VNI鈴凛 過去ログ
03/03/01-03/31
◆日記◆
2003/03/30 1時間押し
2003/03/29 タイミング
♪人生で大事なことは タイミングにC調に無責任♭(
前の東京都知事作詞あたりの挨拶)
おはようございます、鈴凛です。
前から予定されてたことだし、情報を取りに行くことは「攻めに行かない」国是としては問題ないと思うんだけど、何もこのタイミングで上げなくたって、という偵察衛星の打ち上げでした。
ただ、原子力同様、平和オンリーの「聖域」にしてきた宇宙開発に、こういうのが紛れ込むと、宇宙開発のほうの足を引っ張るような懸念があるんですが……。商業・技術開発だけに限定しても異論が出がちな宇宙開発予算というサイフの事情、それに加えて「機密!」の掛け声で技術屋さんを恫喝されたりするとやりにくくなるから……。
もっとも、アメリカが使っている超高精度の偵察衛星は、定期的に撮影した銀塩フィルムを決められた地点で落として、それを空軍機が回収するという方法で、俗に「クルマのナンバープレートも読める」というのがありますが、今回の日本の衛星はもちろんこんなのではなくて、商業観測衛星「ランドサット」同様に電波で映像を送ってくるだけです。
「ひまわり」のような静止衛星ではなくて、北極と南極を回る、地球儀で言えばタテにぐるぐる回る軌道ということです。静止衛星は、高校の物理でやったように、赤道上空、高度もピタリ36000kmに固定されちゃうので、それだと偵察用には遠すぎるということもあるでしょうね。
ただ、発表の「高度400〜600kmの軌道に投入」というと、これが正式の軌道だとするとちょっと高めかなあという感じもします(これだとスペースシャトルの高度
=通常300km〜400km程度よりも高いので)。
打ち上げさえうまく行っちゃえば、軌道データなんかは公開してもよさそうなもんだけど、そんなとこから「機密」振りかざすとしたら後々問題が噴出しそう。何しろアメリカは片っ端から人工衛星の軌道データ公開しちゃうことで有名で、軍事衛星でもスペースシャトルの軍事ミッションでも全部出てます。公開したってどうせ撃ち落せるわけでもないから、ということもあるのかな?
ところで、日本の人工衛星は「打ち上げ後に花の名前をつける」慣例があるけど、今回は用途が用途だけにないのかなあ……。
いままでの商業衛星だと、毎日おなじみの「ひまわり」のほかに、「ゆり」「さくら」「あやめ」とか。
……実験衛星に「きく」というのは「効く?」のシャレじゃないよね?(笑)
科学技術衛星では花ではないけどやはり愛称があって、ハレー彗星探査の「さきがけ」「すいせい」、X線観測の「ぎんが」「はくちょう」、オーロラ観測に「あけぼの」なんてのもありますね。
……偵察衛星、守るだけですっていっても、「あぎょう」「うんぎょう」なんて名付けたら大問題だろうなあ。
2つ対にして「仁王像」ってシャレは殴られるよね、さすがに(笑)
そういえば、日本のロケットは衛星と違って、「H-2」のような型番だけですね。いまの「H」は液体水素エンジンだから。
中国の「長征」はちょっと威勢がよすぎるかしら……。アメリカの「サターン」とか「タイタン」も日本では使いにくそう。
まあ、監視してますって明言されたら、疑惑の有無に関わらず、あんまりいい気はしないよね。
それこそ中国に頼んで「長征」で上げてもらえば多少は気分的に変わったかもしれないけど……。日本の衛星は民生品で組んであるんだから「軍事機密」は存在しないはずだし。そうはいかない事情はあるでしょうけどね。
あ、この偵察衛星の是非よりも大事な、「気象衛星『ひまわり』の寿命が危ない」という話は意外と話題にならないような……。気象観測はそれこそ国際協力なので、「ひまわり」の映像提供で各国に貢献しているんだけど。
「国際協調」の点では、一回ごとに議論になる自衛隊よりも、目立たないけど災害防止のために毎日役立っている「ひまわり」のほうが大きいはず……。
「司令官」気取りたい政治屋さんにとっては、見栄えがしないからどうでもいいのかな
なんだかニュース速報が立て続けに……(汗)。
トルコ航空機ハイジャックさる、犯人投降し乗客乗員全員無事
いま(日本時間29日7:30)、イスタンブール発のトルコ航空国内線旅客機(エアバス機)がハイジャックされ、給油のためアテネに着陸、という第一報。
ロイターが速報(英文ページ
http://www.reuters.com/)で伝えているところでは、ハイジャックされたのはイスタンブール発アンカラ行きトルコ航空160便、エアバスA-310型旅客機で、乗客乗員203人(乗客194名・乗員9名)を乗せているということです。
犯人は1人、要求は「ベルリンに行け」ということらしく、背景は不明ですが……。時が時だけに気になります。
ロイターは日本時間29日09:13(アメリカ東部時間28日19:13)の更新で「犯人は爆弾を持っている模様」「イスタンブール知事は、このハイジャックは個人的な犯行で、とくにテロとのつながりはないと見ている。犯人は落ち込んでいるようだ、と語った」と伝えています。
→日本時間19時update。犯人が投降、乗客乗員は無事解放されました。
ワシントンの日本大使公邸で火災、原因は失火
日本時間29日08:47速報。
ワシントンの日本大使公邸で炎と煙が上がっており、消火活動が行われ鎮火したとのことです。テロとの関わりも含め原因や詳細は調査中ということです。
→日本時間19時update。屋根の防水工事に使っていたコールタールに引火した「失火」とのこと。……ややこしいときに何やってんですか〜(苦笑)
バクダッド情報省ビルに空爆
日本時間29日7時すぎ、バグダッドの情報省ビルに設置されたテレビカメラに、猛烈な火花が写りました。情報省ビルが爆撃を受けたという情報をロイターなどが伝えている模様です。CNNは英文ページ(
http://www.cnn.com/)で「土曜早朝のバグダッドを狙った爆撃で、情報省に命中した模様」と速報を伝えています。
国際報道の中継カメラを設置している情報省のビルを爆撃するというのは……「なりふり構ってらんないのよね」ということでしょうか……?
クウェートにミサイル攻撃
日本時間29日7:30すぎ
(現地時間29日深夜1:30すぎ)、クウェート市内で爆発音があったとNHKが伝え、これもロイターの英文ページに速報が出ていますが、詳細は不明です。
ロイターはアメリカ東部時間28日18:51(=日本時間29日08:51)の速報で「クウェート市の中心部で爆発があり、情報筋は爆発の原因はミサイル攻撃で、ショッピングモールに損害を与えたものの、死傷者はいない模様」と伝えています。
→日本時間19時update。ミサイルは海に落ちて、その際の衝撃でショッピングモールのガラスが割れ、警備員1人が軽いケガを負ったということです。
ミサイルの破片に漢字があったことから、クウェートの軍事消息筋は「中国製ミサイル『シルクワーム』ではないか」と分析しています。「シルクワーム」は元々地対艦ミサイル(地上から船を攻撃する)ミサイルで、射程距離約100kmとされ、スカッドのような中距離弾道ミサイルと違って低空を飛行するため、今回クウェートの警戒システムにひっかからなかった模様です。
このミサイルは、射程が短いため、国連安保理で「大量破壊兵器」としてイラクに廃棄を命じた中距離ミサイルには含まれませんが、逆にいうと米英軍が制圧しているはずのクウェート国境近くイラク南部から発射しないとクウェートには届かないはずです。
まだ、沙漠にひそんでいて米英軍が探知してない、「一発打って逃げる」みたいなミサイル基地(基地というか発射台か)があるのかもしれません。
イスラムでは、有名な「礼拝」は毎日しますが、普段は自室でもどこでしてもよく、モスク(礼拝所。「寺院」と訳すのは不正確)に集まらなくてもよいのですが、金曜日だけは地元のモスクに集まるということになっています。キリスト教の日曜学校のようなイメージ。
集まっちゃうと「群衆」ができるわけで、このタイミングで迎える金曜日、イスラム各国ではこれまで以上に反米運動がヒートアップしました。
各国の政府は、安易に反米ムードに乗るわけにもいかず、かといってイラクに全面支援もできず、で板ばさみになっています。
米英の作戦に協力している、ヨルダン・クウェート・サウジアラビア・トルコの反戦反米はかなり危険水域。とくにサウジアラビアとトルコでは、巡航ミサイルが誤って着弾してしまい、トルコでは米軍調査団に投石が行われる一触即発の事態。サウジアラビアについては、アメリカ軍は巡航ミサイルを上空通過させないことにするとドタバタ対処をしています。
すでにイラク国内に、周辺アラブ各国から義勇兵が入り込んでいるという情報もあり……小火器でアメリカ陸軍に立ち向かったって、ゲリラ戦以外選択肢ないから大勢に影響はなさそうだけど、それよりも下手すると周辺各国の政権の足元に「飛び火」の危険。
それでも、イランを含む各国政権は「どちらにも加勢しない」という忍耐を続けてます。まさに「世論が正しいとは限らない」って判断だけど、アラブ各国首脳はいつ暗殺されるか分からない「命がけ」なのが、どっかのノーテンキな首相の放言と違うとこですね。
2003/03/28 昨日の友は……?(その2)
♪あの手やこの手押しの手も 敗れて沁みる夜の雨〜#(
「都会センスのあふれたスマートで軽快で心が浮々する……
青春に乾杯したくなるような」ナツメロあたりの挨拶)
おはようございます、鈴凛です。
この「チェリオ!」
(「乾杯」の意)というナツメロ、確かに
♪銀座は八丁柳かげ ウインクの雨キスの雨
※ チェリオ チェリオ 夢ではないかしら〜♭
(※部分は「くり返し」だったりします)
とか、
♪あなたは粋なタキシード 襟には真赤なカーネーション
あたりは確かに
(当時の)「スマート」な歌詞なんだけど、
♪のぼせりゃポンとストレート 恋かよこれが情かよ
とか、冒頭の部分をいま引用すると、違う意味になっちゃうかも(笑)。
で、
一昨日の「昨日の友は……?」に追記。
いま双方が仇敵のように憎みあっている、オサマ・ビン・ラディン氏とアメリカですけど、アフガニスタン戦争当時は、反ソに立ったオサマ・ビン・ラディン氏にアメリカが肩入れして、CIAが武器供与までしてます。
オサマ・ビン・ラディン氏は、湾岸戦争でアメリカが、イスラム教徒の聖地があるサウジアラビアに乗り込んだことをきっかけに、反米に転じるんですが、武器供与まで受けていてもひっくり返るときは一瞬、という一例ですね。
