/12)
>確かに、後半の必殺は時代劇と言うより、ちょん髷被った現代劇だったってのは間違いない風味です。
>でも、殺陣の綺麗さが、私的には好きだった風味です。(あの光と影の演出が大好きでした)
好みの問題ということもあると思いますが……。
「新仕置」でも、
元締がバットで悪徳仕置人ぶん殴って制裁とか、やりたい放題やってるんで、大河ドラマのような時代考証がどうのこうのではなくて、ドラマとしてしっかりしていたかなあ、と。末期の必殺って、現代モノに置き換えてもドラマとして手の施しようのない駄作があったような気がします。
もっとも、これは「昔の歌手は……」というのと同じで、当時はボロカスに言っててもいま見直すとアレレ?ということはあるのかも。
……これってもしかすると
「悪化の一途」ってことですか(苦笑)。
NHKで「憲法はまだか」という単発もののドラマがあったけど、インパクト強すぎて、しばらくは
江守徹が別の番組に出るたびに「近衛文麿?」と思っちゃいました(笑)。鈴木瑞穂の吉田茂も印象強かった。
……鈴木瑞穂って、昔活躍してた某野党幹部にも似てたような気もするのは極秘です(笑)
「命 愛してやまず」の久米明・児玉清も、実在の国立がんセンター院長によく似てたなあ、と思いましたが、これ結構前の作品ですね(笑)。NHKアーカイブス特選で再放送しないかなぁ。
サウジアラビアの首都リヤドで連続爆弾テロというニュースがあり、中東歴訪中のパウエル米国務長官を狙ったアルカイダ系統の犯行ではないかという見方も出ていますが、詳報がありません。
サウジアラビアは、オサマ・ビン・ラディン氏の出身地であり、「アメリカが聖地に乗り込んだ」として一連の反米テロ活動へ走る引き金になった場所ですから、昔の言い方をすればシンパというか、テロに同情的なグループは残っている可能性は十分あります。
ですが、それだけに政府も仮借ない掃討を続けていますから、いまテロ=アルカイダという見方をして良いかどうかは疑問です。かと言って、他のイスラム過激派、たとえばヒズボラーやアマルが容易に入り込めるとも思えませんが……。
跳ね上がり過激派というか、政治的にはなんのビジョンもない、やけっぱちのようなテロとしか考えられません。PLOも穏健路線で行くわけですし、シリアもイランも、ここでアメリカがイラクに長期駐留されては国家戦略からして大迷惑ですから、支援どころか封じ込めたいところでしょう。もっとも、国内に過激派がいると邪魔で仕方がないので、武器与えて外に出してしまう一種の厄介払いは、往々にしてありますが、それならこのタイミングで送り出す必要はありません。
あとは、イラクのフセイン政権で中枢とまではいかない「青年将校」クラスの残党の個人的報復も考えられます。フセイン政権にそこまで忠誠を誓った「将校」がいたかどうかも疑問ですが、バース党がどうのという組織ではなくて個人的な反感だけで、というのはあり得ると思います。
結局、材料が少なすぎて「分からない」というのが正直なところです。ただ、そう大掛かりな戦略や指揮命令があっての犯行には見えませんから、パウエル国務長官に危険が及ぶような第二次攻撃は考えなくて良いのではないかと思います。
2003/05/12 シンクロニティ
共時性という概念は、ユングによって中国の「道」という概念と対照された。(
ユングの思想体系へのすぐれた入門書あたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です。
とは言うものの、「すぐれた入門書」云々は、帯に書いてある宣伝なんですけど……(笑)。
A.ストー著,河合隼雄訳『ユング』(岩波現代文庫)ですが、河合隼雄先生が文化勲章もらった直後の書店の置き方は、なかなかの見ものでした。そんな分かりやすい本じゃないと思うんですが、ネームバリューで並べちゃうし……。もっとも、岩波は買いきりなので(再販制度ではないので)、ミーハー的に扱うにはリスクが大きいらしくあまり見かけませんでしたが(笑)。
ところでこのストーという精神科医は、訳者解説によるとユング派ではない人で、「中立の立場」から書かれているということです。それでもユングは分かりづらいと思っちゃうんですが、これは私の場合、宮城音弥先生経由のフロイト流が染み付いてて、ユング流のほうはまだ読み込みが足りないせいかも。
もっとも、宮城先生を「フロイト流」と言い切ってしまうのは問題があって、宮城先生の場合、非常に初期の心理学に触れたために、フロイトの比率が高くなったというのが正確なところだと思います。というか、皆さん忘れがちですけど、
フロイトもユングもかなり最近の人ですから。フロイトが亡くなったのが1939年、ユングは1961年ですから、宮城音弥先生が戦前フランスに留学した1934〜1937年というとまだ両方とも生きていたわけです。
何しろ精神医学の分野の進歩が激しく、「DSM」に代表されるように臨床のほうでは次々と「改訂」されているくらいなので、「フロイトもユングも古典」という見方はあります。心理学そのものでも、統計学によるデータを重視する「行動科学」のほうではそういう見方をします。フロイト・ユング両派からは、「行動科学は
心をなくした心理学だ」という批判を受けちゃうんですが……。
DSMやICDのような臨床精神医学の「分類」は、「いつでも・誰でも・誰にでも」という、乱暴に言ってしまえば
コンビニのマニュアルみたいなものなので、純粋な心理学の側からはどうしても抵抗が出てくるんですね。分類はできても治せない、なんて批判も出てくるんですが、身体のほうの血液検査などと同じように、どれを臨床心理に回して、どれを薬でやっていくか、という「ふるい分け」に使われることはあります。
ただ、それは心理療法がしっかりシステムとしてできている欧米では有効ですが、日本ではシステムそのものができてないので、とくに最新のDSM-IVやICD-10が重視している「人格障害」についての治療は放置状態に近いという問題があります。
「引きこもり」が大問題になってますが、精神科でもなかなか難しい状態にあるのは、薬物療法でかなり目に見えて改善される統合失調症(精神分裂病)と違って、長い時間をかけて心理療法を行ってゆくしかないのに、それだけの時間をかける治療に対して「支払い」の制度がない、早い話が病院として全然儲からないという原因があります。儲からないというと、医療は利益のためじゃないはずだという反論があるでしょうが、1人1時間かけてカウンセリング療法を行うと、1人の臨床心理士が1日に扱える患者さんは頑張っても8名です。それにちゃんとした給料を払わないと今度は
治療者側が貧窮問答歌になっちゃう(笑)。しかも、労働時間で8時間だからといって8人扱うと、治療者側の心が危なくなるという問題もあるので、余裕をもって治療に当たれるようなシステムが必要なのに、現行の保険制度では薬剤出さないことには報酬がほとんど出ないので、とてもじゃないけれど現実の「社会問題」に立ち向かうだけの社会制度ができてはいないんです。
……
話がずれた(笑)。えと、最初に何の話をしようとしたんだっけか、と考えてみると、単に「共時性」の話でした。要は最近話題が妙にシンクロしてるなあ、とそれだけのことで……えらく
脱線転覆しちゃったもんだ(汗)。
いえ、ちょうど先日、Amazonで注文した
『中毒百科―事例・病態・治療 (改訂第2版)』が届いたんですよ。前の版は持ってるんですが、ボリュームアップして、「化学兵器」の項目が新設
……日本の救急医療は前代未聞の化学兵器テロを経験しちゃったからですけど……。そのタイミングだったんで、ついシンクロニティかなあと思ったら、その
前フリだけで話が全然違うとこに飛んでいってしまったという(笑)。
>はるかさん
>はるかのご神託メッセージ
>2003年 5月・第二週目のテーマ
>『悪いお薬』
どれどれ、「占い」とは無縁なウチでも、いきなりページを開いてみるというのはランダムな抽出でよくある方法だし、と思って『中毒百科』をめくってみる。えい。
「シアン化水素(青酸ガス)」……悪いお薬じゃなくてそれじゃ即死だ(笑)。
「パラコート・ジクワット」……治療法がない、って書いてあるんですけど〜。
……選んだ本が問題だったかな(笑)。
>A型 近所の子供がカエルをいじって遊んでいるのをみかけます。一見無邪気に見えますが、ヒキガエルの背中を擦る表情がやけに真剣です。日本のカエルでは、危ない成分(ブフォテニン)は大した量分泌しませんが、ろくな行動ではありませんので、指を口に入れる前に正気に返してあげてください。
>O型 一気飲みすると元気になるドリンク剤を友達から進められますが、よくみるとラベルに「せきどめ液」と書いてあります。ろくなことになりませんので、真似をしてはいけません。お友達もさっさと正気に返してあげてください。というより、今のうちに縁を切っておきましょう。
どれどれ、と『中毒百科』をひいてみると……。
ヒキガエルの分泌物センソについても記述がありますが、これによるとジギタリスに似た強心ステロイドで、「六神丸」や「球心」
(本文ママ)に配合されていて中毒を起こしたとか……。
『大衆薬事典 一般用医薬品集』で見ると、あら、あの有名な「救心」に「センソ:5mg」って入ってますね〜。
『天然の毒 毒草・毒虫・毒魚』によると、センソは、アミン類の「ブホテニン」とステロイド類の「ブフォデリノイド」が主成分で、
ブホテニンはトリプトファンから生合成され、脳や血小板中に存在するセロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン)と類縁体であり……幻覚を起こさせるといわれている。
(山崎幹夫ほか『天然の毒 毒草・毒虫・毒魚』,講談社,1985)
……どこかで聞いた物質が出てきたなあ。って、
前駆物質というか類縁物質売ってるんですけど(笑)。
ダメですよ、用法用量を守らないとこの手の薬は……
ビタミンCのように、じゃかすか飲んでも大丈夫というわけにはいかないんですから……。
トリプトファンについては、『中毒百科』の「健康食品」の欄で、アメリカでL-トリプトファンで「死亡27人を含む1531人」の中毒報告(1990年のJAMA)が挙げられていて、「必須アミノ酸でさえ、1日1g程度を飲み続けただけで死亡することがある」と警告を発しています。
私もビタミンとかアミノ酸の製剤はかなり服用してるから、あまり他人のことは言えないんですが……。
もっとも、日本と違ってFDA
(アメリカ連邦食品医薬局)は対応が早くて、危ないとなるとすぐ販売停止の処置がとられるので、日本の「健康食品」のほうが危ないとは思いますが……。私自身、こないだまで使ってたエフェドリンを含むサーモダイエット製剤(体温を少し上げて代謝を活発にする、カフェインによるダイエットも同じ系統)が、エフェドリン・トリップに乱用されることもあって販売停止になって、私が注文してたのも取り消しになるという経験をしました(笑)。「データベースの反映が遅れて申し訳ない」というお詫びのハガキが来てたなあ。
この「L-トリプトファン中毒事故」でも、最初は原因が不純物のせいだろう
(トリプトファン自体はアミノ酸だから安全なはず)という間違った思い込みではあったものの、企業の利益などが複雑に絡む中で、即座に販売中止の処置の決断をしたことは評価できる、としています。
クロレラに関する中毒報告(皮膚炎)も出てますが、
日本はほとんど野放しですよね。「医者が見離したナントカが治る!」なんてチラシが普通に入ってくるけど、アメリカだと「この効能についての文章は、FDAが認めたものではない」と全部について注意書きをしなきゃいけないのに、日本では「何でもあり」らしい。……結局、いつもどおり
仕事しろよ厚生労働省、という結論になっちゃうけど(苦笑)。
話を戻すと、実はそのエフェドリンが「咳止め液トリップ」の主成分で……。さすがに日本の
ボンクラ行政でも一応の対策はしていて、ドラッグストアでもまとめ買いができないように最近なりました。咳止めにはエフェドリンがよく効くので、他の成分に代えて取り除くのが難しいんですが……。しかし「一気飲みしにくいように、1回分を1ビンに薄めて販売する」ぐらいのことはすぐ考えて欲しいところです。
そうそう、中米産のある種のカエルで、センソのつもりでそれやると、
出てくるのがブホテニンではなくてフグ毒のテトロドトキシンだったりするんで、これは
口に持っていったらコロッといってしまうかもしれません(笑)。あの手の分泌物は量が一定しないのでよく分かりませんが……。