♪男の心あじさいね 七たび変わる恋の色♭
……こういうオチは問題があるかなあ(笑)。
ロイター電によると、シリアのアサド大統領が、「米英はイラク全土を支配できない。この戦争はアラブ世界で人民の抵抗を引き起こす」とレバノンの新聞に対し答えたと伝えています。
アサド・シリア大統領といえば、フセイン・イラク大統領とは犬猿の仲で知られる人物で、シリアとイラクは石油パイプラインをお互いに閉鎖しあって相手の動きを牽制するほど険悪。イラン・イラク戦争では、シリアがイラクの輸出用パイプラインを閉鎖した上で、イランに“輸出できたはずの損失を補填”してもらったというすさまじさ。
シリアは湾岸戦争でもアメリカ側についたんだけど、それでも今回はダメらしい……。
同じく親米のサウジアラビアも「戦争が長期化すれば、長年のアメリカとの同盟も危ない」との反応。湾岸戦争でアメリカ兵をサウジアラビアに入れたために、アルカイダはじめイスラム過激派の反発を招いたのに……ますますややこしい事態に……。
そうそう、イスラム「原理主義」という言葉は、もともとは「キリスト教の原理主義(ファンダメンタリズム)」から連想で作られた言葉です。あの「進化論を学校で教えるな」で有名なアレね。
イスラムは穏健派も過激派も、基本的には「政教分離」という考え方をしないので、「自分は原理主義者だ」とは言わないですね。穏健派も「原理どおりにやっている」という言い方をしちゃうかもしれない。
フセイン政権の「バース党」は、イスラムの中では政教分離の方向を目指しているというのも、意外に感じる人が多い話かも。シリアのアサド政権の与党も「バース党」で、やはり「政教分離」の方向、というのはシリアのキリスト教徒が「宗教よりも民族主義で」という理念で作ったのが「バース党」だからなんですが……。
>えふすくさん(03/27)
>◇【アメリカ】「クラスター爆弾」実戦投入◇
>>中から数百個の小型の爆弾が飛び出すクラスター爆弾は、
>>小さい不発弾が大量に残る懸念があり、戦後復興の障害になる可能性がある。
>要するに地雷撒き。
ちょっと違うんですが……まあ当たらずといえど遠からずかなあ。
クラスター爆弾は「集束爆弾」と訳されてますが、元々は殺傷能力を高めるための兵器で、1度の爆発で目標を破壊するんではなくて、1回目の「親」爆弾の爆発で「子」爆弾を大量にばら撒いて、その子爆弾で破壊・殺傷しようというものです。
昔、日本の過激派が「圧力鍋爆弾」というのを作りましたが、これは圧力鍋にパチンコ球と爆薬を詰め込んで、爆発のときに弾け飛ぶパチンコ球で人を殺傷しようとしたもので、クラスター爆弾はこれと基本的な考え方は一緒です。
爆発させる高度や、中に詰める「子」爆弾によって目的を変えられます。高いところで爆発させれば、「子」は広範囲に飛ぶ代わりに密度は薄くなりますし、逆に、低いところ、ほとんど直撃に近い高さで爆発させれば、範囲は狭くなりますがものすごい密度で「子」が命中することになります。
敵の行動を邪魔するために、時間稼ぎに使うには高めの高度で、時限信管のついた「子」をばら撒けば、ほとんど「地雷の空中散布」になるので、たとえばこれを滑走路に落として滑走路を使用不能にする、という使い方があります。
逆に低高度で威力の低い「子」を大量に撒けば、これは対人殺傷兵器となって、たとえば塹壕のようなところにポンと落とすと、中にいる人はそれは凄惨なことになるでしょうね。ちょっと言葉にするのもためらわれるような……。
また、戦車の上で炸裂させて、戦車の装甲を貫くという使い方もあります。「親」の爆発のエネルギーで「子」が飛び出すので、2段階のエネルギーを使えるというわけです。
記事の「懸念」は、「子」の精度の問題で、「本当は爆発させるはずだったのが不発で埋もれちゃうと厄介だなあ」という話です(最初から不発弾を作るわけではないので)。まあ、目的として「子」に地雷を入れて高い高度から散布させる使い方もありますが、どうも記事で言っているのはそうではなさそうなので。
燃料気化爆弾
(通称「デイジーカッター」)同様、殺傷を目的とした場合あまりに凄まじい光景になるので、ABC(核・生物・化学)兵器の次に残虐だとして禁止すべきという意見も強いんですが、湾岸戦争で派手に使ったアメリカが賛成するはずもなく……。
そういえば、燃料気化爆弾はこの戦争でもう使われたんでしたっけ?
こちらは、目標の直前でガス爆発を起こす爆弾と言えば分かりやすいかも。普通の爆弾と違って、目標の手前で中身の燃料を噴き出させて点火するので、ガス爆発事故と同じように少量の燃料で大規模な被害を与えるようになっています。
湾岸戦争では、粉塵爆発を利用した燃料気化爆弾
(正確には“気化”させるのではないけどここに分類される)をアメリカが地雷除去に使用しましたが、最大で半径7kmを破壊する火球の出現に「アメリカは核を使用」と誤報が流れたくらいです。
もっとも、爆弾はどれもそうですが、用途や装備によって種類が多いので……たとえば爆撃機なら大きい・重い爆弾を積めるけど、攻撃戦闘機ではそれほど大きなものは積めない
=不正確だけど「B29」と「爆弾積んだ零戦」の比較でイメージすると分かりやすいかなあ……、燃料気化爆弾の威力もどの型番によるかで数字がかなり違います。
ただ、燃料気化爆弾は原理的に、「爆心にできる火球の大きさ」と「破壊範囲」は全然違うので、「直径500メートルの火球で、4kmに危害を与える」というような表現をします。
……「デイジー」という命名は爆発の様子を上から見たときに花に似てるからだとか。うーん、変なたとえをされると災難かも……。
で、ジュネーブ条約については一昨日だったか、PBSニュースアワーでちょっと見ましたが、詳しいことは専門の
真紀奈さんあたりに聞いてください(逃)。
しかし……。
攻撃開始から一週間、ずーっと事件記者というか国際部記者モードしてきたわけですけど、「ウンムカスル 人口」とかで検索が来ちゃって、しかもトップというのはちょっと(苦笑)。
というわけで久々に違う方向に行ってみる(笑)。
>読書家鞠絵ちゃん(21日)
>ここで言う魔方陣は「縦横斜の和がすべて等しくなるよう並べられた正方形」の事なので占星術や何かとたぶん関係無く、算数・数学だと思われます。
読書家の鞠絵ちゃんなら、高木貞治先生の
『数学小景』(岩波現代文庫)なんかオススメかも。
戦時中に書かれた本なので、内容が古かったり
(四色問題が解決できてないとか、オイラー方陣の予想が間違ってたりとか)、表現そのものが古めかしかったり
(四色問題なんか平面なら「隣組」、球面なら「共栄圏」だって)するけど、それも一興かも♪
四色塗り分け問題を「隣組」から話し始めるのは、当時の読者にとっては身近な例だったんだろうけど、そのうち「編注」が必要になるんじゃないかなあ……。
たとえば、「ケーニヒスベルグの橋渡り」と題して、一筆書きの問題なんだけど、
さて橋渡りの問題というのは、これら七つの橋を次々に残らず渡ってしまえ、ただし、同じ橋を二度渡っては、いけない、というのである。(中略)
七つの橋の爆破を命ぜられた工兵が、爆弾を戦車に積んで、一つの橋を渡るごとに、渡った橋を爆破するとしたならば、彼は目的を達するであろうか。
という調子で、
先生もうちょっと平和なたとえはなかったですか、ってカンジが(笑)。まあ出版された時代のムードに合わせたのかなあ。
高木貞治先生の『解析概論』だったかな、大学の数学では初めのほうで使う教科書で、内容よりも文体に参っちゃうっていう話を聞いたことがある(笑)。
……って、
高木先生の比喩のせいで、爆弾で終わっちゃったじゃない!(←自業自得です・笑)
2003/03/27 事件記者
ちょっと待った、大統領!(
歴史に残るジャーナリスト魂あたりの挨拶)
こんばんは、鈴凛です。
日本の記者クラブ、とくに「政治部」は、当局との馴れ合いとまではいかないまでも、ある程度取材する側とされる側が親しくなっちゃうんで、突っ込みが甘くなると言われますね。比較して欧米ジャーナリストは容赦がないとか。
カタール・中央軍司令部の「精密爆撃命中」映像に、「成功している映像だけを公開しているのではないのか?精密爆撃に失敗した映像は?」なんて質問は、日本の記者にできるかなあ、と思いました。
まあ、全部が全部そうだとは言えないでしょうけど……。
とくに「リメンバー・パールハーバー」みたいに国民が熱狂しちゃうと、ジャーナリストまで酔っちゃうところはあるから、欧米のジャーナリズムが万能だとは言わないけど……。最近では亡くなったジム・ギャリソン氏の『JFK』に対する猛烈なバッシングだとか。
それでも、そういう限界はあるにしても、「ちょっと待った」を言いやすい風土はあるんじゃないかなあ。リアルタイムで言えなくても、どこかで振り子が戻ったり、あるいはとんでもない時間が経ってからでも間違っていたら認めたり……。
そうそう、
『JFK』(邦訳=ハヤカワ文庫)は、
映画化されて話題になったけど、あの映画の後半は、原作の「暗殺についての疑問提起」よりも、「情報公開は大事なんだ!」の演説だったような記憶がある、とコレは映画公開時にちょっとだけ市民団体のお手伝いなんかしてたアニキの回想です♪
>双輝さん
>昼間、今週のセラムン見てたんですが、亜美ちゃんが「パソコン通信《っていう言葉を使ってました(笑。・・・・・・あれから×年・・・もはやパソコン通信という言葉は死語となりつつあるように思えます。
そう! まさにその頃ですよ、『JFK』が公開されたのも……。
うわ、そこ同じタイミングだっけ?(汗)
まあ、携帯でもPHSでもなく「トランシーバ」だもんね。携帯電話が自由に販売できるようになって、各社競争が始まったのはもうちょっと後か……。
個人的には、特務機関でもメールやネットワークがほとんど出てこない「エヴァ」と、中学生がモバイル使いまくる「だぁ3」に時代の差を感じるなど、そういった思いがございましたね……(回想モード)。
えーと、「テレビ放送50年」だったら
NHKのページがあるんで、そっち行ってください(笑)
……今日の標題「事件記者」って、歴史に残る名ドラマのタイトルだったりするんですが、このドラマ、いまのように録画ではなくてナマだったみたい……。録画自体コストがかかりすぎて、ほとんど映像が残ってないらしいし。
2003/03/26 昨日の友は……?
中継の途中で映像が乱れました。(LIVEの画面でよくあるトラブルあたりの挨拶)
おはようございます、鈴凛です。
一昨日は速報打っただけで終わってしまい失礼しました。
あちこちで、反戦運動に対して「日本は近くに脅威がある以上、小泉首相の“支持”表明以外に選択肢はない」という論評を見かけます。この系統の論調では「日本の国益」という表現も多いようです。
この議論についての深入りは避けますが、当のイラクとその周辺のこれまでの歴史を踏まえてのものか、大変疑問を感じるので、今日はこの点について。
03/22日付で書いたように、イギリスは「3枚舌」の約束を反故にして、その懐柔のようにヨルダン建国をお膳立てしていますが、同じことをイラクでもやっています。
しかしヨルダンに比べて、王室に対する「よそ者」感が強かったこともあって、イラクでは革命が起き、王室は全員殺害されます。
その革命政権が……フセイン政権なら話は分かりやすいんですが、そうではなくって、革命政権をクーデターで倒した、王室にとっては「敵の敵」という複雑な関係です。サダム・フセインが「ゲリラとして潜伏した過去」などと言われるのは、王室への革命のためではなくて、イラク王室を倒した革命政権への軍事クーデターに失敗したときだったりします。
お隣、イランではパーレビ国王の体制内改革「白色革命」が、ことさらに「ペルシャ」を強調して、また貧富の格差を広げたことで、イランの国民感情は悪化、ついにシーア派によるイラン・イスラム革命が起きます。あの有名なホメイニ師ですね。
ただでさえイスラエル問題という爆弾を抱えているところに、人口で圧倒的に勝るイラン。しかもイランは自国でやった革命を「輸出」する考えでした。穏健派中東各国も、欧米各国も「脅威」と見ます。
そして、いろいろ説はささやかれますが、いま始終テレビに出てくる地図のクウェート近く、イラク領土で狭い海に接する河口について、その国境の線引きをめぐってイラクが宣戦。「イライラ戦争」と呼ばれるほど長期化して、最後ホメイニ師の「毒を飲むより辛い決断」という宣言で停戦します。
このとき、イランの脅威から中東を守れと、サウジアラビア、クウェートなど中東産油国がイラクに多額の資金を供与。フランス、アメリカも兵器を供与しています。
イラクは「判定勝ち」となったものの、多額の戦費で困窮、産油国に対して強硬に借金の棒引きを迫り……最後はもっとも豊かな国・クウェートに攻め込んで元も子もなくしたのが湾岸戦争。
アメリカは、このチャンスに、サダム・フセイン政権を転覆しようと考え、イラク国内の反体制シーア派やクルド族に「独裁者を倒せ」と決起を呼びかけ、イラク全土でアメリカの支援を期待しての……目と鼻の先にまでアメリカ地上軍も海軍も来ていたので……反乱が起きますが、アメリカは少数の例外を除いてフセイン政権による粛清を黙認、反乱は見殺しにされます。フセイン政権が倒れてしまっては戦後の賠償や大量破壊兵器処理も危うくなる、クルド族が独立を叫ぶと国境線そのものが危ない、といった思惑のほかに、「この際フセイン政権の手で危険分子・シーア派を粛清させておく」という冷酷なシナリオもあったのではとまで言われます。
と、まあ、かなり大雑把に見ると、こういう(1)イランを疲弊させるためにイラクを使う、(2)用済みになったイラクは徹底的に弱体化させる、(3)しかし「早すぎる政権崩壊」は避ける、という流れがあったわけです。
今回の戦争がアメリカの国益にとっても疑問、ということはすでに書きましたが、これまでの3つのステップは「アメリカの国益だけ」を考えていることは明らかでしょう。
イラン・イラク戦争当時、イランと戦ったイラクの「国益」はアメリカの「国益」に沿っていたけれど、次の瞬間には正反対になっている。
さて、イラン・イラク戦争当時の構図にいまのアジアを当てはめるとすると……「悪の枢軸」の北朝鮮が、当時のイランに当たるとすれば、日本はどこの役回りになるんでしょうか……?
バグダッドのイラク国営テレビ局が空爆され、海外向け放送が7時間にわたって中断したとのこと。
情報戦としては通信や放送インフラつぶすのは当然なんですが……他の場所よりも身近に感じちゃうのは性かなあ。
なんとなくですけど、足りない機材や部品寄せ集めて、必死で復旧作業にとりかかる技術者というのが思い浮かんじゃうので。放送しようとする内容がどんなものでも、そのための技術やしなきゃならない作業は同じですからね……。
……NHKさん、いつでも飛ばせる番組入れるのは編成の都合だと思うけど、「その時歴史が動いた 諸葛孔明」の再放送を夜に、深夜ブッシュ演説の後に海外ドラマ「ザ・ホワイトハウス」を入れるのは、なんかのブラックジョークですか?(笑)
まあ、「NHKアーカイブス」は下手すると、「潜入・シーア派最前線」なんか掘り当てちゃう可能性はあるけど……。
2003/03/24 失礼しました
速報。
日本時間24日17:05、フセイン大統領が演説を始めました。内容など詳細が判明次第更新します。
2003/03/23 あれ?
「2号機、生きてます!」(伊吹マヤあたりの挨拶)
こんばんは、鈴凛です。
えー、いつまで論説やってればいいんだか分かんないんですが、通常編成に戻りたくても他にネタないんで……。というか始終ニュース見てれば他にないに決まってますね(苦笑)。
昨日付で、「ラマダン副大統領ら3人が死亡」の情報に、事実かどうか不明と書いておいたけど、やっぱりというか何と言うか、さっきニュースを見てたら、当のラマダン副大統領が記者会見に出てきてました。
情報戦というとまだ語感がいいけど、要は諜報作戦で、アメリカもイラクも「勝つために」情報を流してるんで、まるまる信じるわけにはいかない。それにしてもこんなにロコツに出てくるとは思わなかったけど……。
昨日の深夜、アメリカ中央軍司令官の記者会見があったけど、これも抽象的なことだけで、「作戦」の中身はまったくなしの肩すかし。
欧米のジャーナリストは、遠慮なしに質問するのが身についているから、「で、大量破壊兵器は見つかったのか?」と何度も聞いていたけど、結局のとこ「見つかってない」という答え。……見つけないとアメリカは立場ヤバイんじゃない?
当初「国連決議で保有を禁止されたスカッドがクウェートに打ち込まれた」とか「南部の港湾都市は続々陥落」とか流れていたけど、その割にはいまになっても「スカッドだった」証拠はまだ出てこないし、イラク南部港湾都市ウンムカスルでは激戦中とか。……話が随分違うんですけど。
大本営発表とまでは言わないけど、「勝った、勝った」ばかりを両方が出してる状態だから、見るときはいつも疑わないと危ないですね〜。
ところで、間違いなさそうな情報としては、アメリカのパトリオットミサイルがイギリス空軍機を撃墜したとか、イギリス海軍ヘリ機2機が空中衝突したとか……対イラクの「名誉の戦死」についての発表は極端に少ないんで、事故死ばっかり出ているような。
イメージの問題として、「亡命しようとして殺害された」という情報に、「ご覧のとおり生きている」と会見で否定したアジズ副首相とか、毎回発表に立つサハフ情報相とか、イラク高官の妙な愛想のよさは、アメリカ側にしたらやりにくいかも。
湾岸戦争のとき、パウエル統合参謀本部議長の会見が、イメージを良くしたところはあったから、逆をやられちゃうと……。ラムズフェルドさん、もうちょっと表情をソフトにしたほうが……って余計なお世話?(笑)
なお、湾岸戦争当時の国防長官はチェイニー現・副大統領。パウエル国務長官と同じく、「ブッシュ二代に仕える忠臣」に……っていつからアメリカは世襲になったんでしょーか。
もっとも、穏健派のパウエル国務長官と、ラムズフェルド国防長官・チェイニー副大統領の関係はあまり良くないようで、そこの「温度差」が今回の戦争のきっかけになったという説さえあるらしいけど。
お忍びで世界中を世直しに回って「恐れ多くも先の国務長官、パウエル様なるぞ!」っていうドラマは……ダメか(笑)。
2003/03/22 やけっぱち
「十里の道を行くのに、九里をもって半ばとす」(
安井息軒あたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です。
えーと、えんえん論説しつづけてるのは気のせい……じゃないよね(汗)。とは言っても、やっぱりこの“戦争”について触れないわけにはいかないんで、通常編成に戻るまでもう少々お待ちください……。
いま“戦争”という表現をしたのは、よくよく気をつけて見たら、NHKは「戦争」ではなくて「イラク攻撃」と表現しているので、何か理由がありそう、と思ったんで……。各メディアの表現比較してみると、傾向とか見えるかな?