「外国では有毒で知られるのに日本のは意外とそうでもない」薬用植物は結構あって、トリカブトもそうです。猛毒のトリカブトは確かに散在はしているものの、関東周辺に自生している多くのトリカブトは品種が違って、そんなに強い毒性は持っていません。
ドラマみたいに盛ったら見る間に死んじゃうってことはないです(笑)。
……私がやると、「悪いお薬」の意味が違っちゃうのは何故?(笑) トリップならともかく、
殺害してどうする、って感じなんですが(苦笑)。
って……。以上を書いてから朝日見に行って絶句。
登校男児の背中に液体、火つけられ大やけど 福岡【朝日】
12日午前8時すぎ、福岡市南区老司3丁目の路上で、男子児童の服などが燃えているのを近所の人が見つけた。(中略)
背中や後頭部、腕などに大やけどを負い、病院に運ばれた。2カ月以上の重傷という。男にビンから液体をかけられて火をつけられたと話しており、同署は殺人未遂の疑いで男を追っている。
路上に焼酎の小ビンが落ちており、ガソリンのようなにおいがしたという。
福岡市南区では4月10日、路上で中学3年の男子生徒が通学途中に男にカッターナイフのようなもので切りつけられ、首に軽いけがをした事件が起きている。 (05/12 12:33)
こんなシンクロは要りません!!(泣)
というか、目的の見えない事件ですね……。
モロトフカクテルは対権力用抵抗武器に限定するように(そこ問題違う)
通り魔的犯罪ではありますが、明らかに自分より抵抗の弱い相手を狙ってのものだと思います。
最初、「火をつけられた」というのは被害者の感覚で、強酸のようなものも考えられるかと思いました。強酸の場合でも反応の際の「異臭」が、よくガソリンのような臭いと間違われることがあるので。
しかし、これは目撃者が「燃えているのを見つけた」ということなので、やはりガソリンなど石油類で実際に火をつけた、ということだと思いますが……。
この場合、カッターナイフよりも準備がいる。というのは、「カッターナイフ」なら街をうろついていて犯行を思い立ち、コンビニで調達して切りつける、という可能性があるけど、ガソリン入りのビンは、そこらで気軽に調達はできないので。そうすると、これだけの準備するだけの冷静さは持っての犯行ですよね。
しっかり捕まえてもらわないと、繰り返す危険のある犯罪に思えます。カッターナイフの犯行との関連は素人には分かりませんが、カッターナイフよりも用意周到な分、今回ので「成功」して味を占めて繰り返す危険がある。ちゃんと逮捕してください、こういうのは。
そういえば、今日は5月12日。
何の日ってことではないんですが……歌の「すりこみ」って怖いもので、突然出てきちゃったりします。しかも戦時歌謡って、日付を織り込んでるのが多いし(笑)。
アリューシャン列島のひとつ、アッツ島に米軍約11,000人が上陸したのが1943年5月12日。日本側守備隊2400人では守れるはずもなく玉砕したのが5月29日。
アメリカ側も損耗率25%(うち1200名は凍傷)を出し、「バンザイ・アタック」は恐怖とともにアメリカ側の記録に残っています。
アッツ島血戦勇士顕彰国民歌
作詞:真巽久信(朝日新聞社選定) 作曲:山田耕作
刃(やいば)も凍る北海の 御盾と立ちて二千余騎
精鋭こぞるアッツ島
山崎大佐指揮を執る 山崎大佐指揮を執る
時これ五月十二日 暁こむる霧深く
突如と襲う敵二万
南にむかえ北に撃つ 南にむかえ北に撃つ
血戦死闘十八夜 烈々の士気 天を衝き
敵六千は屠れども
吾また多く喪(うしな)えり 吾また多く喪えり
一兵の援(えん)一弾の 補給を乞わず敵情を
電波に託す二千キロ
波濤に映る星寒し 波濤に映る星寒し
残れる勇士百有余 遥かに皇居伏し拝み
敢然鬨ともろともに
敵主力へと玉砕す 敵主力へと玉砕す
ああ皇軍の真髄に 久遠(くおん)の大義生かしたる
忠魂のあと うけ継ぎて
撃ちてし止まん醜(しこ)の仇 撃ちてし止まん醜の仇
(1943年9月レコード発売)
物語調というか、起承転結のような歌詞が特徴的なんですが……。
当然、当時の大本営発表にしたがって作られた歌詞なので、史実と違う点はあります。
「突如と襲う敵二万」というのは、現地の感覚はそうかもしれないけれど、明らかに戦略的判断ミス。地図で見れば分かりますが、前年
(1942年6月)ミッドウェー海戦の兵力を割いてまでこんな北の小さな島を取ったのがそもそも大間違いですが、それを押さえておける、維持できると考えたのも間違い。むしろアメリカ側が予想外の反撃を受けて苦戦したほうが意外なくらい、
「突如」ではなくて「必然」でした。
2万というのは現地からの「電波に託す」情報だったのでやむを得ないとしても、「敵六千は屠れども」は、この頃には大本営のお家芸となってしまっていた「誇張」発表でした。最後に指揮官以下ほぼ全員が玉砕してしまったので、詳細が分からないままという情報不足はあったにしても、自他の戦闘能力を推定できないのでは……ってそれが最初から最後までできなかった戦争だったといえばそれまで、ですが。
実際のアメリカ側戦死者は600人余りとされています。ただ異常に戦傷者・戦病者数が多かったのは事実ですが、「6000人」はありえない数字で、劣勢になった日本側が「2400の兵力で敵6000を倒した」と思い込もうとしたのがはっきり見て取れます。
だから情報操作と思い込みは怖い、ということに……。アメリカ側を恐れさせた「バンザイ・アタック」も考えると、
教育の持つ恐ろしさ、怖さもありますね。
小中学生学力テストの正答率低下、原因は不明 文科省【朝日】
文部科学省は12日、全国の小中学生約45万人に実施した学力テストの結果を分析した報告書を公表した。前回テスト(93〜95年度)と同じ問題の多くで正答率が下回った小学校の算数では、「明確な原因は見いだせなかった」としつつ、基礎知識や思考力をつける指導が足りなかった可能性を指摘している。
「アホ、バカ」発言の町教育長に減給処分 大阪・太子町【朝日】
処分は5月1日付。町教委によると、東野町教育長は4月22日、スポーツ施策に関する町教委の取り組みを問いただそうと教育長室を訪れた男性町議と口論となり、「アホ、バカ」などと発言したという。
意地の悪い並べ方をしてみる(笑)。
でも、一事が万事ってことはあるんじゃないですか?
>春歌(WS)ちゃん(5月11日)
> …なんと40万円。
> というわけで。
> 鈴凛ちゃんにラボが10軒以上建てられるほどの資金を投資しても財政的に全く痛くも痒くもない兄君さま方〜。
ちょっと待って。
ウチのラボは
1軒4万円換算なの??(笑)
物置じゃないんだから……って物置だってもうちょっとするような(笑)。
2003/05/11 単位
どんな鯨を捕ったかって? 何メートルだって? メートルじゃわからないよ、計ったのが鯨尺だもの(
戦時歌謡とは思えないコミックソングのセリフあたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です。
ご存知のとおり、長さや重さを計る単位にも「平等」を、ということでフランス革命の思想からメートル法が生まれ、地球の子午線の4000万分の1を「1メートル」にしよう、ということで大規模な測量が行われます。
それで決まった「1メートル」を、「メートル原器」として「この長さが1メートルだ」と提示したわけですが、後にもっと正確に、ということで光の波長を使うなどして、
現在では真空中を進む光の速さで定義してます。
でも最初の「子午線の4000万分の1」というのは基本ですから……。これ考えると、
「地球の直径は何キロメートルですか」という地理の問題が、なぜ成立するのか不思議でなりません。4万キロと「決めた」んで、長さの単位のほうが後ですから(笑)。
アメリカではまだヤード・ポンド法が多用されているのもよく知られていると思います。時速表示もマイルですから、映画のカーチェイスで敵を振り切るシーンで、「なんだ時速100キロくらいだったら自分だってよく出してるよ」と思ったら大間違い、100MPH(時速100マイル)なので換算すると時速160kmになります。……市街地でそんな速度を出さないように(笑)。
ところが、航空でのマイルは、この1マイル=1.6kmとはまた違います。B747-SR400なんかだと、退屈しのぎに座席の画面を見ると、現在位置・目的地までの距離・速度・高度などが表示されますが、ここで英語表示のときに目にする「マイル」は、航空マイル、すなわちノーティカル・マイルです。航空機事故などの交信記録で「何マイル」と言っているのもこっち。このノーティカル・マイルは船の「海里」のことで、「沿岸12海里」だとか「漁業水域200カイリ」なんてのもこれです。
海里のほうは陸上のマイルと違って、メートルと同じくきちんと定義された合理的なものですから、それさえ知っていればいつでも計算で出せます。定義は「
1海里(ノーティカル・マイル)は、赤道上の緯度1分の長さ」。緯度1分というのは1度の60分の1
(時間と同じ)です。
さっき見たように、地球の1周は4万kmなので、これだけ分かれば1海里との換算は電卓でできますね。地球をぐるりと1周すると360度、つまり360度×60=21600分=21600海里ですから、40000km/21600海里=1.85km。
実はこれには、地球が完全に丸い球ではなくて、ちょっと歪んだ回転楕円体、つまり平面状で楕円を描いたのをぐるっと回して3次元にした形だということがあって、多少の誤差はあります。深入りすれば「ベッセルの楕円体」とかの話になっちゃうんですが、そういう細かい話は専門家に任せて(笑)、基本的な要点だけ押さえておけばOKでしょう。
そうそう、船の速度で「ノット」がありますが、1ノットは時速1海里です。1999年の不審船事件で、海上保安庁が予想する以上に速度を上げられて、海上自衛隊が出動する騒ぎとなって、それでも沈めるわけにいかずに逃げられちゃったというのがありましたが、あのときの不審船の速度が35ノットと言われています。換算すると約時速65km。福岡〜釜山間を約3時間で結ぶ超高速船「ビートル」が時速約80kmですから、あんな漁船もどきが出すとは思わなかったのは無理もないところ。
航空では高度が「フィート」なのも面倒な話で……1フィートは0.3048メートル、これは陸上のマイル・ヤードと同じで換算表に頼るしかないです。
まあ、「フィート」はともかく、「海里」の定義は覚えておくといろいろ便利かも。というのは、何も航空図に触れる機会がなくても、地形図のような緯度・経度の線が書いてある地図を見たとき、これさえ押さえておけば、
縮尺が書いてなくても2本の緯度の線だけあれば計算で出せるので……。さすがに道路地図では無理ですけど(笑)。
えーと、なぜ
よりにもよって日曜日にこんな話になったかというと、昨日の
『FBI心理分析官』の話のついででこの本読み直していたら、
「犯人は電話でメートルを使ったから軍関係者ではないか」という推測があったんで……。ああ、あの国では一般人はメートル使わないんだっけ、と改めて思い出しました。
日本だとこうはいきませんね〜。まさか「20分ほど歩いたところに指示がある」とかの脅迫電話で、
20分ではつかないような距離だから「犯人は不動産屋に違いない」なんてことはないだろうし(笑)。日本の不動産表示の「徒歩何分」は、「1分が80メートル」と決まっているので、時速4.8kmで歩け、ということになってます。
……個人的にはかなりハードな速さではないかと思います(笑)。
本気で引き出しの立て付けが悪くて無理矢理叩いた日曜の午後でした☆(おい)
2003/05/10 ナレーション
今宵はここまでにいたしとうござりまする(
かなり前の大河ドラマナレーションあたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です。
このナレーション、主人公の母親役が見守るという形にしたくて決めたのは良かったんだろうけど……大河ドラマという性質上、
ナレーターが先に作品の上で死亡退場してしまう。
苦し紛れかどうかは知らないけど、もう少しこの世に残って見守りたく……とか言い出して、霊魂が抜け出すのには見てて驚きました。
大河ドラマで超常現象みたいな映像使うとは思わなかった(笑)。
もっともNHKのドラマ作品は、押さえるところは押さえる、ムチャをするなら思いっきりやる、という傾向はあって、切り返しの現代批判なんかは結構ありましたね。
この「時代劇なのにムチャしよる」というのは、朝日放送の「必殺」シリーズのほうがよく言われるけど、「必殺」は当初は良かったけど後半堕落しちゃったから……。現代語入れればそれっぽくなるだろう、みたいになったのはファンを失望させました。
まあ、
中村主水がワープロ(OASYSだったっけ?)叩いちゃったりする、ピンポイントでのお遊びはまだしも、全体の作りが甘くなっちゃったのは後期シリーズへの批判が集中している原因だと思います。
ピンポイントでの「時代劇なのにそんなムチャするか」というのは、最初の頃に出尽くしたということもあるだろうけど……。背骨砕くのとか心臓を捻って殺すという「必殺技」は、他の方法と違って視聴者に分かりにくいから、というんで、
レントゲン(X線透視TV)と心電図を持ってきてたし(笑)。
NHK「びいどろで候」では、「火災のときに庶民は逃げ場所がないではないか」という義憤からの奮闘を描いた挙句、結局見つからずに「川に飛び込め」で終わるかと思ったら、ナレーションで現代まで問い掛ける大技。そう、江戸の歴史に残る「大火」に限らず、地震でも空襲でも最後は川に飛び込むしかなかったという事実をバサっと斬っていて、本筋よりも最後のナレーションの印象が強く残ってたりします(笑)。
逆に、あくまで本筋の「時代劇」にこだわったナレーションとエンディングの組み合わせといえば、やはりフジテレビの「鬼平犯科帳」にとどめをさすでしょう。毎回
鍋つついてるようなイメージもあるけど(笑)、どこか哀しい「インスピレイション」のしっとりとした旋律が全体を引き締めるエンディングの効果を生んでいたように思います。
ナレーション、とくにドラマの場合は、やりすぎると本筋をぶち壊してしまう危険があるだけに、劇薬みたいなところはあるけど……。「大江戸捜査網」の説明調はギリギリのところで成功させた例じゃないかな。あれ以上濫用したら、展開をナレーションに説明してもらうことになって、目も当てられなくなる。
もっとも、「大江戸捜査網」のナレーションというと、出撃?の際の「隠密同心、心得の条……死して屍拾う者なし」がインパクトありすぎで、
下手すると他に覚えてなかったりする人も多いかも。「あれ、出演者誰だっけ?」とか(笑)。
テレビ放送50年ということで、当のNHKが「アーカイブス特選」をはじめ、キャンペーンを展開しているけど、そういえばそのテレビの生みの親をモデルにした朝の連続テレビ小説は……。まさか
ネーミングの由来じゃないよね、と急に身近な話に(笑)。
アクセント違うはずですけど(笑)。
それはさておき。連続する場面をつないでゆくときに、ドラマなら自然につながるのが普通で、その範囲ではナレーションはいらないんだろうけど、画面だけで描ききるのが難しい場合
(背景の説明など)や、論理・時間的な飛躍がある場合には接続のためのナレーションが必要になってきます。
ドキュメンタリーや、同じドラマでもその要素が入ってくる場合はなおさらで、「接続詞」としてのナレーションが重要になってくる。「だが彼は、数分後に死が迫っていることを知らない」という例があったけど、そのナレーションで画面の意味が全然違ってきちゃうことは、ドラマに限らないので……。劇的な効果があるだけに、先日挙げた「黒いテレビ」の例は極端にしても、
ナレーションひとつで意味が変わってくる強さと怖さは認識しておかないと、と思います。
「説明」の怖さとも言えるんだけど、ワイドショーや、出版では週刊誌の類で、なぜか事件に関わる女性は全員「美人」だったりしませんか?(笑) 2時間サスペンスドラマじゃなくて現実に起きている事件なのに、「美人OL謎の死」というように持って行っちゃうんで、一つ間違うと
「サスペンスドラマのタイトルは、順列組み合わせだからスクリプトで作れる」と言われるのと同じ危険性はありますね。
「週刊なんとか見出しジェネレータ」を作るつもりはないけど、文末に「不可解」「奇奇怪怪」「『正義』」を入れると、それっぽい見出しが出来上がっちゃうとか(苦笑)。
ナレーションにしても、見出しにしても、その「お約束」というか、規則性の持つ強みというのはあるんだけど、そこになんでもかんでも当てはめちゃうと歪んでしまうことがある。規則性の強みというのは、
「それさえやっとけば必ずまとまるから」ということで、流れが支離滅裂でも締められるだけに、そこに頼っちゃうと堕落する。もちろん全体がしっかりしてて、「お約束」を使えばベストの結果が出るんだけど……。
よいほうの例だと、「雨音だけが続いていた」とナレーション入れて「インスピレイション」流せば、それだけで「鬼平犯科帳」のエンディングに思えちゃう(笑)。
……独特の口調とか、決めゼリフがあると書き出しやすいかもしれないなあ、と突然身近なほうに話持ってきたり(笑)。
次回からウチも「メメントモリッ♪」で始めてみようかな(こらこら)。
話は突然変わって。
新興宗教が「道具立て」としてエセ科学を持ち込んでくる、というのは、目立つだけにそこに注目しがちですが、あれは別に昨日今日始まったことではないんですね。
電磁波を思いっきり前面に出している今回の「白ずくめ集団」は、日ごろ「デンパ」という表現を使っているし、また実際に携帯電話をはじめとする電磁波問題がクローズアップされているから、ピンポイントで当たっちゃったということはありそうだけど……。
ちょっと脱線しますが、ヘンな人を「デンパ」と呼ぶのは、そもそものマルコーニまで遡ることはなくて、おそらく30年内外の歴史じゃないかと思います。要は精神科的な妄想としての「電波に命令されて」というのが、人口に膾炙したからでしょうが、そういう妄想が「成立して」しかも「受ける」ためには、それなりの土台が両者に必要なので……。
根本は同じはずの「新聞に自分だけが見える特殊インクで指令が書いてある」という妄想は、現代ではあまり出てこないし、それが出てきても個人の「異常」で処理されるのは、
「受けない」という要素が強いのではないかと。
新興宗教が「新興」であるためには、これまでにない新しいことを言わなければならないという呪縛のようなものがあります。本当に「真理」ということを考えるなら、単に目新しいことを言うのではなくても、「従来のものの再検討・検証」という方法もあるはずだけど、どうもそちらは「哲学」に近くなるせいか、あまり魅力を感じないらしい(笑)。
しかし新しければよいかというと、「受ける」必要があってそうも言えない。そうすると、現代において「使える道具立て」は限られてきちゃうので、日本だと教育レベルの高いこともあって「科学」が一番利用しやすいという事情が出てきそうです。
「スカラー波」が道具立てとして出てくるなら、「テンソル」だって良さそうなものだし、「虚数時間」なんか魅力的だとさえ思うんだけど(笑)、あまり聞きません
(全部の新興宗教を検討したわけではないから絶無とは言わないけれど)。今回のケースでも、「エルアール」というから、
ラセミ体とか来るのかしらと思ったんだけど、化学は道具立てとして面白味がなかったのかな(笑)。
宗教の定義にもよるだろうけど、どこか根元のところに哲学的なことがあって、それをつなぐ縦糸は自前のものとして持っていて、ただそれだけでは弱いというときに横糸として何か他所から借りてくる、「ナレーション」を入れて説明しやすいようにする、という現象は、どの宗教にも多かれ少なかれ見られると思います。
ところが、この横糸ほど移り変わりの激しいものもないから、時代を超えて「新興」から抜け出すためには、あまり横糸には頼れないはずなのに、当面の乗り切りに便利なせいか、横糸を多用しすぎてしまう、そしてその横糸に利用しやすい「科学」を安易に持ち込んじゃう、ということが現代の「新興宗教」の特徴だと見ています。
どんな宗教でも最初は「新興宗教」だったはずだけれど、それが世紀を超えてきたというのは、縦糸としての哲学とか教えというものがしっかりしていたからでしょう。道具立ては道具立てとして利用はしても、あくまで横糸であって、縦糸では従来の観念に対する検証や再構築ということをしっかりやった。これは同じ唯一神を立てながら次々と生まれた、ユダヤ・キリスト・イスラムの流れを見ると分かりやすいと思います。別の神様を持ってくるのではなくて、同じ唯一神でも前のはダメだと言うときに、再構築をやっているわけです。前の組み立てはおかしかったよ、やり直しだというところで「新しさ」を出してくる。
これは、何も宗教に限ったことではありません。それこそアインシュタインの相対性理論にしても、あるいは地動説にしても、「根元の検証と再構築」が先で、そこにこそ本来の新しさ、本当の意味での重要性があるということを、どうも科学教育は見逃してきてしまったのではとも思います。
アインシュタイン自身が何か新事実を観測したわけではなくて、「根本的に視点を変えてみた」ということを忘れてしまう。エーテルを仮定して、長さが変化するんだというローレンツの考え方でも説明はつくんだけど、同じローレンツ変換を使うにしても
根本的に見方変えてみようよという再検討にこそ、相対論の革命性があるのに、アインシュタインの名前のインパクトで押し切っちゃう。権威主義は、教育側からすれば教えやすいから最大限利用してしまうんだろうけど、それでは「科学する」ことにはなってないんですね。だからこそ、目先の「科学のトピックス」を利用する新興宗教が生まれる土台ばっかり作っちゃったんではないかとさえ疑ってしまいます。
新興宗教に話を戻すと、ナレーションとして「科学」を持ってこなかった例も昔はありました。昭和の前半に世間を騒がせた新興宗教に天津教
(あまつきょう)がありますが、これは「神代文字」をナレーションに利用した。漢字が日本に入る前に、日本にはすでに「神代文字」があり、神武天皇より前の神代にも天皇がいた、という筋書きでした。記紀を歴史の絶対とした戦前には危険な主張で、実際に仮借ない弾圧を受けていますが……。
つまり、新しい宗教は布教の必要性から、利用しやすいものは利用してしまおうということになるのは必然なんだけれど、そこに科学ばかり持ってくるというのが、現代日本の新興宗教の特徴ではないか、そこには、新興宗教だけを「気味悪い」として嫌悪すれば済む話ではなくて、教育側にも反省すべき点があるのでは、ということを今回の「騒動」を見てて考えさせられました。
もっともこの辺、別の方向なら、フロイト派対ユング派、日本で言えば宮城音弥先生と河合隼雄先生の違いにも行けるんですが(笑)。
徹底的に検証を加えて斬ってゆくフロイト流と、とりあえずそういう説明もアリなんじゃないかと認めてみるユング流というのは、別の問題として興味深いです。
たとえば「霊魂」について、
「テレパシーの存在を認めるなら、死後の世界を仮定しなくても説明できる」と宮城音弥先生は斬ってしまいます。死後の世界、霊界から何かを伝えてくるという現象を認めても、本当にそうか、と疑ってみる。死んだ人からのメッセージというけれど、それが確かに死んだ人からのものかどうかを検討するには、
いま生きている人によって「確認」されなければならない(たとえば「故人以外に知りえない秘密」というけれど、そうだと言うには親族などが確かにそうでしたと証言する必要がある)。そうすると、テレパシーで読み取れるとすれば、霊界がなくたって説明できてしまう、無理に死後の世界を仮定しなくてもよいのでは、という斬り方をしていきます。(この斬り方が、単に「ありえない」で切り捨てる保守的?科学とは一味違うので、一読をお勧めします)
ところがユング流だと、「まあまあ、それはともかくとして」と言うわけです。「あるかないかはともかく、彼が霊界からの通信を肯定しなきゃならないのは何故だろう」という分析を進めてゆく。分析のポイントが、「その人にとっての物語」になっているところが、ユング流の特徴とも言えます。
……それだけに、私なんかにとってはバサバサ斬ってゆくフロイトと違って理解がしにくい、「分かりにくさ」もあるんで、修行が足りなくて届かない部分があるんですが(苦笑)。
えーと、このテーマについては、引き出しのどれを使うかで随分変わってきちゃうかも(笑)。
詩子さんとこ(05/09)で話題になったようなので、どうせ首相官邸なんかゴミ文書しかないけど、と思いながら行ってみる。
「1.子どもへの方策」としてゴチャゴチャと書いてるけど……。一度「資料一覧」に戻ると、再びこの資料に戻ってくるのは至難の技。「隗より始めよ」で、こういう文書ひとつひとつに、年月日や、せめて通し番号ぐらい打ってほしいなあ。
家庭教育について対話できる土壌をつくるため、企業やテレビと協力して古来の諺などを呼びかける
「馬鹿は死んでも治らない」とか?