もっとも、CNNも"strike"(攻撃)を使ったり、"War"(戦争)を使ったりしてたから、あまり意味はないのかもしれないけど、「いきなり攻め込んだ」ということにポイントをおいて「米英、イラクを攻撃」となってる可能性はある。
というのは、どう考えても戦争なのを、最後まで「事変」で通した国があったから……。
>真紀奈さん(3/21)
> ちなみに何かの小説で読んだのですけど、戦争を無くす一番簡単な方法は世界政府を作ることだそうです。
> ……そうすればどんな戦争も内乱にすぎず、戦争ではないと。言葉遊びですけどね。
あー、それ、あまり笑えなかったりするかもしれません(笑)。
何しろお隣に「中国は一つ」と言ってる大国があるんで……。大陸だけじゃなくて台湾も国民党はずーっと「大陸反攻」とムチャを言っていたから、両方とも「内戦」扱いだし。
戦火こそない今でも、他の国に対する「外交関係」とは別に、「両岸関係」という微妙な言葉使ってます。「南京はわが国の首都です」という表現が台湾の教科書にあったのもそんな昔の話じゃないし。
……というわけで、毒を喰らわば皿まで、で「シスプリ2」の話題そっちのけで論説続けてみたりします(笑)。
いま入った情報では、イラク南部の都市、バスラ陥落の模様。師団長含め師団が投降したようです。
→イラク陸軍第51師団が投降したのは間違いないようですが、一方で「バスラ近郊でアメリカ海兵隊がイラク軍と激しい戦闘中」という報道がいま(日本時間22日19:15)入ってきました。これだから情報戦を鵜呑みにするのは危なっかしい(苦笑)。
しかし、ここまでほとんどイラク側の抵抗という報道がないと、かえって「何かありそう」と思っちゃうのは考えすぎかなあ。
イラクの上層部が何を考えているかが分からないんで、口先では「徹底抗戦」とは言っていても、「とにかくバグダッドで決戦に持ち込む」という作戦をとってる可能性はある。
アラブ人の思考法として、戦略が「点と線の支配」だというのはよく言われる話。通行路と、通行路を結ぶ点である都市だけ押さえる、面の支配はしない、というのね。沙漠なんか面積をいくら占領しても意味ないから。
だから、もし「首都以外の“点”は捨てる」という決断をしてたら、線も点もどうでもいい、首都に信用できる戦力を温存・集中するという戦略の可能性がある。
何しろ、質量ともに最初っからお話にならない戦力差があるから、戦争としての勝敗は最初から決まっているけど、ここまで迅速に展開すると、ホントに「完璧なワンサイドゲーム」なのか、何か罠が残されてるのか、両極端どちらにでも解釈できるわけで……。
と、ここまで書いていたら(日本時間22日11時)、「最初の空爆でイラク政府ナンバー2のラマダン副大統領ら3人が死亡したと傍受」とか、「トルコ軍が北部から進撃」という情報が入ってきました。
前者は事実かどうか不明だから後回しにするとして、後者は規模や名目によっては大問題。何しろ昨日付でも書いたように、クルド族は「フセインのイラクに対する反体制派」だけではなくて、トルコにもいるしイランにもいる。
これが、この戦争をチャンスとして「自主独立」なんて言って蜂起した日には、フセインのいない「空白地のイラク」はともかく、トルコやイランの足元にも火がついちゃって収拾がつかなくなりかねない。
とくに、トルコは自国内のクルド族に対しては厳しい弾圧を加えていて、クルド語の使用も禁止している上に、「トルコ国内にはクルド族なんてのは存在しない、彼らは『山岳トルコ人』だ」と存在さえ認めてないほど。
もちろんフセイン政権にとってもクルド族は弾圧の対象で、イラン・イラク戦争終結時、イラン国境近くの街ハラブジャで、クルド族に対して化学兵器を使ったのが今回の戦争の大義名分「大量破壊兵器」につながってくるという……因果がグチャグチャ混線してる。
そうそう、昨日書くの忘れてたんだけど、十字軍と対決してしかも敵にも寛大だったために十字軍側にも好意を持たれた英雄・サラディンはクルド族出身。
で、現代にも残る問題として、サラディンは十字軍をエルサレムから撃退して、自分の王朝を作るところまで行ったんだけど、一匹狼的な性格の強いクルド族を統一することはできなかったという歴史がある。
というわけで、フセイン政権・イラク軍という「重石」がなくなれば、押さえつけられていたイラク国内のクルド族は「悲願」へ動くだろうし、それが飛び火したらかなわん、とトルコも即座に動いたんだろうけど……。
しかもトルコは、今回ギリギリとは言っても領空通過を認めてアメリカに協力した「貸し」があるから、多少はアメリカと違う思惑にも目をつぶれよ、ということかもしれない。で、アメリカは利用したくてクルド族に武器を与えたら、出てきたトルコ軍がそれと衝突、なんていうメチャクチャな事態も置きかねない。
さらに、それが東に飛び火したら、今度は「アメリカは大悪魔である」と言うイラン。
抵抗が少なく次々陥落、というイラク南部も、イラクではどちらかというと反体制派になるシーア派が多いから元々やる気がない、というけど、陥落しても、隣にシーア派の超大国イランがあるという問題が。もし、イランが「いまだ立ち上がれ」なんて扇動をしたら、米軍が北上した後、南がイランにとられたら目も当てられない。
……うーん、怨念とマキャベリズムが絡みあって、もつれまくったこの糸、ブッシュさんはゴルディアスの結び目よろしく簡単に切ろうとしたみたいだけど、この戦争は勝っても戦後の見通しは大丈夫なのかしら……。
あ、入ってきた「トルコ軍動く」で途中だったけど、ホントにワンサイドゲームなのかどうか、の話。
再三再四テレビでも言っているので分かると思うけど、南から陸路バグダッドを目指すと、どこかで河を渡らなきゃならない。
『孫子』に、
客、水を絶ちて来たらば、これを水の内に迎うるなく、半ば渡らしめてこれを撃つは利なり。
――敵が川を渡って攻めて来たときには、それを川の中で迎え撃つことをしないで、その半分を渡らせてしまってから撃つのが有利である。
とあるように、河は陸上戦力の分断のポイント。
さて、抵抗らしい抵抗も受けずに北上を続けているという、米陸軍部隊はどこかで渡り終えたのかどうか……。「バグダッドに迫っている」という発表だけでは分からないですが、渡り終えたところで橋爆破されたらどうするんでしょうか。
これ、三国志の諸葛孔明がかなり好んだ戦術だし、関東軍はノモンハンで国境深く攻め込んだら橋破壊されて帰れなくなって壊滅寸前になったりしてるんで、渡る米軍ももちろん分かってはいるだろうけど……少なくとも「河さえ渡ればイラク軍は総崩れ、アメリカの楽勝です」なんて気楽なコメントは言えないわけです。
アメリカは「フセインさえ除去できれば後は国連に」と言い出して、なんか「反省しました、国際協調に戻ります」みたいな態度を表明してるけど、ちょっと待って、それってイラク引っ掻き回すだけで戦後のゴタゴタは知りません、ってこと?
第一次大戦で、戦費調達のために「ユダヤ人のホームランドを」(バルフォア宣言)、オスマン・トルコへの攻撃の見返りに「アラブ人による独立王国を認める」(マクマホン書簡)、フランス・帝政ロシアと領土を分け取りにする(サイクス・ピコ密約
=ただし帝政ロシアは途中で革命で転覆、ソビエトは密約を公開して権利を放棄)と、二枚舌どころか3枚の矛盾した「戦後はエルサレムを与える」と約束して収拾つかなくなって、最後は国際連盟に任せて逃げちゃったイギリスの例を思い出しました。
しかも、もうアラブ諸国は激怒状態で、他のアラブ諸国から「アメリカの手先」と言われるほど親米派のヨルダンも抑えきれなくなってる。
ヨルダンは、ヨルダン王国建国そのものがイギリスの世話になっている(もともとマクマホン書簡の宛先がアブドーラ・初代ヨルダン国王)し、先代のフセイン国王は亡くなる直前までガンの治療をアメリカで受けていたし、どこ見ても親英米なわけだけど、そのヨルダンでさえ、現国王・アブドラ国王がテレビ演説で怒りをぶちまけちゃってる。
真っ先にイスラエルと停戦協定を結んで、「裏切り者」と言われ後に大統領が暗殺されたエジプトも親米路線だけど、こちらも爆発寸前。カイロにある穏健派イスラムの最高権威、アズハル大学総長も「イラク侵略はジハード(聖戦)の対象だ」という見解。イスラム過激派が「ジハード」を安売りするのを「違う!」と批判してきた人がこれ言っちゃうと……。
その中で、ほとんど沈黙を守っているのがアラファト・PLO議長というのも興味深いところ。いま民衆の熱気に乗せられて下手な発言をしたら、今度こそパレスチナ和平の希望は消える、と読んでいる様子。
こちらの沈黙は暗殺される危険を承知の上で「国益」を考えてのこと、ペラペラ勇ましい単語並べればいいと思ってる平和ボケ首相はちょっとは見習ってみては?(苦笑)
2003/03/21 検証・3月20日
「キスする時、鼻は邪魔にならないかしら?」(
『誰がために鐘は鳴る』あたりの挨拶)
おはようございます、鈴凛です。
今年入ってから、更新回数が激減してて、日付でも飛び石状態。まさかそれの埋め合わせにはならないだろうけど(笑)、昨日はかなり頻繁に更新してました。
ニュース!と聞くと、すぐ飛んで行っちゃう性質は遺伝かなあ(苦笑)。
アメリカがクルド族や反体制グループに内乱を起こしてほしい、内外呼応してやろうと呼びかけているみたいだけど、難しいと思うなあ。
クルド族はイラン・イラク・トルコの国境地帯に、勝手に引かれた国境で民族分断されている人たちなんだけど、これまでに6回、イラク政権打倒を試みて失敗してる。
しかも、自力で立ち上がれないので、ソ連やイラン、アメリカと、そのときに「イラクの敵」であてになる勢力からバックアップを得て蜂起するんだけど……大国は「敵の敵は味方」という単純で冷酷な思考で使うだけ使って、最後は使い捨てに。
とくにアメリカは、前回湾岸戦争で「クルド人は蜂起してフセイン政権を倒せ」とブッシュ大統領(先代)がテレビ演説して、「今度こそ」と立ち上がったものの、「政権が反乱でひっくり返ってフセイン抜きになると、国がバラバラになって始末に負えない」ということで、結局はフセイン政権の弾圧を放置して、見殺しに。
その恨みは残ってるから、「今度は大丈夫だよ」といくらアメリカが言っても、よほどギリギリにならないと立ち上がらないと思います。
えと、昨日の日記の冒頭部分について、一晩経った時点で、まだ情報は少ないけど、私が書いた内容(実は私とアニキのディスカッションの結果なんだけど)について、その正否をいくつか検証してみようと思います。言いっ放しはラクだけど、それだと進歩ないから。
1.開戦のタイミング
日本時間11:30過ぎでしたね。「即座」というほど早くはなかったけど、「湾岸戦争の前例から、期限切れの後少しは時間を置くのでは」という予測よりはマシだったかな。
気温についてはかなり思い違いでした。中東がいくら暑いといっても、まだ3月だもんね(笑)。
改めて調べてみたら、バグダッドの3月の平均気温は16.2℃でした(苦笑)。(出所:
WorldClimate)
この後は4月21.7℃、5月27.7℃と急カーブで上がるんですが……。あ、これは月別統計だし、最高気温ではなくて平均気温です。
いま今日の天気予報を見たら、くもりのち晴れ、日中最高気温22℃、最低気温9℃とのこと。
時差のほうは、おそらく考えに入れてたと思います。ブッシュ大統領のテレビ会見を夜中に持ってきても、ということで。
その他の検証はまた後刻の予定……あんまり寝てないから(笑)
……すみません、情勢が急展開しすぎで、「検証」が追いつかない〜(汗)。
というか、フセイン大統領が「殉教者」になって逆効果になるかどうかとか、BC級兵器を使うかどうか、なんてのはまだ検証のしようがなかったですね(苦笑)。
あ、昨日も取り上げたけど、「テレビ演説に出てきたフセイン大統領は影武者じゃないのか」という説、確かにメガネかけてたり言われてみれば、ってカンジなんだけど、これってどうやっても水掛け論、と思っていたんだけど……突然の思いつき。思いつきだからどうだか分かんないけど、それって過去の「フセイン大統領」の音声を持ってきて、声紋分析で照合したらはっきりするんじゃないかなあ?