もうちょっとマシなのを……池田弥三郎先生の『暮らしの中のことわざ』から。
「人を見たら泥棒と思え」
これは行政に向ける目として国民が持つべきもの。その反対が
「七度たずねて人を疑え」
こっちが家庭が子どもに向けて持つべきもの、ですかね。
「枯木も山の賑わい」
これ、
正しい意味で委員のみなさんに差し上げます(笑)。
面白いのは、
2.大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと
の一番右下の欄、「行政」のところに、
中央からの文書は、簡潔・明瞭で官庁用語を使わず解りやすい言葉で住民一人一人に伝わるよう工夫をする
すでに日本語として破綻してますが(笑)。
「使わず」の否定の前に、「簡潔・明瞭で官庁用語を」と来てるので、「簡潔・明瞭」も「使わず」のような、舌足らずな文章になってます。この文章自体が分かりづらい。冗長になっても分かりやすくするなら、
「簡潔・明瞭を旨とし、官庁用語を使うことなく、分かりやすい言葉で」
ときちんと区切れば良いことだし、簡潔に重視を置くなら語順を入れ替えて
「官庁用語を使わずに、簡潔・明瞭で分かりやすい言葉で」
とすればよかった。
揚げ足を取るようなことをしてるのは自覚の上ですが、自滅している文章で「教育」を語られたんではたまったものではありませんから。というか、論旨を変えずに分かりやすくするために語順入れ替えるぐらいは
編集の初歩の初歩ですけど、その程度の言語能力もない人がこれ作ったんですか??
いちいちツッコミいれてたらキリないですが……。
ところで、偉そうなこと言ってる委員の皆様、失礼ですがお幾つでしょうか?
私も戦争にいって、かえってきて、昭和二十二年に発足したばかりの新制中学の教壇に立って教えた経験がある。数えてみると、そのときの一年生が現在四十三歳、社会人として、企業の中堅になってるわけだ。
だけどこの年代の人達は、混乱した、戦争直後の教育しか受けてないわけで、そういう年代の人達が、このごろの若いものはことばを知らないなんていう資格はない。四十代の人の再教育こそ必要だと思う。しかし、この年代の人達に教えなかった上役も悪い。
(池田弥三郎著『暮らしの中のことわざ』,毎日新聞社,1977)
委員名簿見てみると……
思わず納得。
それに、辿って行って
「教育改革国民会議」のトップを見ると、おや、新聞の「首相動静」欄に
嘘の発表出しても平気、惨事の悲報を聞いても平然とゴルフ続けられる神経の持ち主にして、「…………」で有名になった方の写真が。
池田先生の慧眼おそるべし(笑)。
あ、でも所詮「教育」なんて、どんなにキレイゴト言っても合目的的、つまり
その時の社会や体制が「こういう大人を将来供給してほしい」という需要側の要求に過ぎません。
ですから、これだけ明け透けに要求書(まるで総評華やかなりし頃の春闘みたいですね)を出してもらったほうが、かえってハッキリしてていいのかもしれません。要はこの要求書を一言でまとめれば、
「徴兵して使い物になるような、命令や権威に従順な人間が欲しい」
ということでしょ。生半可にぼかしてないだけに、ストレートな要求として分かりやすいのでは。あとはその要求を飲むかどうかの選択ですから。
そうそう、ハイジャック犯でもストライキでもそうだけど、大体「要求」する側は、「早くしないと人質殺すぞ」「何時までに応じなければ、無期限スト突入だ」というように
危機感煽るのが常套手段ですが……その点もちゃんと押さえてますね、この文書。
>はるかさん (05/08)
> 一言で言うと、妖精は「ケルト文化圏における広い意味でのモンスター」。日本の妖怪、中国の鬼、イスラムの精霊(ジン)にあたるケルトバージョンが妖精です。いわばご当地の名産。
> コナンドイルさんも前回名前を出したイエーツさんも、このケルトの血を引く方。妖精という存在には、私達日本人がイメージしきることが不可能な、文化の重みってものがあるのでございましょう。
> この事件が大騒ぎになってしまったのは、オカルトを科学的になんとか説明しようという歪さ、妖精という文化を写真機という科学が撮影してしまったという歪さが原因だと思います。そんなことをするから無理が出てきてしまったのです。(そう考えると、「電子の妖精」って単語も、「血の繋がらない妹」と同じくらい歪な言葉のような気がしてきますけど…)
文化人類学としては、タブーだけを取り上げてはいけないので、タブーの反対側の特権にも目を向けないといけないのですね、
エジプト王家の近親相姦とか。
(←ポイントずれまくってます)
それはそれとして。ご当地名産……新幹線の車内販売のような(笑)。
あれ、でも、いまは「のぞみ」グリーンあたりだと、うるさいから来ないようになってましたっけ? メニューで注文できるようになってたような記憶もあるけど、あまり乗らないから記憶が曖昧(笑)。
中国の鬼なんかは、儒教に帰依?しちゃって、漢詩詠んだりします。漢詩、ことに唐代以後の場合、奇想天外というわけにはいかなくて、典籍の素養が前提にあるのに(笑)。
中には「お前の文章はレベルが低い」とか言って添削してくれる鬼とか、科挙でカンニングみたいに答えを教えてくれるのもいますね(笑)。
矢毒になにを使うかという「矢毒の文化圏」と同じように、広義のモンスター(ヒト以外の存在)がどういう形で出てくるか、という文化圏もあるのかもしれません。
そうそう、ちょっと前の「お墓」の話題ですけど、あれは儒教や仏教というよりも、
土地に定着する農耕民族と、漂流してゆく騎馬民族との対比で見たほうがいいのかなあ、と思いました。
が、そこから騎馬民族は日本に来たか、なんて話になると大変なことになるので省略(おい)。
というのは、どう考えても「そこら辺に戻ってこない」イスラムでもお墓の問題があるんですよ。イスラムでは死者は「最後の審判」まで埋まったきりで絶対に復活したりはしません。これはイスラムである限り動かせないので、万国共通、どこでも同じ。
復活がありえないこともあって、サウジアラビアのような沙漠の国だと、その辺に埋めちゃうという感じです。国王の墓でも「どこ?」というくらい。ところが、エジプトはピラミッドの本家だけあって、しっかりお墓を作っちゃう。ナイル文明に対抗するチグリス・ユーフラテス文明のイラクも
いまそれどころじゃないかもしれないけど、比較的しっかりお墓を作ります。ペルシアの流れがあるイランの場合もそう。ホメイニ廟みたいな巨大な例外は別としても(これにはシーア派のお祖師様信仰が入ってきちゃうんで)。
ホメイニ廟で、完全防腐処理されたホメイニ師の遺体を納めたガラスケースの周りが格子で覆われてて、そこにお賽銭として紙幣を入れていくというのも、イスラム・シーア派にしても興味深いと思いません?
この
「復活はありえないのに、とりあえず豪華なお墓を作る」というのを考えると、信仰の問題というよりも、死体を持って歩くわけには行かないから適当に埋めておしまいという遊牧民族と、ずっと同じところで生活してゆく農耕民族の違いが大きいかなあ、と。
と書いてて、キリスト教の総本山、ローマ法王の遺体が完全保存されているのを、いま思い出しました。現在のヨハネ・パウロ2世は狙撃されて内臓の一部摘出手術を受けましたが、あの内臓もちゃんと保管してあるそうです。
ついでに、「疳の虫」かあ、と思って読んでいたら、「リタリン」ですか(笑)。
えい、
『治療薬マニュアル』……。リタリン(塩酸メチルフェニデート)は、ADHD(注意欠陥多動性障害)への使用は、健保適用外になってて、まだ試験段階に近いみたいです。
基本的には「普通の抗うつ剤で良くならない難治性うつ病」や「ナルコレプシー」
(突然寝てしまうというアレ、ただし睡眠時無呼吸症候群による昼間の眠気とは違います)の薬です。
中枢神経を刺激・興奮させる薬ですし、基本構造が覚醒剤(メタアンフェタミン)に近いので、いわゆる「アップ系」になりますが、習慣性もあるのでやたら使えるシロモノではありません。覚醒剤に似ていることから明らかなように、眠気が飛びますから、不眠症にもつながるでしょうね。
些細な点ですが、「注意欠陥多動性障害」は、アメリカ精神医学会『診断・統計マニュアル改訂第4版』いわゆる
「DSM-IV」(こちらが
最新改訂版の日本語訳)による分類名で、WHOの国際疾病分類
ICD-10(このパートの日本語訳)では「多動性障害」になっているようです。
『FBI心理分析官』で、自分の犯罪はPTSDによるものだ、裁判当時はDSM-II(第2版)だったから分からなかったが、第3版のDSM-IIIでPTSDを病気と認めたじゃないか、というような再審請求のケースが出てきますが、あの一節は普通に読んだら何のことやら分からないんじゃないかと思いました(笑)。
あ、脱線ついでに……「自殺」について、デュルケイムだと日本的な無理心中とかが入ってこないんで、大原健士郎とかも入れないと、と思いました。「日本独特の年齢カーブ」の変遷とかも興味深いところですよ。
……すでに元の話題が見えなくなってるのは秘密です(苦笑)。
2003/05/08 とかくこの世は生きにくい
知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。(
夏目漱石の有名な書き出しあたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です。
閉鎖→復帰について、やはり多くの方から批判・非難をいただいています。結局リニューアルじゃないかとか、元キャラを冒涜しているとか……単なる叩きではないだけに、というより理解できるだけに凹みがちですが……。
双輝さん(5/6付……ってあれ?)経由で、
もなみさんの5/7付日記を読んで、
しばらく沈黙してしまいました。
でも、時すでに遅くて(苦笑)、「賽は投げられた」わけで、最善を尽くすしかないかなあと凹みながらも開き直りみたいになってます。
「異論のあるのは当然でありますが、その是非の論議は後世史家に委せたいと思います」というのが現在の心情ですけど……
ってコレ後にA級戦犯になる人の発言ですが(苦笑)
それはそれとして、
>もなみさん(5月8日)
> 3月13日のもな見で、ちょこっとだけ出たPC6001というパソコンをご存じですか?
> もう知らないよ、という人のほうが多いと思いますが、NECが1981年に出したパソコンです。
> パソコンじゃなくて、パピコンとして売られたということで判るとおり、ホビー用パソコンでした。
> カートリッジ差し込むだけでゲームができるトカ、当時としては唯一、カーソルキーが十字配列だったトカ、ハートマークやスペードマークが表示できたりトカ、グラフィック専用ページを持っていたトカ、カタカナが表示できない代わりに、ひらがなが表示できたトカ、極めて面白いパソコンでした。
懐かしいのが出てきたなあ、と(笑)。
昨日の詩子さん宛の私信で触れたのと同じあたりのパソコン(当時は「マイコン」とも言ってたっけ)の話ですね。
というわけで、
私信というよりネタ拝借して、「懐かしのパソコン」という話題に(笑)。
えと、PC-6001って、キーボードのキーが消しゴムみたいな感じで、キーが隣り合ってくっついてなかった(なんか離れて配置されてた)という印象が残ってます。タイピングはしづらかったんじゃないかなあ……。
その後継機種のPC-6001mkIIだと、グラフィックとして漢字表示ができるようになったり、「しゃべる」音声合成が搭載されたりしてましたね。
大容量64KBメモリ搭載!とか。単位に時代が出ています(笑)。新聞の科学面に「何メガビットDRAM開発に成功、1つのチップに新聞何ページ分を記憶できるように」とニュース扱いになってた時代ですから……。
あ、このあたりまで、記録メディアはカセットテープでした。しかも専用のテープレコーダじゃなくて平気でラジカセ使ってたり……。いや、それ以上に、表示画面として家庭用のテレビ使ってたのも、ゲーム機に近い位置付けだった(値段は全然違いましたが)んでしょうね。
専用モニタがなかったわけではなくて、一体型と称して、ピンク色に緑みたいな目の疲れるモニタを搭載していたのも他社から出てましたが……。ホビーユースということで、手近にある家庭用テレビに、インピーダンス75Ωの普通のアンテナ線で接続できたのは、当時としては賢明な選択だったと思います。現在の家庭用ゲーム機は、当時のビジネスユースのパソコンの最高級機種よりも高性能でしょうが、表示はやはり家庭用テレビを使いつづけていますから、技術ではなくてマーケットの都合というものがあるんでしょう。
話を戻すと、さらにそのPC-6001mkIIの後のPC-6601で、3.5インチフロッピーディスクが「マイクロフロッピーディスク」だったかな、そういう呼び名で搭載されるようになります。この当時、NECはフロッピーディスクを、8インチが標準サイズ、5インチが「ミニ」、3.5インチが「マイクロ」と大きさで区別していたような記憶が……。
そういえば、「ディスケット」と呼びつづけたのはどこでしたっけ?
なお、ちょうど同じ頃登場した、昨日ちょっと触れたMZ-1500(シャープ)は、「クイックディスク」を標準装備してきます。のちのファミコンのディスクシステムと同じ方式で、フロッピーディスクそっくりではあるんだけど、記録方式がランダムアクセスではなくて、らせん形の最初から順番に読んでいくアクセスだったのが比較されたりしていました。
このあたりは家庭用、はっきり言ってしまえば「これからのユーザ」の子どもをターゲットにしてて、ビジネスユースの機種とは世界が違っていました。1982年、NECはそれこそ
その後の日本のパソコンの歴史を変えた「PC-9801」を投入してきますが、……まだフロッピーディスクドライブはオプションで、しかも
本体より高かった(笑)。高かったのはドライブだけではなくて、消耗品のフロッピーディスクそのものも、確か1枚数千円とかしてた記憶もあります。
このあたり、初期のマーケットが狭い時点では、どうしても高価になってしまうという事情は、VHSのビデオテープでも同じでしたから、……「需要供給曲線は偉大だ」と思っちゃいます(笑)。
PC-6001のようなホビー系の機種では、割と早くFM音源を標準装備していて、3和音で音が出たりしましたが、そうでなくても高くつくビジネスユース機では、ビープ音からFM音源が標準装備されるのには随分かかりました。
表示できる色数というと、これは現在でも解像度との組み合わせでビデオカードの性能として話に出てくるけど、当時は8色とか16色、解像度は頑張っても640×400とかでしたね。ここでタテが400というのは、家庭用テレビの走査線が512本(ブランキング時間があるので実際には512本全部は表示できません)という制約があったからです。FM-77(富士通)だったか、4096色という数字で驚かせたりしていました。
テレビとの関係で言うと、
「テレビを見ながらプログラミング」と本気かどうか疑いたくなるようなフレーズが言われた、X-1(シャープ)シリーズを忘れるわけにはいきません。のちに「名機」と呼ばれるX-68000につながっていくルーツでもありますし。
……確実に
20代以下を置いてけぼりにしているような気がしてきたので、この話題この辺で(笑)。まあ、ローマは一日にしてならずというか、人と同じくPCにも時代あり、ってことで強引に締め(笑)。
だって、そこから通信に話行って、音響カプラだとかPC-VANの実験会員とかの話になったら、キリがないんで(笑)。遡って紙テープだとかパンチカードに行っちゃってもアレですし(笑)。
同様に、「20世紀を振り返る」みたいな話題として……
モロトフカクテル。
問題はこっちは技術史と違って微妙に危ない、きな臭さがあるってことですが(汗)。
というか……
>沙耶さん(5月7日)
>今日はモロトフカクテルが大人気っぽいです(鈴凛さんとことか 詩子さんとことかで話題になってるものあたりの挨拶)
まさかそんなとこで人気になってたとは(笑)。
それはともかく、「モロトフカクテル」と言っても、
別にモロトフさんが発明したわけではありません(笑)。
モロトフ(Molotov)はスターリン時代のソ連の政治家です。スターリン首相のもとで外相などを歴任しますが、スターリンの死(1953年)の後、政権についたフルシチョフ(1964年失脚)のスターリン批判で解任(1961年)されてます。スターリンやフルシチョフ、それどころかその後ソ連を停滞させた長期政権をとった
ブレジネフよりも長生きしてたりもしますが……。
日本とのかかわりでは、悪名高い太平洋戦争末期の
「ソ連参戦」で、モロトフ外相が登場するシーンがあります。
(1945年)8月8日午後5時(モスコウ時間)、モロトフ委員は大使に対し……左記宣言を読み上げたる上、大使に手交せり。
「ヒトラー・ドイツの敗北および降伏後においては、日本のみが戦争を継続する唯一の大国たるにいたれり。米、英、中三国の日本軍隊の無条件降伏に関する本年7月26日の要求は、日本により拒否せられたり。……以上の見地より、ソ連政府は、明日、すなわち8月9日より同国、同政府は日本と戦争状態に在るべき旨を宣言す」
(外務省編「日ソ外交交渉記録」=迫水久常氏の著書より)
話を戻すと、カクテルもなにも
要は火炎瓶なんですが(笑)、それこそ
「貧乏人の武器」で、世界各国、反体制運動では長いこと愛用されてますね。
第二次大戦中、ドイツの上陸を恐れたイギリスでは、家庭の主婦に火炎瓶の作り方を教えたとのことです。日本の国防婦人会と同じようなイメージでしょうが、日本の場合は油がなくて戦争してたんで火炎瓶というわけにはいかなかったのか、竹槍になっちゃったという……。
日本で火炎瓶が最初に使われたのは1952年の米軍キャンプ襲撃事件と言われています。戦後まだGHQの占領下にあって、反米運動が激しくなった頃で、この同じ年の「血のメーデー」事件では進駐軍の車が焼かれる大事件に。もっとも、この事件に対して、
吉田茂首相の漏らした感想……
「日本人もなかなかやるね」。おいおい(笑)。
火炎瓶よりもうちょっと高級?な「ラムネ爆弾」「鉄パイプ爆弾」の登場はかなり後になります。ラムネ爆弾・鉄パイプ爆弾は明らかに爆発物なんで即刻取り締まれたのに、火炎瓶のほうは、昭和28年(1953年)最高裁判決で「爆発物に当たらない」となって処罰できず、またしばらくは火炎瓶を使った暴動が落ち着いたこともあり、そのままに。1960年安保闘争以後、学生運動が派手になって、再び火炎瓶が使われるようになってから、昭和47年に特別法として「火炎びんの使用等の処罰に関する法律」が成立、ようやく取り締まるようになったそうです。……なんか
後手後手に回る典型って感じがするんですが、この経緯見てると(苦笑)。
>はるかさん (05/07メモ)
>□05月07日 明日の午前二時、日本テレビで映画「フェアリーテイル」の放送があります。今度の日記で書こうと思っていたお話、コナンドイルさんも関わった妖精(目撃&撮影成功!?)事件の映画化です♪当然ドイルさんも出てきます。観ることの出来る地域の方は、時間があったら観てみると面白いかもしれません。フーディニさんなども出てきますし♪はるかは寝てしまいますけど…
「遅かりし……」 この後に続く人名と、このセリフで知られる作品の原典の名を記せ。(試験でよくある口調の挨拶ってこらこら)
いえ、実はこのメモ読んだのが、
8日午前2時半くらいだったんです。慌ててテレビつけましたが、こういうときに限って野球延長してないし、かなり前のほう見逃してしまいました。
途中から見て感想いうのもあれなんですが、要所要所がしっかりしてて良かったと思います。今度ちゃんと最初から見たいです〜。
……これじゃ逆恨みだ(汗)。何しろ昨日というか今日は、起きたのが日付変わったころだったんで、メモ読んでなかったらまったく知らなかったはずなんで(苦笑)。
>はるかさん (05/05日記)
> ちなみに、「踊る人形」というのは暗号がテーマのお話で、一語一語のアルファベットが、それに対応する人形のポーズであらわされている(一見落書きにしか見えない)文面を、ホームズさんが元の英文にして解くというお話。
> ホームズさんは、文章におけるアルファベット各々の出現頻度を手がかりに、暗号を解いていくのですが(アルファベットで一番使われる文字はEだとか言っていたと思います)、これってアルファベットだから良いけど、文字数の多い日本語だと難しいかもしれません。
日本語でも、しっかり読まれちゃってます。
太平洋戦争直前から終戦まで、アメリカ軍では日本の暗号を片っ端から解いてましたが、これも基本的にホームズ先生と同じ、「出現頻度」の統計を駆使したものでした。
外務省と大使館の間の訓電に使われた外交暗号は真珠湾攻撃前に完全に解読されていて、宣戦布告の通告文でさえ、解読とタイプに手間取って、結果「だまし討ち」にしてしまった大失態の
日本の大使よりも、ルーズベルト大統領らアメリカ側が先に読んでいたという笑えない話が。
アメリカの暗号解読チームは、日本海軍の暗号をミッドウェー海戦の直前に突破、陸軍の暗号も解読に成功しています。
ドイツの情勢さえ、アメリカはベルリンの日本大使館から東京の外務省に送る外交電文を解読することで察知していたというのだから、ドイツからしたら足手まといな同盟国を選んじゃったものです(苦笑)。しかも読まれた日本側がそれに気づくのは敗戦後で、
読まれっぱなしに終わったという。
そうそう、「踊る人形」を最初に示されたとき、ホームズ先生は
「あんまり量が少なくて、どうすることもできません」と言っていますが、アメリカの解読チームもそれは同じで、日本海軍の暗号のうち、最重要最高機密にのみ使われた「甲暗号」だけは読めなかったとされます。頻度から分析しようにも「量が少なくて」ということですね。
もう一つ、ホームズ先生は、この暗号文に、固有名詞、それも既知の宛名が入っているというのを解読の手がかりにします。これもアメリカは踏襲しています(笑)。というか、地名は軍事上もっとも重要な情報ですが、それが略号だったために、複数の候補が出てきてしまいます。困った末、「ニセの電文を打ったら引っかかってくれて分かるのでは」と考えて、打ち合わせてミッドウェーから
「真水が足りない」とオトリの電文を打たせます。見事引っかかった日本海軍は、「AF(日本海軍がミッドウェーにつけた略号)では真水が欠乏しているようだ」と東京に打電してしまい……ミッドウェー海戦で大敗北、以後負けが込んでいくというターニングポイントに。
もっとも、アメリカの暗号解読については情報公開が進んでいることもあって有名ですが、
日本側も開戦前アメリカの外交電文をかなり解読していたらしいことが最近の研究で明らかになってきています。
最後まで日米開戦に反対していた東郷外相が、アメリカ側の最後通告「ハル・ノート」を読んで無気力となり、ついに反対をひっこめてしまう「謎」について、実はこれはアメリカの外交電文を解読していて、もうちょっと有利な内容になるだろうと予想・期待していたのを裏切られた、という背景があったのではないか、という説が出ています。つまり、
もし日本がアメリカの外交電文を解読できずにいたら、東郷外相は半端な期待をすることもなく最後まで反対を貫けたから、真珠湾開戦は回避できたかもしれない、と……歴史にifはダメですけど(笑)。
暗号の話に戻すと、もう一回ホームズ先生のセリフ、
「人間の発明したものなら、人間に解けないはずはありません」は現在の基本です。1文字1対応に限らず、コンピュータで試行錯誤さえすれば突破されてしまう、と。それで、「解けない」暗号ではなくて、
「解けるだろうけど解くのにはとんでもない時間かかる」暗号技術という方向になっていて、何ビットの長さの暗号というのもそこのところです。
そう、ピッキング犯罪の対策で、「ピッキング不能な鍵」は無理だから、「とにかく時間を稼げ」「5分かかる鍵なら諦めるはずだ」というのと同じことですね。
……これ書き終わってから気づいたんですが、去年あたりおんなじこと書いたような気がする〜(汗)。そろそろ自分とこの過去ログに全文検索をしないと、思いっきり忘れてネタの再放送をしかねなくなってきている今日この頃(苦笑)。
>詩子さん(05/07)
>サハフ・イラク前情報相が「CDデビュー」
>銀色円盤なんかで出したら、
>モロトフカクテル決定。(マテ
んー、サハフたんだけに
(この国際情勢で「たん」と呼ばれるだけでも価値が(笑))、もうちょっと粋なセリフで〜とか考えてたら時間が(笑)。
銀色円盤への対応としては次の2候補を提案します〜。
「ならば弾丸で歓迎してあげよう」
→元の文:そのまま(笑) (記者に「米軍がバグダッド郊外サダム国際空港に来ているが」と聞かれて)"We will welcome them with bullets and shoes."