大韓航空機撃墜事件で、撃墜したときの戦闘機パイロット(自衛隊が傍受した無線)の声と、後日「私が命令に従って撃墜した」とソ連のテレビに出たパイロットが、本当に同一人物かどうか疑われたときに、声紋分析で本物だと分かったこともあるし、この事件で撃墜された大韓航空機のパイロットについても声紋分析がされたし……。
いくらなんでも戦闘機の無線交信を傍受したテープよりはクリアな音声だろうから、技術的にはできそうな気もする。「アメリカの高官」なんてニュースソースでは、情報操作の可能性は高いんだから、日本のマスメディアが自力で声紋分析したほうがクリアに分かるんじゃないかなあ。
→21日夜のNHKニュースでさっそくやってました。というか、考えることは誰でも一緒か(笑)。NHK放送技研の分析では、一昨年の演説のなかの同じ単語を使って比較。……結論は「サンプルとなる単語が少なすぎて、別人とまでは断定できない」といまひとつハッキリせず。
同じ単語でなくても、声紋分析はできるはずだけど、「別人」と断言できれば特ダネだから急いだのかな?
→フィッシャー報道官は、「CIAが分析した結果、声は本人」と発表しました。
影武者説って、誰もがメガネに違和感を覚えているところに、「米政府高官」が言い出して話が大きくなったのに〜。
こうなると「とりあえずフセイン死亡説を流してイラク軍を動揺させて、でももうバグダッドに迫る勢いだからそれは用済み、民間に否定されると恥ずかしいからここで公式に否定しちゃえ」みたいな、使い捨ての情報操作だったんじゃない?と疑えちゃう。
そうそう、誤解されがちなんだけど、アメリカのCIA(中央情報局)は、スパイや盗聴で情報を「集める」よりも、情報操作など「情報で攻めに行く」とかの謀略のほうが本業で、情報収集はそのための手段というだけ。乱暴な言い方をすると、CIAのスパイは、「情報集めて来い」じゃなくて「噂を撒いて来い」のほうが多い、と理解していいと思う。
情報を収集する専門の情報機関としては、別にNSA(国家安全保障局)があるけど、何しろ情報収集の総本山で極秘主義、間違っても表には出てこない。有名なCIAと違って、存在そのものさえ、アメリカ国内でもあまり知られてないくらい徹底してる。
アメリカ側からは「フセイン大統領は最初の空爆で負傷した」という要旨のいろんな説が出ていて……。「フセイン大統領が2人の息子とともにいた場所が空爆され、直後に医療スタッフが入った」とか、「フセイン大統領が酸素マスクのようなものをつけて担架で運ばれるのを見た人がいる」など。
これって、「フセインさえ死ねばアメリカはOK、手引きますよ」「無駄な抵抗はやめろ」というイラク向けメッセージではある。だけど、もし本当にフセイン大統領が死んだら、戦争はイラク軍総崩れでアメリカの勝ちになっても、民衆レベルでは「殉教者」「英雄」のイメージに昇格するフセイン大統領の勝ち。反フセインの立場からは、むしろフセインがコソコソと逃げ回ってくれたり、亡命などの命乞いをしたりしてくれれば、大きなイメージダウンになってバンザイで、ホントに死なれるのは困るはず。
国際社会レベルでも、フセイン大統領への好き嫌いは別として、「一国の大統領を空爆で排除した」となると批判が強まると思うなあ。暗殺の恐怖を感じないのは、「平和ボケから目を覚ませ」と言いまくるどこぞの首相だけだし。
平山健太郎氏は、湾岸危機の最中NHK解説委員としてフセイン大統領に単独インタビューしたときの経験から、「ボールペンの持ち込みも『その大きさの爆薬があれば暗殺できる』という理由で許されなかった」と回顧し、身辺警護に神経質なフセイン大統領が、よりにもよって戦争が予想される情勢で息子と同じ場所にいたという説には否定的見解でした。
日本時間22日2時(=バグダッド21日20時)過ぎから、バグダッドにかなり激しい空爆が。アメリカ政府当局者は「大規模な空爆の始まりだ」と明言。
これまでの「悪玉フセイン政権の関係施設だけ狙い撃ち」の空爆とは違って、イラク市民を震え上がらせる方向に路線を変えたのかもしれない。
中継のバグダッドの映像を見る限り、まだ電気は生きているから、「市民の犠牲は避ける」方針は変えてないようだけど、政府施設だけの狙い撃ちでも数が増えて対空砲火が続けば、市民にショックを与えることになるから、そういう心理作戦かもしれない。
現地が夜間なので、どこ空爆してるか分かりにくくて困るけど、心理作戦だとすれば、相手に与える実際の損害よりも、「夜の火事は大きく見える」というのもありそう。
2003/03/20 運命の3月20日
「ルーズベルト大統領が米国を無理矢理に戦争に引きずりこんだと確信……
天皇はルーズベルト以上の戦争犯罪人ではない。事実、きみ、記録を調べてみたまえ」(
マッカーサーの側近中の側近・フェラーズあたりの挨拶)
おはようございます、鈴凛です。
今日は、世界的には「イラク攻撃か?」のタイムリミットの日、同時に私たちの狭い世界では
「シスプリ2」の発売日でもあるわけで……
え、並べるな?ごもっとも。
日本時間10時に、アメリカの48時間の「タイムリミット」が尽きて、ほとんど即座に開戦するのでは、と言われてますね。
これにはひとつ、
時差の問題がありそう。というのは、期限の日本時間10時はアメリカ東部時間では20時だけど、バグダッドは未明4時。
沙漠は日が昇っちゃうと暑くて、滑走路さえ使いにくくなるので、「第一撃」の空爆をするなら、気温が上がる前にしたい。夜間のほうが、レーダなどの技術レベルの差を最大限に活用できるだろうし。
それに、ブッシュ大統領にしてみれば、「大統領テレビ演説」を視聴率の高い時間に持ってきたいだろうから、「開戦→発表」を、アメリカ東部時間の深夜までずれ込ませたくはないんじゃないかな。
そうすると、バグダッドが夜明けを迎える前にやっちゃうか、それとももう一度日の暮れるまで待つか、となるけど、国際社会の反対を押し切って強行しようというだけに、湾岸戦争のときのようにタイムリミットからさらに時間をおいて、というのはやりにくいはず。タイムリミット自体、そんなに根拠があるわけではないから、タイムリミットから開戦までに時間をおくと「待てるものなら待て」という声が出るのは目に見えているわけで、そういうシナリオをワシントンが取るとは思えない。
逆に、もし即座に攻撃を始めなかったら、そのときは、アメリカに何らかの思惑がある、と見てよさそう。たとえば裏で攻撃回避(フセイン大統領の亡命などの落とし所)を狙うとか、クルド族を蜂起させるプランだとか、何か「(アメリカにとって)時間を費す価値がある」ことが特別にあれば、時間を延ばす可能性は小さいけどあるから、即時開戦でない場合はそういう部分に疑いを持ちますね。
そうでなければ、軍事技術からも、国際政治の面からも、遅らせれば遅らせるだけ不利になるから、リミット切れとほとんど同時に開戦、というシナリオになると思います。
ところで、イスラム、とりわけアラブの価値観からすると、今回のイラクのフセイン大統領の対応は「模範的」と言ってもいいと言われるんじゃないかなあ。
これ、「引き延ばし作戦をとって……」と考えやすいとこだけど、アラブには“吹っかけておいてゆっくり値切り交渉”みたいな思考法があるから、その見かたをする限り、「フセインのほうがオトナだ」ということになっちゃうのね。
「商売は相手との綱引きだが、綱を緩めてはいけない(=譲歩しすぎてはダメ)、だが綱を切るのは絶対いけない(=喧嘩別れで交渉を断つのもダメ)」という言葉があるくらいで、ピンと張り詰めた状態で自分に有利なところに持っていける人が有能、と見るから、今回のフセイン大統領は「湾岸戦争のときよりも立派にやったなあ」という評価になるでしょう。
アラブ・イスラムの考え方でなくても、第三者として善悪抜きで見たら、少なくともフランス・ロシアとアメリカをこの問題で分断させただけでも、外交的にはイラクの完勝に近い。これでイラクが焦土と化したとしても、
「しかしアメリカ相手にあそこまでよくやった」という評価になる。
善悪の議論は別として、純粋に国際政治の技術的視点から見たら、今回はアメリカは戦わずして負け。戦争がアメリカの思うとおりの100%の完全試合で終わったとしても、それで得られるメリットと、ここまでに受けたデメリットを比較したら、もう勝負はついてる。
フセインを「除去」したとしても、イスラム世界では、少なくとも民衆レベルでは「殉教者」になっちゃうから、こうなると生きているより始末が悪くなるわけで、
「戦争には勝ったが人間に負けた」ということになるでしょうね。
イラクがBC級兵器を使ったとしても……。
あ、これ2つひとくくりにして言うことが多いけど、B(生物兵器)はどうやっても自爆テロ止まりで、戦場での投入はないでしょう。なぜかというと、生物兵器は諸刃の剣で、栄養状態や科学レベルの差で劣勢のイラクが使ったら味方が壊滅しちゃうから。
「今後」「次の戦争」がある国ならともかく、「本土決戦」のようなイラクにしたら、データが得られるわけでもない、データを取っても仕方がないわけだから、兵器としてテスト使用する軍事的価値さえない。
古今東西どこでも、軍人は「兵器は使ってみないと信用しない」というのが当たり前だから、データなしに生物兵器を実戦に放り込むとすれば最後の自爆のときぐらいで、とても戦術的には使えないでしょう。
「C」つまり化学兵器、早い話が毒ガス、こちらはまだ経験もあるだけ使いやすいといえば使いやすいから、イラクが使ってくる可能性は十分ある。ただ、「失うものは何もない」という状況で使うとすると、要は「玉砕」だから、後日の批判は考慮に入れる必要がない。これ、使われちゃったら、損害が出るアメリカの一方的な火傷に終わるんじゃない?