「ニセモノをつかませるエセ音楽業者、しかし私は『恥知らずにも』とは言わないだろう、なぜなら彼らは恥という言葉の意味を知らないからだ」
→元の文:これも前半しか変わってなかったり(笑) "That bastard the American Minister of Defense Rumsfeld, and I won't say shamelessly, because they don't know what shame means." (あのまがい物の米国防長官ラムズフェルド、しかし私は『恥知らずにも』とは言わないだろう、なぜなら彼らは恥という言葉の意味を知らないからだ。)
>電波を遮るには、同波形の電波をぶち当てると妨害できたような…。
>波と波を衝突して消すって言う理屈風味です。
>小さいアルミニウム箔を空気中にばら撒くとか。
>アルミニウム箔で電波を拡散させることができるので、認識性能を落とせそうな気がする風味。
同波形でなくても、同じ周波数で強力な電波を出せば妨害できます。衝突させるというか
ねじ伏せるというか。
ラジオに混信してくる違法無線とか海外放送とかの原理ですね。あと、在日某超大国施設周辺では、800MHzと1.5GHzの電波が発信されてて、携帯電話が使えなくなるという噂があったような……。
チャフのほうは、周波数次第ですねー。レーダとか、波長が短い(航空レーダでは1〜5GHzあたりが多い)と、直進性が高く・細かく情報が取れる
(レーダなら小さい物まで見える、情報通信なら高密度で高速通信ができる)代わりに、散乱しやすいのでチャフで妨害できますが、波長が長くなってくると散乱されにくくなるので……。身近なとこでは、光の「夕焼けはなぜ赤い」ってアレと同じ原理。
航空で使ってるオメガ局みたいに、10kHzなんていう超長波を使われたら、これはチャフでは妨害不能……。何しろ
オメガ局の場合、到達範囲は地上1万km、海面下約15mという。
注:周波数は波長と反比例するので、周波数が低いと波長は長くなります。アンテナの大きさは波長に比例するので、
周波数が低いとアンテナは大きくなります。日本にあるオメガ局のアンテナの長さは……
455m!? ……チップから発振とかとは全然違う世界みたいです(笑)
そうそう、妨害電波の「ジャミング」は、食べる「ジャム」が語源で、パンとかクラッカーとかの
「固い物に押し付けられる」ところから「トラブル」の意味になったそうです。食べる「ジャム」そのものの語源は、果物を押しつぶすときの単なる擬音語とのこと。
……ジャムを身体に塗ったくる新興宗教が出てこないことを祈ります(おい)。
2003/05/07 想像力
いつもいっしょ、ナショナル(
時代劇の合間に見られるCMあたりの挨拶)
おはようございます、鈴凛です。
……「おはようございます」と言ってる現在
(日本時間7日8時)、実はついさっき
(未明)夕食を作って食べ終わったところだったりしますが……世間は朝ですか(笑)。
随分前にも書きましたが、普通の食事でなんか飽きたなあ、というときに、雑炊を作ってみたりします。まあ冬の鍋の季節だと、鍋のあとで、というのもあるんですが(それも好き)、だしからとってちゃんと作ると、シンプル・イズ・ベストで新鮮な美味しさがあります♪
私は昆布と鰹節のあわせだしで、醤油や塩は控えめなのが好みですが、今日は冷蔵庫見たら唐揚げ・水炊き用の鶏肉があったんで、急遽鶏も投入。……
量作りすぎました(汗)。
料理で面倒なのは……後片付けはもちろんなので除外するとしたら……火の側離れられない、というのがありますよね。ちょっと目を離すと焦げ付いちゃったり。
というわけで、
「困ったときの家電頼み」。材料まとめて電子炊飯器に投入、メニューで「雑炊」選んでGo! ……これなら失敗のしようがありません!(笑)
まあ、火の側を離れると危ないのは、火災の心配のほうが大きいわけですが、それも吹きこぼれ立ち消え自動消火、天ぷら火災防止過熱自動消火と、「フェール・セーフ」の安全設計があります。
……親戚がウチに来たとき、「ガスの元栓どこ?」「お風呂にお湯入れようと思ったけど蛇口が見当たらないよ?」と聞かれたけど……そういうミスにつながるものはもともとありません(笑)。「人間はミスをする、それを未然に止めるのが技術だ」という思想で選んだらこうなったんだけど、ちょっとやりすぎたかもしれない、と思ったりしました(笑)。
もっとも、「安全に絶対はない」のも忘れてはいけません。早い話、ガスコンロに鍋かけっぱなしで忘れた場合は、安全装置で火災を食い止められるようにはなってるけど、
熱したフライパンに触って火傷するとか、
フランベしてて着てる服の袖に火がつく、なんて事故まではまだ対策できてないから……。そこまでは面倒見切れないと言われちゃいそうですね(笑)。
日本経済が暗くなってから、「安全神話」という表現で「崩壊した」という批判が多いけど、
安全神話は一歩一歩作り上げていくものであって、待ってれば天から降ってくるものではありません。たとえば、電気沸騰ポットひっくり返して火傷、というのでも、「不注意だ」で済ませていたら進歩はないんで、「倒れてもお湯がこぼれないようにしよう」「蓋を栓のようにねじ込んで締める方式だと緩んでたらこぼれるから、それなら持ち上げるようにしてロック式にしよう」と、
ささいな事故でも「あれは防げるかな?」と考えるクセをつけるのが大事だと思います。
と書いてて、そういえばここでも何度か取り上げた「日航機ニアミス事故」
(2001年1月)で、機長と管制官を書類送検へ、という報道が昨日ありました。
あれは……設計も含めたシステム側の問題だから、たまたま遭遇したオペレータを追及しても、ケガした被害者の気持ちには役立っても
安全対策・再発防止には無意味です。
あの事故の最大の問題は、異常接近を自動的に感知・即座に判断して、それぞれの航空機に「降下」「上昇」の回避措置を指示するTCASの指示が、管制官側に分かるようになってないというシステムの問題なので……。しかもその問題がクローズアップされたのは、この日航機ニアミス事故が起きてから、この事故を調査して分かったわけで、「それならTCASの指示がどうなってるか管制官にも伝わるシステムにしよう」「TCASと管制官が逆の指示を出すと、一刻を争うときにそのはざまで困るから、そのときはTCASに従うというルールを作ろう」と国際機関(ICAO)に提案している最中に起きたのが、昨年のドイツでの空中衝突事故。
「不注意だ」ではなくて、「じゃあそういう不注意があったときでも事故を食い止めるにはどうしようか」と考えていかないと、システムは無情だから何度でも悲劇は繰り返されてしまいますね。
もっとも、そればっかりではなくて、安全設計以前の問題もあります。トラブル隠したり、機械が正直にシグナル出してるのを「だましだまし」使ったりするのは、これはもう
「不祥事」「犯罪」で、事故ではなくて、その人間や組織が腐ってるわけで、技術的には手の施しようがありません。
ところが奇妙なことに、日本では、機械は事故が起きれば即座に「欠陥だ!」と言われて交換されるのに、「不祥事」を起こす人間や組織はなかなか取り替えない。東電の原発トラブル隠しでも、馴れ合い・かばいあいで、ごまかして終わりにする様子。
国情が違うのは承知の上で、「SARS対策で情報公開を怠った」で衛生相がさくっと解任されるのを見て、思わず拍手したくなっちゃった日本人は少なくないんじゃないかと思います。そこで「うらやましい」と思ってしまうところに本当の危険があるんですが、でもあまりに現状ひどいから、心情的にそうなってしまいがちですね。
東電のトラブル隠しを技術的に解決するのは不可能だけど……どうしてもというなら、幹部含めて全員に嘘発見器というか心電図モニターを常時取り付けさせて、隠そうとしたときの動揺が外にリアルタイムで分かるようにモニタリングするぐらいかなぁ。(←すでにここまで来ると人間扱いしてません)
話は変わって、海外でのブランドネーム統一しようという家電メーカーへのイヤガラセじゃないかと思っちゃうようなネーミングの(苦笑)、白ずくめ集団ご一行。
なんかヘリコプターまで使って追い回す芸能マスコミには、やっぱり抵抗感じちゃいますね。別にどっちの味方とかそういうことではないし、マスメディア論の立場からの批判も別にあるだろうから繰り返さないけど、ふと、もう全然違った連想をしちゃったんです。
あれ、ナレーションがついてて、背景説明があるから、「オウムに懲りた」日本人には騒ぎになってるのは分かるだろうけど、そういう
背景が何にもない状態で、海外メディアが伝えたら、どういうように見るかなあ、と。
メディア論などで必ずといっていいほど出てくるのが、旧・東ドイツ「黒いテレビ」
(あ、このタイトル曖昧です。当時の報道の記憶しかないし、ドイツ語の原語に当たってもいないので)。これは、当時の東ドイツ政府が、国民が西側への憧れるのを食い止めようとして、
西側のテレビの映像で都合のいいとこだけ切り取って、全然違う説明をつけて国民に流した番組です。犯罪報道でもなんでも、映像だけ使って「西側ではこんなに恐ろしい犯罪が横行している」とやれば、他に情報を得られない人は信じちゃう。
……東ドイツの場合は、東側としてはマシな工業・経済水準だったせいで、西ドイツのテレビを直接見ちゃうようになって、この情報操作は失敗しましたが。
そう、あの「白ずくめ集団を追っかけまわす」映像を見ててこれ思い出して、
「この映像に、『日本では、国を挙げてこのような迫害が行われているのだ」なんてナレーションつけられたら、とんでもないプロバガンダの材料になってしまうんでは、と興味本位の芸能リポート的報道(それはそれで別問題)から飛躍した連想をしちゃったんです。
そこまで行かなくても、欧米人に見せても、「はぁ?」という反応が返ってくるんじゃないかなあ。人権問題とか別としても、国際的にあの騒動って理解してもらえるだろうか、という疑問がどうしても。
……「いや、そんな大層なことじゃなくて、単に芸能ゴシップのネタがないからですよ。ほら、“芸能ネタに困ったときは王室のスキャンダル”って国もあるじゃないですか」と説明したら、納得されちゃうかもとムチャなこと考えたのは秘密(こらこら)
真面目なお話。
昨日の復帰後もたくさんのメッセージ、ご意見、ご指摘をいただきました。ありがとうございます。
今回、閉じるも戻すもドタバタしすぎで、あちこち行き届かなかった点がありました。指摘をいただいて気づいたような体たらくで……。ごめんなさい。
無用の混乱を起こしただけだったのでは、とは自分でも思います。でも閉鎖のときも、再開のときも、それぞれその時点で精一杯真剣に考えて決めたことで、ネタとかアクセス稼ぎとかそんなのではなかったことだけは、信じてもらえればと思います。
もうひとつ、「シスプリVNI離党」のところで、シスプリVNI全員を批判したような表現をしてしまったのも謝ります。あくまで「一部」です。
というより、事情さえ分からないままひっくるめて批判されたら頭に来るのは当然ですよね……本当にごめんなさい。
その他、不愉快だ!という点など、ご指摘いただければ幸いです。
これに比べれば「想像力が及ばなかった」不注意としては小さな問題だけど、やはりそこまで想定してなかったことがもう1つ……。
>春歌(WS)ちゃん(5月6日)
> 脱シスプリVNIということですけど、リンクのジャンルは…変えた方がよろしいのでしょうか?