ホントに善悪は別として、どう進展してどういう決着になっても、この戦争によってアメリカが得られるものは見当たらない、と率直に感じています。
以上、日本時間20日6時
(=アメリカ東部時間19日16時=バグダッド20日0時)時点で、ほとんど「評論」を読んでない状態で書いてみました。今後、随時updateの予定です〜。
日本時間11:33頃(=バグダッド5:33)、NHKがバグダッドのイラク情報省から市内の様子を中継していたとき、リアルタイムでバグダッド市内に警報らしいサイレンが鳴り、その直後、対空砲火のようなものが上がっている様子が見えました。
NHKによれば、バグダッド市内のアルラシッドホテル(国際取材クルーが湾岸戦争でも使用したホテル)の従業員は、航空機を見たと言い、ホテルにいた60人は防空壕に退避したといいます。
フライシャー報道官は、「武装解除の過程が始まった」(CNNの伝える原文は"Opening stages of the disarmament of the Iraqi regime has begun.")と短くコメントをし、戦争が始まったことを明確に認めました。
ただアルジャジーラTVなどが伝えるバグダッド市内は平静で、対空機関砲の音や閃光はあるものの、市内を爆撃された様子はありません。巡航ミサイルを使用したというアメリカ軍当局者の発言があるので、巡航ミサイルや高高度の航空機に対して(届かないし当たるはずがないんだけど)イラク側が対空砲火を行ったものと見られます。
(以上、日本時間20日12:14
(=アメリカ東部時間19日22:14=バグダッド20日6:14)
ブッシュ大統領のテレビ会見は短いものでしたが、国際世論を意識して、「イラク国民の解放を始めた」と切り出し、(イラク国民の)「宗教や文化を尊重する」という表現をしました。
しかしCNNによる原文'No outcome but victory' (勝利以外の結果はない)は、勇ましいけどなんか半世紀前にそんなことを言いまくって負けた国があったなあ、とか思っちゃいましたが(苦笑)。
太平洋戦争後期に、米軍の心理作戦部が「日本人に対して天皇と軍部を切り離す」作戦をとり、それが昨今批判されている東京裁判(極東軍事裁判)の方針にもつながっていったと言われているけど、今回のアメリカの作戦には、イラク国民とフセイン政権を切り離す狙いがはっきりと見える。わざわざ宗教や文化(メソポタミア文明の地なので)に言及したのは、今回の戦争に批判的な立場のイスラム諸国や欧米各国を懐柔しつつ、イラク軍部だけを悪玉にして狙い撃ちにしたいという意図が見えます。
ただ、フセイン大統領はメソポタミア文明の後継者を自称しているので、その点はどうかとは思うけど……。
現在中継中(日本時間20日13:15)の小泉首相の会見は、「同盟国が攻撃を開始した」から始め、イラクに対して非常に厳しい弾劾をしていますが、少なくとも宣戦を布告していない(断交もしていない)国に対してそんなコメントをしてよいのかどうか、「アメリカ追随」は既定の路線で小泉首相は元々そっちの人だとは言っても、のちのち問題発言になると思います。
また「日米同盟」という言葉を使っているけど、日米安保条約が軍事同盟であると言ってしまうと、いくら日本は専守防衛でございますといっても、国際的にはイラクに対して日本も宣戦布告をしたと取られてもおかしくないはず。支持しているだけです、「武力行使はしません」といくら言葉を並べても、日本国内はそれでごまかせても、国際的には通用しない論理でしょうね。このコメントをタテにとってイラクが断交の通告をしてきたらどうするんだろ?
しかも、「国際協調」とはいうけれど、やはり日本が外交関係を持っているロシア、フランス、その他今回の戦争にはっきり反対している各国との関係はどうするつもりなんでしょうか? 「国際協調」の「国際」ってアメリカとイギリスだけで、その他は国連を含めてまとめて無視しちゃうのかなあ。
これまでの何いってるか分からない「外交官僚風作文」と違って、小泉首相の発言は勇ましいだけに分かりやすいのは事実だけど、こういうタイミングでそんな勇ましい発言をしてよいのかどうか、非常に疑問ですね。
(以上日本時間20日13:30)
※ところで、これの後の国会での演説もそうだけど、ブッシュTV演説、フセインTV会見と並べてみて、まさに戦っている当の2人よりも、小泉首相だけが頬を赤らめ目を吊り上げ、妙に興奮しているように見えたんだけど……。「血気にはやる青年将校」みたいな表情と言ったら怒られるかなあ。
フセイン大統領のTV会見が中継されましたが、最初(日本時間20日14:38)は、アラビア語→英語→日本語と通訳されたので、どうも映像と言葉のタイミングが合っていない模様でした。後からちゃんとした映像流れましたけど。
フセイン大統領は、声明文を読み上げていますが、率直に言って「さすがのフセインも年取ったな」と第一印象……それはどうでもいいか。
声明文を用意して読み上げたのが、徹底抗戦を訴える「テレビ演説」としては違和感が。というのは、かつて演説上手と言われたフセイン大統領なら、原稿なんか読まずに独演すればいいはずだし……。怖い者もないんだから。
そうすると、「失言」がないようにチェックしたのか、という疑問も浮かんでくる。やけっぱちで言いたい放題だった湾岸戦争のときと違って、なるべく今回の戦争に反対したフランスなどを味方に引き止めておきたいから、あまり刺激的な言葉が出ないように、という計算をしているのかも、と見てて思いました。
※このテレビ演説に出てきた「フセイン大統領」は本物なのか(影武者じゃないのか)、あるいは事前に収録されていたのではないか、という疑問がアメリカ政府高官からも出始めています。
その前に情報相の会見がアルジャジーラTVで流れたけど、こちらはアラビア語から直接日本語だったみたいで、「ラー」(英語のNoにあたる否定)というところを強く発音してたので、さすがにアラビア語はサッパリ忘れてしまったウチのアニキでもそこだけは分かったそうです……一番単純な単語ひとつか(笑)。
アメリカの発表で「CIAによればフセイン大統領の居場所を直前まで把握していた」とも出てきてるけど、「CIAによれば」というクレジットには直感的にクエスチョン。情報リークのサービスはするにしても、情報機関は普通は出所は伏せるよね、と……まあ、同時多発テロ以降CIAやMI6が表に出てくるようにはなったから、一概には言えないけど。
日付が変わってしまいましたが、このまま続けます。
日本時間21日1時
(=アメリカ東部時間20日朝8時=バグダッド20日19時)から、第二次攻撃という話。予告すること自体変なカンジがするけど……。
しかも、クウェートから地上軍を北上させ、地上戦が始まったということです。ラムズフェルド国防長官の会見では「イラクの国民に危害を加えるつもりはない。イラク兵は油井に火をつけるな、投降せよ」とメッセージを送っていることから見ても、アメリカ側は「難しい戦争だ」と口では引き締めているけど、どうも「勝ち確定」で余裕があるとしか思えません。「ここまでは手の内を見せても大丈夫」と判断した部分……それでも公開したがらないのが軍事関係者の常なんだけど……そういう部分はどんどん見せちゃう、昔のドラマで「周囲は包囲されている、無駄な抵抗はやめろ」と言うような、そういう雰囲気があるように見えました。
イラク政府は民間人が犠牲になったと発表し、AP通信などが病院の映像を流しています。一方でアメリカ側はクウェートに「スカッドが着弾した」として沙漠にクレーターができた映像を流したものの、破片もなにも見えない沙漠の様子だけでどうも説得力に欠ける。少なくともアメリカが言いたい「ほら見たことか」と言えるほどの被害は出ていないんでしょうね。
湾岸戦争で有名になった「スカッド」は、国連決議でイラクの保有が禁止されている中距離弾道ミサイルで、これを持っていたとすると決議違反!となるので、アメリカは「スカッドを打ち込まれた」と言い、イラクがただちに「スカッドは持っていない」とやり返しています。
バグダッド市内は、対空砲火の音や、遠くのほうの爆発は見えるものの、イラク情報省のカメラから中継で見える範囲の市街は、停電もなく落ち着いているようです。
これを書いている日本時間21日5時は、バグダッドは20日23時の真夜中なので、ここ6時間ぐらい(バグダッドが夜の間)に、どういう空爆と地上攻撃を行ってどういう効果が上がるかで、その先の情勢が変動しそうです。
と、今日1日、早朝の「ほとんどまっさらでの予測」と、「どかっと流れ込んでくる情報を見ながらの速報」と、初めて両方やってみたわけだけど……。
1日を振り返って、重大な事実に気付きました。
いまさら「ウチは論説サイトではありません!」は通らない(苦笑)。
あ、いま(日本時間20日7時)思い出したフレーズ。
故に上兵は謀を伐つ。其の次ぎは交を伐つ。其の次ぎは兵を伐つ。其の下は城を攻む。
――最上の戦争は敵の陰謀を[その陰謀のうちに]破ることであり、その次ぎは敵と連合国との外交関係を破ることであり、その次ぎは敵の軍を討つことであり、最もまずいのは敵の城を攻めるということである。
もう一個、雰囲気で戦争支援したがる、どこかの国のおめでたい首相に。
善く兵を用うる者は、道を修めて法を保つ。故に能く勝敗の政を為す。
――戦争の上手な人は、[人心を統一させるような]政治を立派に行い、さらに[軍隊編成などの]軍制をよく守る。だから勝敗を[自由に]決することができるのである。
莫大な予算突っ込んで新品の兵器買いこんでるようだけど、いざというときに勝てるような政治してますか?
2003/03/17 ボタン
孔明は「智多けれども妖に近し」(
魯迅の評あたりの挨拶)
こんばんは、鈴凛です。
日曜日のラジオ「すみすみナイト」で、川澄綾子さんが「尊敬する人」に諸葛孔明を挙げてたので……そういえば、と思って
岩波文庫版小川環樹・金田純一郎訳『完訳三国志』全8巻、註まで読み通したら一日終わっちゃいました(笑)。
でも「諸葛亮孔明」って言っちゃうと、ますみんでなくても「どこまでが名字でどこからが名前?」ってツッコミたくなるかも。名字、名前、字(あざな)を一緒に言っちゃうから……。
でも諡(おくりな)や、名前の代わりに使われる官職名はあまり知られてないような気がするかな。まあ、いまの表現で言うと、名将・名宰相ではあっても、しょせん敗戦国の人だからなぁ(笑)。
それはさておいて(ここは歴史サイトではありません!・笑)、その「すみすみナイト」、とうとう打ち切り!
……なんとなく先月末あたりからそんなカンジはしてたんだけどね。というのは、「おいおい、その問題発言は(編集で)切ってあげてよー!」というのが、そのまま流れるようになってきてたから、もう放置状態なのかなあ、と思って。
ますみんの「荒鷲」っぷりが聞けなくなるのは残念ですね〜。最近その前の「やさぐれ」も、
余計なドラマのせいでどうも不足気味だし。
ラジプリにしてもすみすみにしても、ラジオ局としては、最初は声優アイドル路線のつもりで企画したんだと思うけど、まさか
こんなにパーソナリティが爆裂しちゃうとは思わなかっただろうなあ。予想外の掘り出し物だったと思うんだけど、事務所とか偉い人からしたら地雷だったかしら?(笑)
で、「荒鷲」の前のG'sラジオ、「爆弾発言」でピンポイント爆撃が命中した人がかなり
いらっしゃる模様で……。そう、なっちゃんの「第二ボタン」発言。
でも、第二ボタンもらいに行くってことは詰襟の制服だよね?
いや、ウチのアニキの場合、中高ともに制服ブレザーだったんで、第二ボタンの意味がまるでなかったから。だって、あれって胸の近くだからポイントがあるわけで、ブレザーだと該当箇所がないかなあ、と思って。バッジはなんか違うような気がするし。
白衣でも、ケーシー型ならともかく、普通の白衣だとブレザーと同じことになっちゃうし(笑)。
ブレザーの制服だと、「第二ボタン」イベントみたいなのはどうするんだろ? あ、キャラコレ可憐ちゃんじゃないけど、「生徒手帳」イベントで代用??
うーん、胸の近くにいつもつけてたモノ、ってことなのかなあ。ウチの場合はいまだと……いや、確かに胸ポケットにさしてるの見てるけど、ゼブラ水性ボールペン(
アスクル特価79円)なんかいらないってば……。
あっ、写真が入ってていつも身につけてて、世界で一つしかないといえば、パスポート! って、人に譲ると旅券法違反か(苦笑)。携帯電話も胸ポケットに入れてるけど、あれもらっても……。
……なんか、いつの間にか
形見分けイベントみたいになっちゃいました(笑)。
というわけで、終わる「荒鷲」と、「ボタン」つながりで、
♪若い血潮の予科練の〜七つボタンは桜に錨♭
という歌が頭の中でリピートしてた月曜日でした(苦笑)。
2003/03/14 あんびりーばぶる
「考えられない」「信じられない」「ありえない」(
大事件・大事故が起きたときの自称「専門家」の反応あたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です☆
実際に起きちゃってるんだから、「ありえない」はないと思うんだけど、なぜか「専門」と自称する人に限ってこういう反応しますよね〜。
と、毎回カタイ話題になってもアレなんで……
今日はホワイトデー。
中国大陸のほうでは、バレンタインデーは「情人節」で定着しつつあるけど、ホワイトデーはまだかな? 台湾では、バレンタインが「情人節」、ホワイトデーが「白色情人節」と
直訳されて(笑)、イベントデーとして定着してきてるみたいだけど……。
あ、でも本来の「情人節」は旧暦7月7日の七夕です。……
やっぱり経済的に余裕が出てくると、こういうイベントって増える一方なのかしら(笑)。
ウチでは台湾の新聞社
「聯合報」のニュース速報メールマガジンを購読してるんだけど
……毎日はとても読む暇ないのが実情だけど……それの広告というか、キャンペーンで
こんなのが。
温泉とかもあるけど、やっぱ最後は宝石か〜と思いながら見てたら、
コレ……。
あのー、12系列っていうから星座かと思ったら、
干支ですか?(爆笑) しかも向こうでは猪はイノシシではなくてブタだし(笑)。
これネックレスみたいだけど、日本でプレゼントしたら相手は引くと思うな〜。とくにブタはイメージが全然違うから……。
まあ、ウチの場合、根本的に「ありえない」話なんで、好きにしてね、っていうオチなんですけどね(笑)。万一にも必要が生じたら……やっぱ「信じられない」って反応しちゃうな、私(笑)。
>望月明夜さん(3/14)
>しゃる姉様のところにウソ債権回収督促メール。
ウチには来ないんですよね〜。もしかして違う意味のブラックリスト入りしてるのかしら?(笑)
ツッコミ入れるのも馬鹿馬鹿しいような気もするけど、念のために〜☆
この度は過去に
あなた様が使用された電話回線から接続された
アダルトサイト利用料金について運営業者より
未納利用料金に関する債権譲渡を受けましたので
私共が未納利用料金の回収作業を
代行させて頂く事になりましたので御連絡させて頂きます。
あははーっ☆(ある意味
私らのコンペチタあたりの挨拶)ってとこでしょーか(笑)。
民法467条で、債権譲渡するなら「誰々に譲渡したよ」って通知しないとならない上に、同2項で
その通知は「確定日付ある証書」でないとあかんよ、と書いてあるので……。「譲渡しました」という通知がきちんと書面で来ない以上お話にもならないんですけどね〜。
「確定日付ある証書」としては公正証書、公証人役場で日付を押してもらった書類、あるいは内容証明郵便で、最後の内容証明が一番ポピュラーでしょうけど……どうやってもメールじゃムリです。
あと、
回収代行手数料: 5920円
免許は?(笑)
無免許で回収代行して金銭的利益って、かなーり危ない橋ですよ〜。下手すりゃ
弁護士法違反。
【振込先口座】=========================
三井住友銀行:新宿西口支店
口座番号:普)8*3478*
口座名義:ア*ヤマ ミ*リ
=======================================
(株)債権DATA.OFFICE
代表:青* み*り
情報管理システム部
TEL:03-3544-62**
FAX:03-3544-62**
携帯:090-1281-39**
担当:近* 祐二
え、これがウチに来たらどうするか、って??
まあ、タイミングというか、どれくらいヒマと気力があるかによるけど……。
暇つぶしに「債権債務不存在確認の訴え」でも起こして、そのついでで
この銀行口座について、銀行に対して第三者文書提出命令も申し立てるかなあ。電話と携帯の番号もあるからそっちも申し立てるか……。
会社の登記簿謄本(登記事項全部証明書)は管轄の法務局さえ分かれば、係争前でもすぐ取れるけど、登記してあるはずないし(苦笑)。住所氏名が分かれば、係争事件ってことで住民票請求しちゃうけどね〜。
多分、「確認の訴え」起こしても、被告の住所が不明かデタラメで、訴状が戻ってきちゃうだろうから、書留に付する送達か公示送達になるだろうけど……。このメールだけだと住所不明だから、いきなり公示送達(裁判所の掲示板に
晒して貼ってもらう)。とにかく裁判上「届いた」ことにさえなれば、第一回口頭弁論欠席で確定〜♪
それだけのヒマがなかったら、こないだみたいに
司直にそのまま転送かな。
……やっぱこういうこと言ってると、ブラックリスト載ってるかしら?(笑)
あー、銀行口座と電話番号ですけど、誰か実在する人間のを偽って利用していたら、下手に晒すとその人に迷惑かかるんで、一部伏せさせてもらいました。
ほら、ウラミツラミがあったら、
こういう違法メールにその恨む相手の口座使うっていう「オペレーション“漁夫の利”」がありそうだから……。
というか、何か別件で私が本気で逆上したら、なまじ単純に晒すより、それくらいの作戦というか謀略は兄妹合作でやるかもしれない(笑)。……03/10の占いの「キレてしまうと手がつけられない」とか「他人に対して挑発的、敵対的になることもある」が、びみょーに当たってるような気がする(笑)。
ところで、
振り込みの際には必ず回収整理番号を
名前の前に御入力して下さい。
速やかに御入金して頂けない場合は
あなた様の登録情報および個人情報を含めて
私共から各地域の債権関連業者及び
最寄りの関連事務所へ債権譲渡を致しますので
最終的に集金専門担当員を御自宅などに
訪問をさせて頂きます。
もう問題とは全然関係なくなっちゃうんだけど、
日本語として添削したくなっちゃうのは性でしょーか?(笑)
「御入力ください」「御入金いただけない場合は」「私ども」「訪問させていただきます」だよね……。詐欺でも脅迫でも、もうちょっと日本語勉強してから来てほしいな♪
2003/03/12 貧困
「俗語で恐縮ながら、ジリ貧を避けようとしてドカ貧にならぬよう、十分の注意を願いたい」(
米内海相あたりの挨拶)
こんばんは、鈴凛です♪
日経平均がガタガタ下がって、政府・財界はドタバタを演じてますが、焦ってやることは皆ムダ、小手先の(自称)改革をすると、後でどこに副作用が来るか分かったもんじゃないですね……。
「株高は善ではない」とは、週刊ダイヤモンド出身の超ベテラン株価分析家の「提言」だけど、10年近く前の話なのに、まだ分かってない人が多すぎる……。「安く買って高く売る」は市場経済の基礎ですよ〜。
まあ、どこかの近くて遠い国みたいに統制経済にしちゃえば安心できる人なんだろうけど
>真紀奈さん(3/11)
> 普通なら内容について名誉毀損で争うようなことも、著作権法で訴えれば簡単に言論を封殺することができてしまうという前例ができてしまったわけです。
うーん、法律解釈とかの問題以前に、なんか手の施しようがないってカンジがするんですけど……。
判決速報を読むと、事件?というか、問題のビラ配布が行われたのが平成13年5月ってあるけど、それが平成13年中に提訴されて(事件番号からすると夏前くらいかな?)、弁論終結が平成14年12月18日って、この手の合議の事件にしてはえらく早くない?
「スピード裁判」は大事だけど、どうも最近、結論を急いで適当に出してるんじゃないか、って疑いたくなるケースが多いような気がする……。
この事件だと、争点そのもので揉めるような中身で、「著作権の侵害だ」に対して「そういう問題か?」って反論するのが普通だと思うんだけど、争点整理(本格的な言い争いの前に、どこが争点か整理する手続き)で、さーっと片付けられちゃったのかなあ。
準備的口頭弁論(公開の法廷で争点を整理する)になってなくて、弁論準備手続(書記官室に当事者だけ入って行う、非公開)にされてたら、何が行われたのかは闇の中だよね。
争点が整理されちゃってる以上、控訴・上告で「言論の自由」を新しく持ち出すのも難しそうだし、そうなると憲法問題のはずなのに上告まで行かない(行けない)ということにもなりそう(いまの民事訴訟法はむやみやたらな上告ができないように制限しているので)。
……著作権の問題以前に、司法制度が相当ヤバイんじゃないか、裁判制度というか裁判官をどうにかしないと、少人数で急ぐあまりにメチャクチャな判決が増えるんじゃないか、と危惧してます……。
別にコレが宗教事件だから思い出したわけではないけど(笑)、戦中の特高警察による新興宗教弾圧事件で、「神代文字を勝手に作ったのは不敬罪だ」という特高警察の主張に、さすがに鵜呑みにはできないけど無罪判決も出せずに「この非常時、敵に利用されるかもしれず、時局柄好ましくない」みたいなワケの分からない判決で逃げたケースがあったけど、トンチンカンなとこで適当に片付けちゃおうという点で似ているような気がする……杞憂だといいんだけどね。
(蛇足というか追記)
この判決、深刻な問題があるんだけど、マスメディアが取り上げなかったのは……単に宗教的な内輪もめみたいなのに関わりたくなかったからじゃないかなあ。正直、私もこういう宗教がらみの話は、あんまり触れたくないもん(苦笑)。著作権と言論というテーマは重要だけど、争ってる人たちが関わりたくない分野、ってカンジかな。
>ワダツミさん
>当時の海軍は洋食だとか、白米じゃなくて麦飯だとか以前の問題として、士官待遇なのに食事が貧し過ぎ(笑)
森鴎外(というか森林太郎)vs高木兼寛……(笑)。
脚気でバタバタ倒れだしたらイヤですね(こらこら)。
>輪王ひろみさん (03/11)
> 銀行カードに大切な人の写真を みずほ銀
> 肖像権のあるタレントなどを除けば、店舗へ持ち込む写真は自由。
>でも声優さんなら「妹です」とかで通りそう(笑)。
だから某銀行は、あのときコピーライト取って「さくらカード」作ってれば、合併なんかしなくても済んだかもしれないのに〜……って何の話?(笑)
ちゃんと話通して、雑誌特典とかファンクラブ特典とかで「キャッシュカード用の写真配布です〜♪」とかやったら面白いかも〜。
でもそうなったら写真配布より、いままでもピーター・ラビットとかであったように、最初から銀行と組むことになるかな?