まるっきり想定外でした(汗)。
いままで「お勉強サイト」に貼られてたこともあったから麻痺しちゃっていたかも……。でも、「どこに入れるか」(「入れない」も含む)は、読む人が決めることなのは確かなので、
お任せします。
あ、でも、「悪の枢軸」とかいうジャンル作って入れるのはカンベンしてください(おい)
……とここまで書いてから、こちらからの私信のときの
呼び方(いままではシスプリVNIは「ちゃん」付け、他はまとめて「さん」付け)も考えてなかった、と
ボロ出まくり(汗)。
とりあえず、固有名詞の「相互主義」に倣って、もらった私信の呼び方に合わせる形で……。
通常の私信モード。
>読書家鞠絵ちゃん(05/06)
>学生運動について書かれているんですが全くそれの知識が無いので、困りました。
「学生運動」と言っても、かなり時代によって違うから、どのあたりのことを書いているのかにもよるけど……。
でも確かに、
「カクテルバーで、間違っても“モロトフカクテル”を注文してはいけません、それは全く違うシロモノです」というジョーク(?)も、通じるかどうか難しい時代ですからね〜。
そういえば以前、このジョークの説明のために
(←これほど空しい作業はなかったりする)、「モロトフカクテル」を検索したときに見つけたサイトがあったから、役に立てばと思いご紹介します〜。
http://www.asahi-net.or.jp/~gr4t-yhr/zenkyoto.htm
(何となく怖かったんで直リン避ける私)
……それぐらいとっくに見た!って言われるかも(苦笑)
>鞠絵ちゃん(05/06)
>どうやらアダルトサイトになっちゃったらしいです、このサイト。
警告文って、全員に「注意喚起」で流すときと、標的定めて「警告」で流すときとあるけど、この文章はどちらでもありうる文章かなぁ。
でも、「アダルト」の判断基準とか、それに引っかかってるのをどうやって見つけたかとかに、ちょっと怖いものを感じる……。
同じコトバが並んでるとは言っても、法医学のノートを書いて「アダルトですから」と言われたんではかなわない。
あの「キッズGoo」は、特定のワードを含むページを「アダルト」と判断してフィルタリングしてるみたいだけど、ワードの例として「サド」がダメだって言う話……。そんな調子で削除やられたんでは……。
検索エンジンのワード切り分けの問題にも関係するけど、「サド」を含むページを全部「規制」したら、NIE(教育に新聞を)活動でネット使ってて「シリアの大統領を調べようとしたのに出なかった」(答え:ア
サド)なんてことになって、下手すりゃ外交問題にならない?(いくらなんでも大げさか)
あと、フロイト先生のおかげで、アダルト方面に使われやすいコトバに、「エロス」から始まって、やたらギリシャ神話関係が出てくるというのも……。
で、本職のそういう作家さんは、当局の規制に慣れてるから、言い換えを豊富に持ってて、そんな単純なのには引っかからないという罠が。
と、言うだけは言ってみたけど、前の鞠絵ちゃんの日記は、内容を
検討した上でもやっぱりアダルトにされちゃうと思う(笑)。
気をつけてね、って言ってどうにかなる問題でもなさそう(汗)。とりあえず削除されないように私も祈っておきます〜。
>詩子さん(05/06)
>でも私的には、工藤夕貴の推薦、HitBit☆
なんで武田鉄也がパソコンのCMに起用されたんだろう?とか、「パソコンサンデー」の下条アトムがMZ-1500紹介してたっけか、とか……(回想モード)。
あ、そこじゃなくて……
そっち行きすぎるとお客さんが〜!(もはや
手遅れとの声あり
(汗))
>詩子さん(05/07)
>ちょっと前まで人様の日記を見るなんて…って時代だった風味ですけど、見てください風味なWeb日記が出回ってる今日この頃。
でもでも、日本の場合は、「後の子孫に活用してもらうため」の日記、という側面がありますよね。藤原定家の『明月記』とか。
新しいところでは昭和史研究は日記で成り立ってるんじゃないかと思うような「本庄日記」「木戸日記」もあって、あれは公開前提とまではいかなくても、公的メモに近い感覚で書いていたんだろうなあと思うし。
もっとも、日記はプライベートという認識の強い欧米でも、同じプライベートの手紙が「書簡文学」とかになったりするから、あまり文化比較にはならないかも(笑)。
……そんなところじゃなくても、「夏休みの宿題」に「日記」が出るスバラシイ矛盾が長年続いているじゃないですか(笑)。先生に見られるのが前提の日記って、
プライバシー絶無というシロモノを押し付けつづけて幾星霜、でしょ(苦笑)。
って、それじゃあプライベートの日記は、というと、それはそれで別にあるわけで、やっぱり「公開前提」のと別々、たとえてみれば全世界に公開される上場企業の財務諸表と経理担当でもうかつに近寄れない
裏帳簿ぐらいの差があるんじゃないかと思います(笑)。
で、話はいつもどおり飛躍しますが、「夏休みの日記」に苦しめられて
「日記なんか大嫌い」を大量生産してる(現在進行形)のに、Web日記は真っ盛り。
文章って、読んでもらって反応をもらうことも大事だけど、それ以前に書く習慣が身につかないと、あっという間に錆びつくから(……これは何でも同じか)、「日記嫌い」「日記といえば三日坊主」を休みのたびに大量生産してくれる
学校教育に、Webがゲリラ戦挑んでるのかも……と暴論(笑)。
って、ひとり時間差攻撃ですかっ!?
(←単純に入れ違いと言えないのか)
>で、某所で話題のモロトフカクテルですが、その製造法(?)って、その犯罪大百科に書いてあったり。
>ちなみに、簡単お手軽に作れる風味ですけど、作ったら犯罪ですので決して作らないように。
化学反応式と、アルコールランプ式と、2種類ございますが……。
ハイ、化学反応式ですと、若干材料などで費用と手間はかさみますが、お使いになられる際にはアルコールランプ式よりも扱いやすいと評判でございまして……
(百貨店の店員さん口調みたいな挨拶……っておい)
これ以上はヤバイって(笑)。あれは
製造だけで罰せられますし〜。
>真紀奈さん(05/07)
> 前にユビキタスの話をしたときにもとりあげましたが、RFIDタグとかICチップの話について。
> こういうことの解決策としてはいくつかあると思いますけど、多分一番簡単なのは、チップを殺してしまうことです。そして、その技術がRFIDに取り入れられたみたいですね。これは再活性化が不可能ということですので、一旦殺してしまうと二度と読みとれなくなるということでしょう。
そういえば、前ユピキタスの話題に、今そこにある「Nシステム」の恐怖と、技術と不信の構造、なんて私信しちゃったような記憶があります(笑)。
それで、Nシステム同様、これも不信の構造の問題を感じてしまうのは、私が疑い深いだけなのかもしれないけど……。「チップを殺す」というけど、
「死亡確認はどうやってするの?」と疑っちゃいます。
原理は違うとはいっても、中古HDDから情報盗んだりできるわけで、「チップを殺す」のか
「一般人には触れないように眠らせておく」だけなのか……。後者なら、一般人は再活性化できなくても、特殊なスキャナがあれば叩き起こす、という芸当ができるかもしれない。
疑い出したらキリはないけど……2段階スイッチ(隠れスイッチ)で、一般商店では第1段階のスイッチを殺せるけど、警察や情報機関の特殊な装置を使うと
「普段は機能していない第2スイッチが生き返って応答する」なんてこともできるのでは、とさえ想像してしまいます。
高電圧をかけて物理的に破壊してしまうということは可能だろうけど、そんな物騒な破壊装置を小売店舗に置かれても困るし(汗)。
ホントに、部屋がぐちゃぐちゃの私としては、「おうちユピキタス」は便利だろうなあ、と思うんですが、「嘘つきは警官の始まり」が歩き回っている街角では使いたくないなあと。
> さて、色々と問題点が指摘されるにもかかわらず、昨日のITProの記事などではあまりその点に触れられていません。朝日新聞も昨日ICチップについての記事を出していましたけど、これまたそのあたりが全然述べられていません。
科学文化部・社会部・経済部の縦割りでは、その辺無理かなあ、と……。
「そのAって話、こっちのBの問題とくっつくと大変なことになるのでは?」という感性が必要なはずなんですが、そういうキラリと光る記事が減ったような気がしてます。
……日経の場合は、スポンサー縛りってやつもありそう(苦笑)
> そうそう、ちょっと知りたいと思っているのですけど、こういうものの読みとりは何かで防ぐことが可能なんでしょうか。
ちょうど昨日、白い布のほうで少し触れたんですが、「どういう電波を使うか」によって防ぐ手段が変わってきます。
極端な話、テレビの赤外線リモコン、あれはちょっと障害物があったら届かない。逆にX線なら人体も透き通っちゃう。これは両極端だけど、電磁波は波長によって性質がえらく変わるという例ですね。
X線やγ線は論外として、通常の電磁波なら、金属で包んでしまえばそう容易には中には届きません。
というか、逆の話で、PCの横のテレビの映りが悪い、PCがあるとラジオに雑音が、という経験はあると思うけど、あれはPCの中から出てくるノイズ(不要輻射)の周波数が、テレビやラジオのところに一致しちゃって起きます。
これの対策は「とにかく金属で囲め!水も漏らさぬように徹底的に!」です。もちろん、内部の回路の設計が最初から良くて、ノイズが少ないものなら、外側は手を抜けるけど、内部がノイズだらけだと検査に合格しないので、外側を頑丈にしなきゃいけないことに。
あと、論より証拠、ポータブルラジオ持っていたら、スイッチいれたままアルミホイルで包んでみてください、聞こえなくなりますから。
というくらい、金属で囲んでしまうと、電波については読み取りは防げると思います。磁力はまた別問題なんですが、そう遠距離まで届く力ではないので、この場合は関係ないかなと。
> ところで……何の解説委員なんでしょう?(笑)
えーと、何の?と聞かれると困ってしまうのが……(笑)
基本的には
「つまみ食い」で、毎日変わってますね〜♪ 来たネタは撃つ!みたいな(笑)
何にもなくて困るときも多いんですが、たまに一度にどかっと来ちゃうこともあって、それはそれで一人では無理なんで困っちゃいます〜。
というわけで、
> そうするとお姉さんの数まで12人とかいううわさが立ちそうなので、やめておきます……(笑)
解説委員室の
隣の椅子空けてお待ちしております♪(こら)
>hidakaさん(05/06)
>市民を脅したりするのが仕事じゃないでしょ? 何で免許試験受けに来ただけで嫌味言われたり睨み付けられたりしなきゃならないのよ。間違ってたり分からなそうだったりしたら、それを正しい方向に“導く”のが試験場職員の仕事なんじゃないの? 貴方たちがやってる事って、自分らの決めた方向に市民を嵌め込んでるだけですよ。上から押さえつけて。
えーと、過激ぶった斬り系にシフトしたんで、バッサリ行きます〜。hidakaさんの間違いです、それ。楽観的すぎです。
だって、少なくともその手のお役人は、「市民を脅したり」「自分らの決めた方向に市民を嵌め込む」のが自分たちの職務だと思ってますよ、きっと。だからこそ、日々、熱心に職務を遂行しているのです……睨みつけ、嫌味を言い、服従させるという職務を、毎日毎日欠かさずに喜んで。
「導く」って言葉は、そういう人の辞書には載ってないでしょうね(意味聞いても知らないかも)。
えーと、羽田空港の入管(当時国際線の一部が羽田発着だった)の手前、列整理と称して怒鳴りつけて回る空港職員に思いっきりキレて、「あれは日本の恥さらしだ」「海外からお客さんが来る玄関口にバカを置いてどうするんだ」と聞こえよがしに言いまくった人の血を引いてるんで……(笑)。しかも「入国審査前だから、彼はこちらに直接行動を起こしたら所管は警視庁ではなくて外務省と法務省だ」と知っての上だからタチ悪かったり(笑)。
でも、どうかなあ、舐められても我慢できる人のほうが、少なくともいまの日本では生きやすいみたいですよ〜。どこ言っても相手構わず議論討論オブジェクションしてると、ウチにいるようなロクでもな……(軍事的介入がありました)
……すでにどれが私信でどれが今日のコンテンツなのか不明になってる気がしてます(苦笑)。
2003/05/06 帰還&あらすじ
舌の根も乾かぬうちに……という批判はあろうかと思いますが、
戻ってきちゃいました♪
でも、この72時間弱というもの、寝てればあっという間なんだけど、人の表と裏を垣間見たというか……。邯鄲夢の枕を連想……。
そう、実は日本時間では約3日しか経ってませんが、
こちらの世界では、あれから6年の歳月が流れました。(
そーいうことにしてください)
当然、成人してしまったので、妹属性(?)とかはなくなってます。
というわけで、「シスプリVNI」からは離脱しましたが、妹でない
(人によっては年上になったりするんじゃないかなあ(汗))、16進で16歳になった「その後の世界」のVNI鈴凛にお付き合いいただければと思います♪
6年というと、入ったばかりの小学生も卒業しちゃうし、中学生は高校を卒業するし、大学生は
……いろいろかもしれないけど(笑)、医学生だとちょうど国家試験!という年月ですね〜。
私は……とりあえず日本国内の大学に進んで、のち留学……というはずだったんだけど、資金稼ぎのアルバイトで雑誌に投稿してみたら、他のバイトに比べて効率がいいんで、そのままずるずると……自由な時間も取れるし。
というわけで、もちろん研究開発は続けてるんだけど、原稿書きをアルバイトで続けてます。普通に就職とか考えないのは、ウチに流れる血統みたい(苦笑)。
……あんまりやってること変わってないような気もしますが(汗)、そういうわけで、
もはやアイドルかどうかは微妙だけど復帰です♪
と、
「空家の冒険」のホームズ先生なみのムチャクチャな帰還のしかたをしてしまったんですけど……先日書いたこと(書かせたこと)は、悲しいことですが変わったわけではありません。
むしろ状況としては悪化したかも、とさえ思うぐらい。
ところが、シスプリVNIよりも、全然シスプリと関係ない方から、本当に数多くの励ましのお言葉をいただきました!