もしも突然、12種類の口座を作る羽目になったらどうしますか?(滅殺)
あ、私はユーロ建て大口定期担当ってことで……。
ボランティア貯金だとセリフがシャレにならないから(笑)
2003/03/10 向き不向き
2003/03/09 いまさらだけど(苦笑)
「きょうは十五世紀以降のことは何一つ見ていないな。」(
金縁の鼻眼鏡あたりの挨拶)
こんばんは、鈴凛です♪
というわけで、現実に疲れると歴史に逃げちゃうわけですが……ほとんどマトモに見ていないので、日経平均安値更新とか、政治経済系の話題はパスの方向で(笑)。
ここんとこウチのアニキは、「リズムが健康的だと体調が不健康」という状態だったりします。朝起きて夜寝ちゃうと、仕事が進まないばかりか、血圧が乱れたりカゼ気味だったりタイヘンみたい。
お風呂上りに倒れかけたときはもうダメかと思いましたけど(汗)。 つか、どーしても不健康生活でないと動けないのか、この人は(苦笑)。
「憤りを発しては憂いを忘れ」の本来の意味とは違うんだけど、なんかしらに対して怒ってるときのほうがアクティブにはなるみたい。
困ったときは戦争仕掛けるどこかの国に似てるかな?
それはそれとして。
こないだの「ひな祭り」人形配置について、
四葉ちゃんから情報が。
……
写真のURLがまたびみょーだなぁ、ってそれは別としてえーと、
写真だけ見ても良くわかんないんだけど〜(笑)。
「豪華100段飾り」「100段ともなると、もはや全く関係ないものが並べられてますね」ってネタは誰だっけか、とよく考えたら『赤ずきんチャチャ』だったことを思い出したけど、実のところ7段でもあんまり変わんないような気がした(笑)。
あ、そういえば、ウチはここんとこ誕生日はスルーさせてもらってるんだけど、各所で千影ちゃん誕生日のお祝いがありましたね〜♪
雛子ちゃんとこは
ゲストを呼んでのお祝い。って、ミイラ……(笑)。
第3種永久死体とかのネタはさすがに私もパスなんだけどなあ〜。
手元に写真がないわけじゃないんだけど……『現代の法医学』とか……
とか言ってたら、
千影ちゃん本人見てビックリ。
「プラーグのローエンシュタイン!不老若返りの秘法」
(事件簿あたりの挨拶)とか叫んじゃいました(笑)。
RePureではフランス語?ラテン語?の原書を読んでたからなあ……。私が澁澤龍彦あたりの付け焼刃で応じられるわけはないか(笑)。
>四葉ちゃん
>MAS-R 兄チャマ
>10万 HIT おめでとうデス〜!
と聞いて、
赤の7号さんとこ見に行ったらクスリの名前がイキナリ……(笑)。
まあ、私の場合、クスリの名前で検索多いんでどーってことはないんですが……「ガチフロ」の
副作用報告が出たら、検索で来る人増えるし(笑)。
スミマセン、そういうのはちゃんとしたサイト行ってください……。
さて、商品名のほうが有名な(って、コレに限らずクスリはほとんどそうだけど……アセチルサリチル酸より「アスピリン」だろうし、ビタミンC=アスコルビン酸なんてすぐには出てこないよね)、一般名「クエン酸シルデナフィル」ですが……。手元の『治療薬マニュアル』によると
【注意】の欄に
「(5)本剤は催淫剤又は性欲増進剤ではない」って明記されてます(笑)。
で、さらに読んでみると……。
【過量投与】
外国において、健常被験者に800mgまで単回投与した場合、有害事象は低用量で認められたものと同様であったが、その頻度と重症度は上昇した。200mg投与ではより高い有効性を示すことはなかったが有害事象(頭痛、潮紅、めまい、消化不良、鼻炎、視覚障害)の発現率は増加。100mgの有害事象発現率は、承認用量である25mg及び50mgより高い
……まどろっこしい書き方してますが、早い話が「普通は多くても50mgなんだけど、試しにその
16倍の800mgまで飲ませてみました。4倍の200mg飲ませてみても、本来の効果が出やすくはならなかったけど、いわゆる
副作用はたくさん派手に出ました」っていうこと。
ムチャするなあ(汗)。

……とか何とか言ってたら、なんか
こんなもの→が発掘されたんですが……
……なぜウチにあるの、これ??
むかーし、知人の薬剤師に頼まれましてね。何でも製薬会社経由だと情報が入らんとかで。
いや、ちょっと待った、問題そこと違う。そうじゃなくって、なんでそれがウチだと手に入って、しかもこんなとこに捨ててあるわけ?
FDA(アメリカ連邦食品医薬局)に情報公開法で「くれ」と言ったら、「Webに置いてあるから、そっち見てからそれでも足りない分を請求してください」と返信してきたんですよ。当時、国内未承認でしたけど、勝手に輸入されて使われちゃう状況で……現場サイドでは情報要るんですよね、死亡例も出始めてましたし。
昔っから「困ったときはダメモトで直接打電しちゃう」性格は変わってないのね(笑)。
アメリカはFOIA(Freedom of Information Act.直訳すると「情報の自由法」)の国ですから、それは。日本で情報公開法が作られる前から、ちょっとだけですが見て驚いていた世界でしたし……。必ずしもアメリカを手離しで誉めるわけではないですけれども、ことに法制度の点ではそう礼賛ばかりはできないんですけども、はるかに進んでいる部分は否定しようのない事実としてあるわけですから。
なーんか話がかみ合ってないような気もするけど……。
(聞いてない)FOIAが、電子化に対応してネットからのアクセス可能になったのが1996年ですね。しかし、それ以前から、FOIAは「何人も」請求できるというわけです、アメリカ国民に限定していないわけですね、それで請求だけはしてみるかという考えで……
あ、だめだ、こりゃ話にならないわ(苦笑)。
まあ、とりあえず当たってみよう、というのは国際人として必要な感覚なのかなぁ、というあたりで、深く追及しないことにしとくかな(笑)。
そうそう、この文書、日付を見れば分かるように97年10月申請当時のものなんで、いまは情報がupdateされてると思います〜。文書番号
(もう“New” Drug Approval Reportsじゃないと思う)とか、内容を鵜呑みにしないでくださいね。
また話は変わって。
千影ちゃん誕生日関連で盛り上がってるかな、と思って、ひさびさに台湾サイト見に行ってみたら……。
>公告一:發言未滿五字者將遭受千影的制裁三天
>公告二:張貼過量怨念物的人鈴凜抓去做實驗三天
>公告三:使用推倒等不雅詞句者春歌調教三天
>公告四:貼回鍋圖的人白雪抓去調理
>(蒲燒/生煎/油炸/清蒸/回鍋自己選)
トップに注意書きが出てますね〜と一瞬思ったんだけど、なんじゃこりゃ(笑)。
「発言が5字未満の者は千影ちゃんの制裁を3日間受ける」
「多すぎる“怨念物”を貼った者は鈴凛の実験に3日間連れ去られる」
「“使用推倒”などの美しくない言葉を使った者は春歌ちゃんの調教を3日間受ける」
「“回鍋圖”を貼った者は白雪ちゃんに調理される(蒲焼、焼く、揚げる、蒸す、しゃぶしゃぶのうち自分で選ぶ)」
※その後、各種用例から推測するに(辞書になんか出てません、こんな中国語(笑))、
“怨念物”というのは画像や動画などで怨念を招く(羨ましがらせる)もの?
“回鍋圖”は同じ画像の繰り返し?
のようです……つまりやたらめったら画像や動画を貼るんじゃないよ、みたいなカンジみたい。
で、電光掲示風に流れてるのが
>千影的制裁即將降臨,違反版規的人請小心……
「千影ちゃんの制裁は即座に降りるであろう、板の規約に違反するものは注意せよ」……
えと、シスプリってそういうお話でしたっけ?(笑)
2003/03/04 桃の節句
ひな祭りの人形って、正確な位置がよく分かんないんだよね(昨年放送のラジプリでの小林由美子さんあたりの挨拶)
こんにちは、鈴凛です☆
えー、この混沌とした部屋では、昨年のカセットテープなんか即座に出てくるはずがないので記憶で書いてます……あいまいでゴメン。
まあ、確かに一番上は間違いようもないけど、2段目からは記憶微妙かも〜。まして7段飾りともなると、下のほうは何がなにやら……。
イエ思想断固排撃のウチでは全然縁がないんで、せいぜい「あられ」買って食べるくらいですが……お姉ちゃんとこは12段飾りだとか聞いて驚いたり。いいとこのお嬢様だったのね……。
わたくし、もっとも好きな条文が憲法24条「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し……」なんですが……。黙れ。また脱線するから。
脱線といえば、ここんとこネタがあるようなないような状態だったんで、また少し開いちゃいましたね〜。2.26事件やら、二二八事件やら、書いたとたんに論説サイトになっちゃうアブナイ日が多かったんで(笑)。
をとめらの ひなまつる日に いくさをば
とゞめしいさを おもひてにけり
……あ、油断するとやっぱり危ない(笑)。ひなまつりでもコレか(汗)。
日本の国会の閣僚席とか、外国の公式行事のときの並び順を「ひな壇」と呼んだりもするけど……ソ連とか、並び方の変化で内情を観察する「ソ連ウォッチャー」がいたり……って、どこまで行ってもこの路線ですか、ウチは(苦笑)。
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