本当にありがとうございます〜。
皆さんすでに私にシスプリ求めてないでしょ?とか思っちゃったのはナイショです(笑)けど、文字通りの感涙でした。
あの電撃発表は、伏せてて驚かせようとかじゃなくて、ホントに本人も数時間前まで、いくらなんでも最後の事件ってことはないだろう、と思ってました。事前に分かってればもう少し落ち着いてご報告&ご挨拶できたんですけど……パニック状態で、いま読み返すとヒドイ文章書いちゃいました……。
それで、いろいろ考えましたが、私、このたび
「シスプリVNI」党を離党いたしまして、無所属で出直します。
ですので、最初にちょっと触れましたが、
この際「版権VNI」としての、「シスプリの」鈴凛の物語の構造は、捨てます。
そこ、いまさらとか言わないように(笑)
装いも新たに……突貫工事だけど……、一気に6年も歳取って、もう最初っから萌えを捨てた上で、それでもまた皆さんとお話できたら、と図々しく思って、
恥ずかしながら帰ってまいりました。
……でも、ホントに数日だったから「悪質なネタ?」と言われそうだけど、本気で苦しんだんだから……。追い打ちのようなこともあったし、人間の負の側面を見ちゃった感じがしたし……。
これがネタだったら今年のGWどんだけ幸せだったか!ってグチはやめときます(苦笑)
シスプリのキャラから妹萌え属性取ったら何が残るんだ、という懸念はもちろんあるんですが、
先々月からイラク情勢やってて何を言うか、というツッコミも来そうですし、この際真っ向正面から再出発いたします。
……
歌を忘れたカナリヤ版権キャラを捨てた版権VNIというのにどれだけ需要があるのかものすごい不安があるんですが、励ましのメールや書き込みなど読ませていただいて、どうもシスプリの萌えを期待されている方はいらっしゃらないように見受けられたんで(苦笑)、表題のとおり、いきなり評論で行きますよ、という無鉄砲な勝負に出ることにしました。
ですので、ここにいた、公式キャラを多少なりとも意識していた鈴凛は、
6年前の時空に置いてきました。そっちは
もっと萌えテキスト上手な方にお任せします★
こちらは、すでにあちこちで取りざたされている「シスプリ終焉か?」の後もにらんで、
えんえん評論のち解説、一時雑談、ところによりぶった斬りというテキストになりますので、原作に忠実にという路線をご希望の方はお止めになったほうがよろしいかと思います〜。
……正直な話、前のテキストもそうだったじゃないかと言われるとアレなんですが、
前のテキストはあれでも遠慮はしてた、ということで、
改めましてこれからヨロシクお願いいたします♪
賢明な方はお気づきかと思いますが、今回、「挨拶」がありません。
リニューアルだからということにしちゃおうかと思っているのも事実ですが、前回のお別れの挨拶のときに、
その系統の脳回路を使いすぎて焼き切っちゃったというのが真相。
あのネタ出しって意外と大変なんですよ、しかもあのときは頭の引き出し凍り付いて固まってたし……。
まして帰還のための挨拶なんて……そもそもそんなにないんじゃないかと(笑)。
それと、上でも触れたように、「シスプリVNI」からは離脱しちゃいましたんで、右上のリンクも適宜はがしました。まあ離党(なぜかこの表現が適確だったりする)して党派は分かれても尊敬する人はいるでしょ、という感覚で……。
同じ理由で、一年近くお世話になったKAZZさんのイラストも、勝手ながら外させていただきました〜。年下方面は、公式でも回想シーンとかで出てくるけど(RePureでもあったし)、年上の方向に描かれたことはないんで、離脱というか訣別のつもりで……。
ちょっとばかりデザインも直したんだけど……「赤は危険信号、緑なら通電中、黒はアース」くらいの色の感覚だし、デザインでもフレームもテーブルも嫌いというわがままなんで、あんまり代わり映えがしてないかも(笑)。
でもトップ絵がなくなるから、といろいろ考えて……結局ABCワールドニュースみたいな配色にしちゃいました(笑)。ヘッドラインたくさん乗っける新聞社みたいなのも提案いただいたんですが、
そんなコンテンツ書いてたら私死んじゃいます(汗)。
本職の現場には、歴戦の方々が何人いると思ってるんですか(笑)。
基本的にウチは量より質といえば聞こえはいいけど、同じネタの使いまわしでどこまで行けるか、というのが正直なとこだし……。
ただ、速報!のときにこっちに入れるかどうか迷うネタも確かにあったんで、そういうヘッドラインだけ入れる場所としてはいいかも、とは思ってます。デザインはこれから試行錯誤するかも〜。
何度繰り返しても足りないんですが、
本当にご声援ありがとうございます。
お応えできるよう、精一杯頑張ります。
……心情的には、各所でいただいた私信なども含めて、ひとつひとつにお礼をと思ったんですが、なぜか上記の感謝の言葉って、選挙みたいなイメージが……。
一部の方にだけ返すのも不公平ですが、全部を把握できてるとも思えないので、大変申し訳ないんですが、これでまとめさせてください(本当にごめんなさい)。
あんまり「連呼」してても期待に応えることにはならないよね、私の場合……。というわけで初日からすっ飛ばして行ってみます。
先日(閉鎖の前)、「白ずくめ集団」の件でasahi.comの記事を引用して、法医解剖は大事ですよ、って話を書いたと思うんだけど……。
あの集団の関連ワードですさまじく検索が来てます(汗)。で、他にどういう方がヒットするのかなあ、あれだけ騒がれていればたくさんヒットするだろうにわざわざウチに、と思って見てみたら、やっぱ
こんな恐ろしい結果に。
新聞社系の記事か、
その団体関係か、あるいは
その団体と敵対関係にあるとこばっかりみたいで、そこに紛れ込んでる……。ご覧のとおり、はっきり言ってウチは浮いてますから、そういう検索で来なくていいです〜(苦笑)。
……あ。一つ重大なことに気がついたんですが。いままでだったら「これでもウチはシスプリVNIサイトです!そういうのはやってません!」って言えたけど、看板変えてからそうは言えなくなったんだっけ……。
「電磁波を恐れている」というようなことを言っているようだけど(詳しくは見てません)、そこから白ずくめというのは、そこにあの宗教の教えの特色があるんでしょうか?
単純に科学的に考えて電磁波を浴びないようにするとしたら、あれは中途半端だと思うから……。というか、想定している電磁波にもよるから、何ともいえないんだけど。
基本的には、
導体で身体を包んでしまって、しかもその導体をアースすれば遮蔽効果は上がります。たとえばアルミホイルで全身切れ目なく覆って、アルミホイルの裾を地面に引きずって歩けば、昔ジャラジャラと鎖を地面に引きずって走ってたタンク車(あれは静電気による爆発防止)同様、外からの電磁波障害はかなり防げる。
ただ、電離放射線、たとえばγ線のようなものを想定すると、これは鉛で覆ったり、あとは
「近くて遠い国の金さん」(いしいひさいちあたりの挨拶)のとこの核査察の問題で最近よく目にする、ああいうタイプの白衣姿で短時間、ならあるかも。
SARSのほうで、しきりに「
陰圧の病室を!」と言っているのは、基本的に病室を隔離しているわけだけど、その密封が敗れたときに、病室の中のほうが気圧が低ければ、空気は中に向かって吹き込むから、それだけ外に病原ウイルスが漏れにくい、という理屈。
それと同じというか逆というか、あの地下鉄サリン事件のとき、風船のように膨らんだ防護服を着ていた消防士さんの姿が放映されたけど、あれは万一穴が開いたときに、身体の外へ向かって風が吹き出すようにしておいて、少しでも危険を減らすため。サリンのような神経ガスは、吸わなきゃ平気ということではなくて、
純粋なものなら数滴が皮膚に触れればそれで終わりだから、ガスマスクで目・鼻・口を覆えば大丈夫、というわけにはいかない。ほとんど宇宙飛行士みたいな格好になっちゃうのは、どっちも空気が漏れたら即アウトだから。
そういえば、大量破壊兵器を発見破壊するという大義名分で始まったイラク戦争、途中何度か「発見!」のニュースあったけど、まだ出てきてない様子ですよね。あの「発見か?」の映像見たときに、「ああ、これは少なくとも現場のアメリカ軍は、さほど恐ろしいものではないと見ているな」と思ったのは、「化学兵器らしい」というドラム缶を扱うアメリカ兵が(化学戦に対するには)軽装備だったから。サリンやソマンのような神経ガスだと疑ってたら、人間風船球状態にならないと怖くて近寄れないはず……。
で、とりあえずイラクは置いとくとして、あの団体が恐れている電磁波というのもよく分からない……
よく分からないからこそ新興宗教が利用するのかもしれないけど、何言いたいのかもよく分からん、というのが正直なところ。
うーん、あのノリで言うと、
「ベクトル波」とか「テンソル波」とかもあるんでしょーか? あるとしたら、
2階の共変テンソルの内積でスカラーを得る? ……言ってる私自身何がなにやら分からなくなってきた(笑)。
ここでさらに、素粒子論を持ってきて、スピンが1/2だとか言い出してごちゃ混ぜに煮ると……なんとなくそっち系の理論もどきに聞こえるものが作れるような(笑)。
♪願いをこめて 電磁波光る〜 ……光も電磁波だけど、
この場合光っちゃっていいのかしら、
♪超電磁スピンもスピンの意味違う、とツッコミたくなるかな(笑)。
……ほっとくと、「超電磁タツマキ」じゃない普通の竜巻がアメリカで大きな被害を出しているというのまで関係付けそうで怖いんですけど(おいおい)
あ、でもちょっと久しぶりにワイドショーみたいな番組でちょっと見たら、教団トップの怪しさとして、近所の人の話で
「毎日宅配便が届く」とかまで持ち出されてたけど……。
あの、そんなことで怪しまれたんでは、今日なんか
アメリカから宛名アルファベットオンリーの海外航空便が届いたウチはどうなるんですか〜(汗)。基本的に、配達記録とか宅配便とか、ほとんど毎日来るんですが、それって完璧アウトなの??(苦笑)
まあ所詮は誰それがくっついたとか別れたとかがメインの番組には無理なテーマなんだろうな、と改めて思っちゃいました……。